カルロス・タカム

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カルロス・タカム
基本情報
本名 アルマド・カルロス・ネトシン・タカム
階級 ヘビー級
身長 187cm
リーチ 204cm
国籍 カメルーンの旗 カメルーン
誕生日 (1980-12-06) 1980年12月6日(43歳)
出身地 リトラル州ドゥアラ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 49
勝ち 40
KO勝ち 28
敗け 8
引き分け 1
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獲得メダル
カメルーンの旗 カメルーン
男子 ボクシング
アフリカ競技大会
2003 アブジャ スーパーヘビー級
アフリカボクシング選手権
2003 ヤウンデ スーパーヘビー級

カルロス・タカムCarlos Takam1980年12月6日- )は、カメルーンプロボクサー。2004年アテネオリンピアン。現在はフランスに移住し、セーヌ=サン=ドニ県ノワジー=ル=グランを拠点に活動している。リトラル州ドゥアラ出身。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2004年ギリシャアテネで開催されたアテネオリンピックにスーパーヘビー級(91kg超)で出場するが2回戦で敗退 [1]

プロ時代[編集]

2005年12月10日、フランスで6回判定勝利を収め、プロデビュー戦を飾った。

その後、18連勝を収める。

2009年6月27日、フランスでキックボクサーであり、K-1にも参戦していたグレゴリー・トニーと対戦。8回0-3(74-78、74-79、75-77)の判定で負けを喫し、プロ転向後初黒星を喫した。

2012年3月31日、フランスでWBOアフリカヘビー級王者のフランソワ・ボタWBFインターナショナルヘビー級王座決定戦を行い、11回TKO勝ちを収めWBOアフリカ王座とWBFインターナショナル王座獲得に成功した。

2013年5月24日、フランスでWBF世界ヘビー級王者マイケル・グラントと対戦し、8回50秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年1月18日、カナダでWBC全米ヘビー級王者のマイク・ペレスと対戦し、10回1-0(96-94、2者が95-95)の引き分けたが、タカムが勝っていたとする専門家が多かった。

2014年6月6日、フランスでトニー・トンプソンとWBC世界ヘビー級シルバー王座決定戦を行い、12回3-0の判定勝利を収め王座獲得に成功した。7月発表のランキングで、WBCで5位、IBFで9位にランクインした。

2014年10月27日、ロシアでアレクサンデル・ポベトキンと対戦。試合は8回終了時のWBCオープンスコアリングでジャッジ2者が76-76としたのに対し、残り1者が77-76とタカム優勢との判断を下していたが、9回終了間際にダウンを奪われるとペースを握られ、10回に左フックでKO負けを喫しWBCシルバー王座の初防衛に失敗し王座から陥落した[2]

2015年6月13日、フランスでマイケル・スプロットと8回戦で対戦し、5回KO勝ちを収めた。

2016年2月25日、IBFは、同年4月9日にロンドンで行われるチャールズ・マーティンアンソニー・ジョシュア戦の勝者との指名挑戦権をかけてジョセフ・パーカーと指名挑戦者決定戦を行うように通知を出した[3]

2016年5月21日、マヌカウシティボーダフォン・イベントセンターでIBF世界ヘビー級4位のジョセフ・パーカーとIBF世界ヘビー級挑戦者決定戦を行い[4]、12回0-3(2者が112-116、113-115)の判定負けを喫しIBF世界ヘビー級王座への挑戦権獲得に失敗した[5][6]

2016年10月8日、ニューヨークのホテルで、WBC世界ヘビー級シルバー王者ヨハン・デュオパとWBC世界ヘビー級11位カルロス・タカムの指名試合の入札が行われ、タカム擁するOPI2000が23万5千ドル(約2千4百万円)で興行権を落札、ファイトマネーの配分は、デュオパが65%、タカムが35%となった[7][8]

2017年10月16日、アンソニー・ジョシュアの対戦相手クブラト・プレフが肩を負傷して欠場が決まった為、代わりとして急遽タカムが対戦相手に抜擢され[9][10]、10月28日にカーディフプリンシパリティ・スタジアムでWBA・IBF・WBO世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュアと対戦し、10回1分34秒TKO負けを喫し王座の獲得に失敗した[11][12]

2018年7月28日、デレック・チゾラと対戦し、TKO負けを喫した。

2019年9月、ボブ・アラムトップランク社と契約[13]

2023年10月28日、サウジアラビアリヤドのキングダム・アリーナで行われたタイソン・フューリー 対 フランシス・ガヌー戦の前座で元WBC世界クルーザー級王者イルンガ・マカブの実弟でWBCインターナショナルヘビー級王者のマーティン・バコールと対戦し、4回2分15秒TKO負けを喫した。

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 28.Olympic Games Athens, Greece August 14-29, 2004”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年8月7日閲覧。
  2. ^ Povetkin With a Wicked Knockout of Takam in Ten”. BoxingScene.com (2014年10月24日). 2014年10月25日閲覧。
  3. ^ IBF orders Parker-Takam eliminator Fightnews.com 2016年2月25日
  4. ^ Notes: Pulev-Chisora eliminator finds U.S. TV home”. ESPN.com (2016年5月2日). 2016年5月14日閲覧。
  5. ^ Parker defeats Takam in IBF eliminator fightnews.com 2016年5月21日
  6. ^ ヘビー級パーカー&ヘイが勝利、ベルトラン復帰 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月23日
  7. ^ Carlos Takam to fight Duhaupas for WBC Silver, not Ortiz Fightnews.com 2016年10月8日
  8. ^ Takam Will Take a Pass on Luis Ortiz, Focus on Duhaupas”. Boxing Scene.com (2016年10月8日). 2016年10月14日閲覧。
  9. ^ Pulev out, Takam in for Joshua Fightnews.com 2017年10月16日
  10. ^ プレフが負傷、ジョシュアはタカムと防衛戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月17日
  11. ^ Joshua stops Takam in ten to retain titles Fightnews.com 2017年10月28日
  12. ^ ジョシュア20連続KO勝ち 10回でストップ Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月29日
  13. ^ Carlos Takam Inks Co-Promotional With Top Rank”. Boxing Scene.com (2019年9月25日). 2019年11月12日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]