エタノールアミンリン酸

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エタノールアミンリン酸
IUPAC命名法による物質名
リン酸二水素2-アミノエチル
臨床データ
胎児危険度分類  ?
法的規制  ?
薬物動態的データ
排泄 尿
識別
CAS登録番号 1071-23-4
ATCコード  ?
PubChem CID 1015
DrugBank DB01738
ChemSpider 990
KEGG C00346
化学的データ
化学式 C2H8NO4P 
分子量 141.063 g/mol

エタノールアミンリン酸(ethanolamine phosphate、EAP)またはO-リン酸エタノールアミン(O-phosphoethanolamine)は、広く生物界で見られる天然の化合物である。スフィンゴシン-1-リン酸リアーゼにより、脂質メディエーターのひとつであるスフィンゴシン-1-リン酸からエタノールアミンリン酸とtrans-2-ヘキサデセナールを生じる。同様の経路により、スフィンガニン-1-リン酸からも生成される。また、エタノールアミンキナーゼにより、エタノールアミンATPからエタノールアミンリン酸とADPを生じる。エタノールアミンリン酸は、内因性カンナビノイド前駆体であるリン酸アナンダミドの一部でもある[1]。ヒトの血漿中濃度は約2~5 μMである。アメリカではソースナチュラルズ社より、カルシウム塩の形でサプリメントとして販売されている。効能は、細胞膜の強化が謳われている。また、最近うつ病患者の血漿中濃度が低下していることが報道されている[2][3]

pKa値は5.61および10.39[4]

脚注[編集]

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  1. ^ Liu J, Wang L, Harvey-White J, Osei-Hyiaman D, Razdan R, Gong Q, Chan AC, Zhou Z, Huang BX, Kim HY, Kunos G (2006). [http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=1557387 “A biosynthetic pathway for anandamide”]. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 103: 13345–13350. doi:10.1073/pnas.0601832103. PMC 1557387. PMID 16938887. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=1557387. 
  2. ^ 岡崎明子 (2011年5月21日). “血液でうつ病診断、簡便な検査法開発 リン酸濃度を測定”. 朝日新聞 (朝日新聞社). http://www.asahi.com/health/news/TKY201105200691.html 2011年5月21日閲覧。 
  3. ^ “血液検査でここまでわかる!「かくれ脳梗塞」「うつ病」”. あさイチ (NHK). (2011年12月27日). http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-entry-3663.html 
  4. ^ A.T. Myller, J.J. Karhe, T.T. Pakkanen (2010). “Preparation of aminofunctionalized TiO2 surfaces by binding of organophosphates”. Appl. Surf. Sci. 257 (5): 1616-1622. doi:10.1016/j.apsusc.2010.08.109. 

外部リンク[編集]