ペルシン
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| ペルシン | |
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[(R,12Z,15Z)-2-hydroxy-4-oxohenicosa-12,15-dienyl] acetate |
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| 識別情報 | |
| PubChem | 6365563 |
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| 特性 | |
| 化学式 | C23H40O4 |
| モル質量 | 380.5613 |
| 特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 | |
ペルシン(Persin)はアボカドに含まれている殺菌作用のある毒素で、ごく最近になって分離された。
通常ヒトに対しては無害だが、家畜が大量に摂取すると危険である。乳癌の治療薬としての利用が提案されている[1]。
ペルシンの化学作用はまだ解明されていない。しかしそれは脂肪酸に似ており、油脂によって運ばれ、果実の種子の核から果肉へ達する。ヒトへの悪影響は主にアレルギーを持つ個人に対するものと思われる。
[編集] 病理学
アボカドあるいはワカモレをヒト以外の動物に与えることは一切行うべきでない。症状には胃腸刺激、嘔吐、下痢、呼吸困難、うっ血、心臓組織周辺の体液貯留から死に至ることすらある。ことに鳥類はこの有毒な化合物に敏感なようである。 種子はイヌやネコの腸管に詰まり外科手術による除去が必要になることがある。
- 鳥類:心悸亢進、心筋組織の損傷、呼吸困難、羽毛の発育異常、不安、虚弱、無気力などの症状が見られる。大量に摂取した場合、急性呼吸器症候群(呼吸停止)を引き起こし、摂取後およそ12時間から24時間のうちに死に至る。
- 授乳期のウサギ、ラット:葉あるいは樹皮を摂取すると、非伝染性乳腺炎と無乳を引き起こす。
- ウサギ:葉を摂取すると心臓不整脈、顎下浮腫を引き起こし死に至る。
- ウシおよびヤギ:葉あるいは樹皮を摂取すると、乳腺炎を引き起こす。
- ウマ:葉あるいは樹皮を摂取すると、乳腺炎を引き起こす。
- ウサギ、ブタ、ネズミ、ヒツジ、ダチョウ、ニワトリ、シチメンチョウおよび魚類:上述の中毒に類似した症状。
ペルシンの影響は動物の種類によって異なっており、致死量はわかっていない[2][3]。
[編集] 医学的な利用
最近になってペルシンが乳癌の細胞を破壊することが発見された。さらに乳癌の抗癌剤であるタモキシフェンの効果を強化することが示されている。これにより現在使われている抗癌剤の必要な投与量を減らすことができる可能性がある。しかしペルシンは不溶性が高く、水溶性の錠剤の形状にするためにはさらに研究が必要である。この研究結果は2007年6月4日にウルティモのパワーハウス博物館で行われたオーストラリア医学研究協会の会合においてガルバン研究所により発表された[4]。
[編集] 参照
- ^ Butt AJ, Roberts CG, Seawright AA, Oelrichs PB, MacLeod JK, Liaw TYE, Kavallaris M, Somers-Edgar TJ, Lehrbach GM, Watts CK and Sutherland RL (2006). "A novel plant toxin, persin, with in vivo activity in the mammary gland, induces Bim-dependent apoptosis in human breast cancer cells." Mol Cancer Ther 5: 2300-2309. abstract
- ^ CFIB article on avocados
- ^ Article on avocados
- ^ News story