デレク・ジャーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

デレク・ジャーマンDerek Jarman1942年1月31日 - 1994年2月19日)は、イギリスミドルセックス州出身の映画監督、舞台デザイナー、作家。

ロンドン大学キングス・カレッジ美術などを学んだ後、映画監督ケン・ラッセルのもとで美術スタッフを勤める。その後、スーパー8ミリで撮影した作品"In the Shadow of the Sun"で映画監督としてデビュー。特異な映像作品が先端的であるとして若者の間でも徐々に評判を呼び、80年代以降はロックミュージックのミュージッククリップなど映像制作でも活躍した(ザ・スミスペット・ショップ・ボーイズなど)。また、Coilサイモン・フィッシャー・ターナーなどといったまだ当時は無名のミュージシャンを自らの映画音楽の担当として起用し、彼らの才能を発掘した。

主に、同性愛や荒廃した近未来イメージ、耽美性などをテーマにした作品が多い。また、ルネサンスの画家カラヴァッジオや哲学者ウィトゲンシュタインといった歴史上の人物を映画の題材にした。

生前、自らがゲイであることを公表し、 1986年HIVへの感染が判明。1994年エイズにより亡くなった。死の前年に制作された『BLUE ブルー』は自らを蝕んだ病エイズをテーマにした作品である。

[編集] 作品

[編集] 映画

[編集] 著書

  • 「危険は承知/デレク・ジャーマンの遺言」
大塚隆史訳、アップリンク河出書房新社、1995年 ISBN 978-4309901503