ダイオミード諸島

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東側アラスカと西側チュクチ半島の間のベーリング海峡の真ん中に位置するダイオミード諸島
北から見たダイオミード諸島。左がリトルダイオミード島(米)、右がビッグダイオミード島(露)
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ダイオミード諸島(ダイオミードしょとう、Diomede Islands、ロシア語: острова Диомида、グヴォーズデフ諸島 Gvozdev Islands とも)とはベーリング海峡の中間にある諸島

地理[編集]

リトルダイオミード島とビッグダイオミード島の二つの島からなる。

二つの島の間は3.7kmで、両島の中間点を国境日付変更線が通っている。アメリカ領とロシア領の最も接近している場所である。位置は、北緯65度47分00秒西経169度01分00秒

歴史[編集]

この島々にはエスキモーユピクの人々が住んでいた。1648年、ロシアの探検家セミョン・デジニョフ(Semyon Dezhnev)が島に到着した最初のヨーロッパ人である。しかしデジニョフの航海は19世紀後半まで忘れられており、1728年8月16日ヴィトゥス・ベーリングが再発見・命名したとされる。再発見した8月16日はロシア正教会タルソスの聖ディオメデスを祝う日であり、これにちなみ現在の名となった。またロシアの測地学者ミハイル・グヴォーズデフ(Mikhail Gvozdev)が島の位置を地図に記した(別名のグヴォーズデフ諸島の名はこれにちなむ)。

1867年にアメリカ合衆国がロシア帝国からアラスカを買収したことにより、現在の領域が確定している(アラスカ購入)。この際の米露間の条約では、ダイオミード諸島の二つの島の中間線をまっすぐ北極海へと伸ばした線を国境と定めている。

アメリカ側のリトルダイオミード島には100人強の人が住んでいるが、ロシア側のビッグダイオミード島は冷戦中にソ連政府が先住民であるユピクの人々を本土に強制移住させたため無人である。

外部リンク[編集]