シボレー・マリブ

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シボレー・マリブ (Chevrolet Malibu) はゼネラルモーターズシボレーブランドで販売する中型セダンである。

概要[編集]

元々は1964年に登場したシェベルの上級グレードの名称であったが、1978年にシェベルの生産を終了後はセダンの名称として独立し、途中の中断はあるが、現在まで引き継がれている。 メカニズムやサイズなどを鑑みると、(日本車的に表現すると)5代目からが「シボレー・マリブ」となるのだが、この項ではその前身にあたるシェベルについても簡略的に触れる。

歴史[編集]

3代目までの

初代(1964-1967年)[編集]

Chevelle 006.jpg

シボレーシェベルとして1964年に登場。セダン、ステーションワゴンクーペコンバーチブルと幅広いバリエーションを展開するとともに、スタイリッシュかつ機能的なコンセプトが受け、爆発的に売れた。クーペには高出力モデルの「SS」も用意された。

2代目(1968-1972年)[編集]

Chevrolet Chevelle Malibu Coupe.jpg

初のフルモデルチェンジ。ボディバリエーションは初代と同じく4種だが、そのエクステリアは角が取れてややラウンドなイメージとなっている。SSに採用されるV型8気筒エンジンは4.6Lから5.0Lに置換されたが、後に排ガス規制が強化されたことによって強力なイメージは徐々に消えた。

3代目(1973-1977年)[編集]

クーペ

上述の排ガス規制強化に伴い、基本性能を充実させた。 ボディバリエーションはコンバーチブルが落ち、「セダン」「クーペ」「ステーションワゴン」の3種となった。1974年、「シェベルデラックス」を「シェベル」に変更。クーペに設定された「SS」は1976年まで生産された。 NASCARにおいて活躍したモデルでもある。

4代目(1978-1983年)[編集]

セダン

この代より「マリブ」として独立。世界的にダウンサイジングの傾向が強まり、プラットフォーム(Gプラットフォーム)やメカニズムを新設計するなどして4代目もこの流れに沿うこととなった。ボディバリエーションは3代目と同じで3種。

5代目(1997-2003年)[編集]

Chevrolet-Malibu.jpg

1987年から1996年まで生産されたセダン「コルシカ」がメーカーの予想に反して不人気となっていたため、1997年にブランドを復活させた。5代目は「Nプラットフォーム」を採用したコルシカの流れを受け、FFを採用。エンジンはV型6気筒の3.1Lと直列4気筒の2.2Lを採用し、4代目までと比べると大幅にダウンサイジングされている。

6代目(2004-2007年)[編集]

2004-2005 Chevrolet Malibu -- 05-01-2010.jpg

同じGMグループであるオペルの中型車「ベクトラ」(3代目、通称:ベクトラC)のシャシー(=GMイプシロンプラットフォーム)をベースに開発。エンジンはエコテックと呼ばれる直列4気筒・2.2Lのほか、3.5Lと3.9LのV型6気筒も用意。派生車種としてシグナムをベースとしたハッチバック「マリブMAXX(マックス)」も用意された。また、この代より高性能モデルの「SS」も復活している。


7代目(2007-2011年)[編集]

2008 Chevrolet Malibu LS -- 11-25-2009.jpg

メカニズムの多くは6代目のキャリーオーバーだが、細部にわたり改良が施された。その結果、2008年北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、2010年にはGMグループ全体においてもベストセラーの座を獲得している。

8代目(2011年- 、V300型)[編集]

2013 Chevrolet Malibu Eco 2SA -- 02-29-2012.JPG

GMイプシロンⅡプラットフォームを採用した「オペル・インシグニア」をベースに開発された。新型は更なるエンジンのダウンサイジングが図られ、直列4気筒の2.0Lと2.4Lの2種になり、それらに6速ATが組み合わされる。衝突安全性についてもユーロNCAPの最高評価である☆☆☆☆☆(五つ星)を獲得している。この代よりアメリカはもちろん、欧州やアジア等においても発売され、世界戦略車としての使命も任されることとなる。ちなみに、2011年10月に8代目の市販型が世界で初めて生産開始されたのはアメリカではなく韓国韓国GM)であった[1]。尚、韓国においてはトスカの後継車種という位置づけであり、税金面で有利な2.0L・LPGi仕様(オーランドのものと同一)もラインナップされる。

2012年2月28日GMウズベキスタンにて生産が開始[2]ウズベキスタンでは同年7月から販売が開始された[3]

2013年5月31日には米国仕様マリブの2014年モデルが発表された。発売からわずか1年でフェイスリフトが行われ、フロントグリルの大型化など内外装の変更が行われた[4][5]

2013年6月12日、オーストラリア向けホールデン・マリブが発表された。シボレー版との外観上の相違点はエンブレムとグリル程度である。エンジンは2.4Lガソリンと2.0Lディーゼルの2種類となる[6][7]


脚注[編集]

  1. ^ GMのグローバルセダン、マリブ新型…韓国で生産開始Response 2011年10月19日(2012年3月29日閲覧)
  2. ^ Assembly of Chevrolet Malibu was started in Uzbekistan”. Autostat (2012年2月28日). 2013年8月25日閲覧。
  3. ^ Chevrolet Launches Malibu in Uzbekistan”. GM Media Online (2012年3月20日). 2013年8月25日閲覧。
  4. ^ 2014 Chevrolet Malibu is Roomier, More Efficient”. GM Media Online (2013年5月31日). 2013年7月7日閲覧。
  5. ^ Chevrolet Unveils 2014 Malibu with Cosmetic, Space and Engine Tweaks”. Carscoops (2013年5月31日). 2013年7月7日閲覧。
  6. ^ 2013 V300 Holden Malibu Product Information”. GM Media Online (2013年6月12日). 2013年7月7日閲覧。
  7. ^ Holden Launches New Malibu Sedan in Australia Priced from $28,490”. Carscoops (2013年6月13日). 2013年7月7日閲覧。

外部リンク[編集]