ブロモチモールブルー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

ブロモチモールブルー
ブロモチモールブルーの構造Bromothymol-blue-3D-balls.png
IUPAC名 4,4'-(3H-2,1 ベンゾキサチオール-3-イリデン)ビス [2 ブロモ-3-メチル-6-(1-メチルエチル)フェノール] S,S-ジオキシド
別名 ブロムチモールブルー
BTB
3',3''-ジブロモチモールスルホンフタレイン
分子式 C27H28Br2O5S
分子量 624.39
CAS登録番号 [76-59-5]
形状 淡黄色または淡紅色の粉末
密度 1.25 g/cm3,
融点 200–202 °C
SMILES CC(C)c1cc(c(C)c(Br)c1O)C3(O[S+](=O)(O)c2ccccc23)c4cc(C(C)C)c(O)c(Br)c4C
左から酸性、中性、塩基性のブロモチモールブルー溶液

ブロモチモールブルー(bromothymol blue)とは分析化学において用いられる酸塩基指示薬(pH指示薬)のひとつで、分子式 C27H28Br2O5Sで表される淡黄色または淡紅色の粉末である。ブロムチモールブルーとも称される。しばしば水溶液はBTB溶液と呼ばれる。酸を検出する指示薬として塩の形で市販されている。

分子量は624.39、pKaは7.10である。水に非常に溶けにくい性質を持つ。色の変化はpH < 6.0で黄色、pH > 7.6で青色でありその中間では緑色を示す。ただし非常に強い酸に対しては赤色を、非常に強い塩基に対しては紫色を示す。

酸性 ← (赤) − 黄 − 緑 − 青 − (紫) → 塩基性

中性付近の弱い酸や塩基の検出に用いられる。プールや養殖槽などでカルボン酸の検出などに使われる。

生物学でスライドを染色する際に使用されることもある。この場合、青色の水溶液としてサンプルに1–2滴加え細胞壁や核を青色に染める。

指示薬としての性質を示す簡単な実験のひとつとして、中性のブロモチモールブルー溶液にチューブで息を吹き込むというものが知られる。呼気に含まれる二酸化炭素が溶解することによって炭酸が生じ、溶液は酸性になるため緑から黄色へと変化する。

[編集] 色変化

ブロモチモールブルー
pHによる色の変化
6.0以下 7.6以上

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語