ピクラス

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ピクラスとは、リトアニア神話で言及される神。パトリムパスペルクナスと共に、リトアニアの神話の三つの主要な神格の一つに数えられる。

概要[編集]

ピクラスは不幸、悪、憎悪を象徴する。地獄を根城とし、鋭い眼光に白髭を蓄えた蒼白な顔立ちの老人の姿で現れ、人々に不幸を振りまく。時折人間に対してを要求することがあり、ピクラスが立て続けに三度人前に現れた際には、凄惨な不幸に襲われ、生贄を捧げなければその不幸を回避できないと言い伝えられていた。

ピクラスには女神クルミネーとその娘、ニヨラと関連する伝説がある。ピクラスによってニヨラが誘拐され、クルミネーは娘を探す為各地を跋渉し、娘は見つからなかったものの、旅先で学んだ農耕の技法を各地の人々に伝授した、という経緯の話だが、この伝説にはギリシャ神話におけるデーメーテールコレーのエピソードの複製と解釈されている。

参考文献[編集]

  • フェリックス・ギラン著、小海永二訳「ロシアの神話」(青土社)