ティ・ロン

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ティ・ロン
狄龍
本名 譚富榮
生年月日 1946年8月3日(68歳)
出生地 広東省新会区

ティ・ロン(狄龍 1946年8月3日-)は、香港の俳優。

日本では『男たちの挽歌』シリーズの出演で知られているが、元は武術映画全盛期の香港で、数多くの映画に主演した俳優であった。カンフー映画の製作本数の減少によって人気も低迷したが、『男たちの挽歌』で復活を果たした。以来、出演作こそ少ないものの、現在も活躍している。

略歴[編集]

ティ・ロンは1968年にショウ・ブラザーズの俳優養成所に入った。翌年、『死角』のオーディションにおいて、張徹監督に指名されて主役を演じた。彼は主に楚原監督の作品で最も多く主役を演じ、『楚留香』、『蝙蝠傳奇』、『天涯明月刀』、『多情剣客無情剣』などの作品で主役を演じた。彼はさらに張徹監督に認められ、姜大衛とのダブルキャストで最も成功を収めた。これらの実績により、ティ・ロンは張徹監督の『保鏢』(1969)、『ヴェンジェンス 報仇』(1970)、『英雄十三傑』(1970)、『新・片腕必殺剣』(1971)等で姜大衛と共に出演した。

彼は端正な外見をしており、詠春拳の達人でありカンフーの腕も確かだった。そのため、彼の主演した映画は、台湾や東南アジアで一世を風靡し、彼も一躍人気を博した。

1973年、彼は『ブラッド・ブラザース 刺馬』にて悪役の馬新貽を演じ、第11回金馬奨の優秀演技特別賞を獲得、同時に第19回アジア太平洋映画祭の表現特出性格男優賞をも獲得した。この後、彼は『冷血十三鷹』(1979)にて第25回アジア太平洋映画祭の演技最特出男優賞を獲得した。彼は卓越した演技力とアクションにより、武侠映画のトップスターとなり、多くの賞を獲得した。

1985年6月、彼はショウ・ブラザーズを離れた。ショウ・ブラザーズでは18年間で80作以上の映画に出演した。さらに『後生』や『電單車』などの監督を務めた。

ショウ・ブラザーズ退社後は一時低迷するが、1986年の『男たちの挽歌』にて復活を果たし、第23回金馬奨の最優秀主演男優賞を受賞した。以後、出演作品は少ないものの重厚な演技を見せ続けている。2000年には『流星 THE KID』で第19回香港電影金像奨最優秀助演男優賞を受賞している。

主な出演作品[編集]

外部リンク[編集]