コシアカキジ

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コシアカキジ
オオコシアカキジ
オオコシアカキジ(オス) Lophura ignita nobilis
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 NT.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: コシアカキジ属 Lophura
: コシアカキジ L. ignita
学名
Lophura ignita (Shaw, 1797)
和名
コシアカキジ
英名
Crested fireback
Crested fireback pheasant

コシアカキジ(腰赤雉、Lophura ignita)は、動物界脊索動物門鳥綱キジ目キジ科コシアカキジ属に分類される鳥類。

分布[編集]

  • L. i. ignita

インドネシアボルネオ島)。バンカ島へ移入。

  • L. i. macartneyi

インドネシア(スマトラ島南東部)

  • L. i. nobilis オオコシアカキジ

マレーシアサバ州サラワク州

  • L. i. rufa オジロコシアカキジ

インドネシア(スマトラ島北部)、タイ、マレーシア(マレー半島)、ミャンマー南部

形態[編集]

全長オス60-71cm、メス56-57cm。翼長オス27-30cm、メス23-27cm。体重オス1.8-2.6kg。頭頂の羽毛が伸長する。尾羽の数は16。

顔には羽毛が無く、青や青紫色の肉垂れ状の皮膚が露出する。

卵は長径5.4cm、短径4cmで、黄色みを帯びた白い殻で覆われる。

オスは全身が暗青色や紫、黒の羽毛で被われる。腰はオレンジ色や赤褐色の羽毛で被われ、和名や英名(fireback=火のような背中)の由来になっている。また冠羽がより伸長し先端が房状。さらに肉垂がより大型。メスは上面が赤褐色、喉や腹部が白い羽毛で被われる。胸部から体側面にかけて羽毛の外縁(羽縁)が白い暗褐色の羽毛で被われるため、白い鱗状に見える。また冠羽や肉垂が小型。

  • L. i. ignita

オスは体側面は赤褐色の羽毛で被われる。尾羽中央6枚の色彩が黄褐色。また後肢の色彩はピンクがかった灰色。メスは尾羽の色彩が赤褐色。

  • L. i. macartneyi

オスは体側面は赤褐色の羽毛で被われる。尾羽中央部の色彩が黄褐色。メスは尾羽の色彩が暗褐色。

  • L. i. nobilis オオコシアカキジ

オスは体側面は赤褐色の羽毛で被われる。尾羽中央6枚の色彩が黄褐色。また後肢の色彩はピンクがかった灰色。メスは尾羽の色彩が赤褐色。

  • L. i. rufa オジロコシアカキジ

オスは体側面は黒い羽毛で被われ、白い筋模様が入る。尾羽中央2枚の色彩が白い。また後肢の色彩は赤やオレンジ色。メスは尾羽の色彩が暗褐色。

分類[編集]

  • Lophura ignita ignita (Shaw, 1797) 
  • Lophura ignita macartneyi
  • Lophura ignita nobilis  オオコシアカキジ
  • Lophura ignita rufa  オジロコシアカキジ

生態[編集]

河川の周囲にある森林に生息する。

食性は雑食で、果実種子昆虫甲殻類などを食べる。

繁殖形態は卵生。6-8月に地表に植物の芽や落ち葉を敷いた巣を作り、1回に4-8回の卵を産む。抱卵期間は約24日。

人間との関係[編集]

開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社2000年、62、157頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、108-109、126

、176頁。

外部リンク[編集]