シャル・ウィ・ダンス? (曲)

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シャル・ウィ・ダンス?
Shall We Dance?
王様と私』使用楽曲
出版1951年
作詞者オスカー・ハマースタイン2世
作曲者リチャード・ロジャース

『シャル・ウィ・ダンス?』(英語: Shall We Dance?)は、1951年に初演されたロジャース&ハマースタインミュージカル王様と私』のショー・チューン[1]

オリジナル・ブロードウェイ・プロダクションでは、アンナ役のガートルード・ローレンス王様役のユル・ブリンナーが歌唱した[2]ロンドンのオリジナル・ウエスト・エンド・プロダクションでは、アンナ役のヴァレリー・ホブソン、1956年映画王様と私』では、デボラ・カー吹替マーニ・ニクソンが歌唱した[2]

主に王様の視点による『The Song of the King 』の次の曲である。アンナと王様が「愛」の意味について議論し、王様は「単なる快楽のばかげた複雑化」で「おとぎ話」と主張し、愛は現実に自然に存在すると信じるアンナと対立した後、アンナがイギリス式ダンスが好きだったことを思い出す。アンナは王様に簡単な方法で愛について説明しようとし、一目ぼれの経験を歌で語る[3]

この曲は「踊りませんか」の意味の題名通り、アンナと王様によるポルカのダンス・シーンで有名である。王様は飛び跳ねるように大げさに踊る。通常このダンス・シーンは舞台を広く使用して行われる。

2004年にニクソンとブリンナーによる映画版が、アメリカ映画主題歌ベスト100の第54位にランクインした。

カバー[編集]

1996年1月27日に公開された、周防正行監督日本映画Shall we ダンス?』はこの曲からタイトルが採られ、大貫妙子によるカバー曲が主題歌となっている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 映画『いつでも夢を』は日活調布撮影所で撮影された。

出典[編集]

  1. ^ Fuld, James J. (2000). The Book of World Famous Music: Classical, Popular, and Folk. Courier Dover Publications. p. 494. ISBN 9780486414751 
  2. ^ a b Hischak, Thomas S. (2007). The Rodgers and Hammerstein Encyclopedia. ABC-CLIO. p. 242. ISBN 9780313341403 
  3. ^ Pymm, John (2005). A Student's Guide to A2 Performance Studies for the OCR Specification. Rhinegold Publishing Ltd. p. 108. ISBN 9781904226499 
  4. ^ a b c 布田駅・京王多摩川駅の列車接近メロディーが映画の主題歌に変わります!』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄/調布市、2020年2月6日https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2019/nr20200206_melody.pdf2020年2月13日閲覧 
  5. ^ a b (2月6日発表)布田駅・京王多摩川駅の列車接近メロディーが映画の主題歌に”. 調布市ホームページ (2020年2月6日). 2020年7月27日閲覧。

関連項目[編集]