サイモン・フィッシャー・ターナー
サイモン・フィッシャー・ターナー(Simon Fisher Turner、1954年11月21日-)はイギリスのミュージシャン、作曲家である。主にデレク・ジャーマンの映画作品にサウンドトラックを提供したことで知られている。
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[編集] 略歴
子供の頃からテレビ番組の子役として活躍する。しかし、そのようなコマーシャルな世界に飽きて一度は表舞台から引退してしまった彼はザ・ガジェッツなどといったいくつかのグループ活動を経て、「キング・オブ・ルクセンブルグ」という奇妙な名前のミュージシャンとして再び登場することとなる。
1987年と1988年にその「キング・オブ・ルクセンブルグ」の名の通り、大金持ちの貴族が「税金対策」で音楽を作っているという諧謔的な虚構を設定として二枚のアルバムをリリースした。一枚目である『ローヤル・バスタード』は他のアーティストの楽曲をカバーした作品である。ザ・モンキーズといった60年代の音楽からパンク・ニューウェイブまでを広くカバーした。さらに二枚目である『サー』はサイモン自身のオリジナル曲で構成されている。この二枚で展開される世界は当時の最先端を行く作風ではないが、「どこかがヒネられている」と思わせるポップスに対する再解釈である。
これと平行してデレク・ジャーマンの映画『カラヴァッジオ』などのサウンドトラックを制作する。この仕事がポップスターからサウンドアレンジャーとしての路線を決定づける。その後、実名をアルバム名とした『サイモン・ターナー』ではそれ以降、彼がソロアルバムや映画音楽で展開するサウンドの出発点となる。執拗なサンプリング、録音して集めた人声や騒音を切りあわせた断片のコラージュ、無国籍的でアンビエントな色調が濃厚となる。さらにデレク・ジャーマンの映画から影響された「虚構の類縁性」も指摘される。
盟友であり仕事のパートナーであったデレク・ジャーマン亡き後もソロと映画音楽の世界で活躍しているが、"Swift"や"LANA LARA LATA"など映像の断片に音楽を付け加えてリリースするというパターンも生み出して、現在も積極的な創作活動を行っている。
ちなみに、同じミュージシャンであるルイ・フィリップ、元「マガジン」のベーシストであるバリー・アダムソンらと友人関係にある。
[編集] 主な作品
[編集] アルバム
- ローヤル・バスタード[Royal Bastard](1987年)
- サー["sir"](1988年)
- サイモン・ターナー[Simon Turner](1990年)
- revox volume 1 (1993年)
- Live Blue Roma(1995年)
- シュワルマ[Scwarma](1996年)
- Swift(2002年)
- LANA LARA LATA(2005年)
[編集] 映画音楽
- カラヴァッジオ[Caravaggio](1986年)
- ラスト・オブ・イングランド[The Last of England](1988年)
- Melancholia (1989年)
- ザ・ガーデン[The Garden](1990年)
- エドワード II[Edward II](1991年)
- アンモナイトのささやきを聞いた(1992年)
- Blue(1993年)
- Loaded(1994年)
- Nadja(1994年)
- ギャングスター・ナンバー1[Gangster Number 1](2000年)