ペルクナス

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ペルクナスリトアニア語: Perkūnas)とは、リトアニア神話で言及される神。ピクラスパトリムパスと並び、主要な三つの神格の一つに数えられている。

概要[編集]

ペルクナスは地方、部族によって異なった呼称で呼ばれていた。ラトヴィア人には「ウェザイス」ないし「ウェザイス・デウス」と呼ばれていた。それぞれ、「老人」「年と食ったおやじ」という意味である。「天空で太鼓を鳴らす者」という俗名でも呼ばれていた。

ペルクナスは雷神であり、他の神話におけるペルーンゼウスなどに相当する。とあるドイツの年代記では、「まさしくリトアニアのゼウスである」と言及されている。激怒すると、稲妻で黄金の樫の木を真っ二つにする。バルト地方では、雷はペルクナスの愚痴や独り言であると解釈されていた。

ペルクナスは雷神の要素の他に、鍛冶の神、ヴァルカンの特徴をも具備していた。リトアニアの民間伝承の中で、ペルクナスが鍛治の作業をしている姿が描かれている。

ペルクナスは、他の神々よりもワンランク上に置かれ、その他の神々を支配する、高尚で恐ろしい神格とみなされている。しかし、リトアニアの人々は、ペルクナスを「親しい神」と呼んでいる。これはリトアニアの異教が牧歌的、平和的な要素を有していたことの象徴と言われる。

一方で、A・ミエルジンスキーは、リトアニアのそれぞれの神格には格差の概念はなく、全ての神格は対等であるという見解を示し、ペルクナスが他の神々より格上であるという解釈を否定している。

参考文献[編集]

  • フェリックス・ギラン著、小海永二訳「ロシアの神話」(青土社)