万能指示薬

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万能指示薬酸塩基指示薬であり、溶液性や塩基性、1〜14のpHに応じてはっきり呈色するいくつかの化合物の混合物である。万能指示薬は商業的に利用される物もあるが、最も多く利用されているのは1923年に専売特許を受けた「山田の指示薬」から派生したしたものである[1]。この化合物の詳細はChemical Abstractsを参照されたい[2]。山田の万能指示薬についての実験はジャーナル・オブ・ケミカル・エデュケーション英語版にも記載されている[3]。山田の指示薬は酸と塩基の確認に使用される。

現在はpH1〜14の一つずつに異なる色が割り当てられている万能pH試験紙も登場している。試験紙に呈された色と試験紙のロールの図の色を見比べ、溶液のpHを特定する。万能pH試験紙はpH4の水酸化マグネシウムが利用される。

典型的な万能指示薬は1-プロパノールフェノールフタレインナトリウム塩、水酸化カリウムメチルレッドブロモチモールブルー、一ナトリウム塩、そしてチモールブルーの一ナトリウム塩[4]で作られる。指示薬の色は次のように呈される。

pHの範囲 水溶液の性質
〜3 強酸
3-6 酸性 オレンジ色もしくは
7 中性
8-11 塩基
11〜 強塩基

脚注[編集]

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  1. ^ Jap. Pat. 99,664, Feb 21, 1933
  2. ^ Chem Abstr, 28, 2258 (1934)
  3. ^ For a discussion of these experiments, as well as recipes for Yamada and other universal indicators, see Foster, S.L. and Gruntfest, J.Chem.Educ., 14, 274 (1937)
  4. ^ "Universal Indicator". ISCID Encyclopedia of Science and Philosophy.

関連項目[編集]