クレアチン
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| クレアチン | |
|---|---|
| IUPAC名 | 2-(カルバミミドイルメチルアミノ)酢酸 |
| 別名 | (α-メチルグアニド)酢酸 メチルグアニジノ酢酸 N-アミドノサルコシン |
| 識別情報 | |
| CAS | 57-00-1 |
| EINECS | |
| SMILES | [NH2+]=C(N)N(C)CC([O-])=O |
| 特性 | |
| 化学式 | C4H9N3O2 |
| モル質量 | 131.13 g/mol |
| 融点 |
303 ℃ (分解) |
| 特記なき場合、データは常温(25 ℃)・常圧(100 kPa)におけるものである。 | |
クレアチン(Creatine)とは、1-メチルグアニジノ酢酸(あるいはメチルグリコシアミン)のことで、アミノ酸の一種である。略号は Cr。筋肉中に存在する。
クレアチンは生体内において4-ホスホクレアチン(クレアチンリン酸)に変換され、エネルギー源として貯蔵される(後述)。そのため、瞬発力を必要とするスポーツなどに有効といわれており、クレアチンパウダーが多数のメーカーからサプリメントとして販売されている。
クレアチンの代謝産物がクレアチニンで、腎機能の評価(クレアチニンクリアランス)に利用される物質として代表的である。
目次 |
[編集] 物性
- 分子量 131.13
- 等電点
- 溶解性
- 溶解度
- ファンデルワールス半径
- 味
- CAS番号 57-00-1
[編集] 生合成
アルギニンとグリシンから、グリシンアミジノトランスフェラーゼ(EC 2.1.4.1)、グアニジノ酢酸-N-メチルトランスフェラーゼ (EC 2.1.1.2) 、クレアチンキナーゼ (EC 2.7.3.2)の作用により、クレアチンリン酸として合成される。この反応は腎臓と肝臓にて行われる。
- 腎臓における生合成過程(グリシンアミジノトランスフェラーゼによるアミジン基の転移)
- 肝臓における生合成過程(グアニジノ酢酸-N-メチルトランスフェラーゼによるメチル化)
- グアニジノ酢酸 + S-アデノシルメチオニン → クレアチン + S-アデニル-L-ホモシステイン
- クレアチンはさらにクレアチンキナーゼの作用により、ATP1分子を消費してクレアチンリン酸に変換される。この反応は筋肉組織にてATP濃度が高い休息時などに行われる。
- クレアチンリン酸は筋肉のように瞬時に多量にエネルギーを消費する器官において、高エネルギーリン酸結合の貯蔵物質として働く。急激な運動により筋肉組織にてATPが不足した場合、
という反応によりATPの欠乏を防ぐ。ここで生じたクレアチンはクレアチンキナーゼにより再びリン酸化され、クレアチンリン酸として再利用されるか、非可逆的な非酵素的脱水を経てクレアチニンになる。クレアチニンは最終的には腎臓にて尿中に排泄される。
なお、アルギニンからクレアチニンに至る経路をクレアチン経路という。
[編集] スポーツサプリメント
クレアチンはスポーツドリンクとして筋肉内の水分量を増やす役割があり筋肉量の増加に効果があると言われている。

