ウォークラフト
『ウォークラフト』(Warcraft)は、ディアブロなどを開発したBlizzard Entertainment社が発売したリアルタイムストラテジーコンピューターゲーム。インターネット(ディアブロと同じBattle.netのシステムが採用されている)あるいはLAN上の他のプレイヤーと対戦することができる。
現在リアルタイムストラテジーのウォークラフトはシリーズ3作目まで発売されている。また、ウォークラフトの世界観を踏襲した、MMORPGのワールドオブウォークラフトが発売されている。
姉妹作であるスタークラフトと共にこのゲームは世界中で大ヒットし未だにトップクラスの売上を誇っている。ただし、日本での知名度はあまり高くない。
目次 |
[編集] 世界観
ファンタジーの世界観を土台に、人間、ドワーフ、エルフ、ナイトエルフ、オーク、アンデッドなどの種族が登場する剣や魔法の世界である。
高貴で勇敢なオーク・ホードと、不撓不屈の精神を持つヒューマン・アライアンスとの果てしなき闘争を軸にストーリーが描かれている。オークとヒューマンが手を結んで、共通の敵に立ち向かうというストーリーも用意されている。
WarcraftIII以降、オークが善、ヒューマンが悪と捉えられがちであるが、これはそれまでの作品でヒューマンを善、オークを悪として描いてきたことへの反動として、ことさらにヒューマンの短所を強調したためであり、本来は善悪による陣営の色分けのできる世界観ではない。
[編集] ゲーム内容
[編集] Warcraft
[編集] Warcraft II 暗黒大戦 (Warcraft II: Tides of Darkness)
背景
アゼロスを滅ぼしたオーク・ホルドは、余勢を駆ってローデロン大陸に攻め込んでくる。ヒューマンはドワーフ、ハイエルフを仲間に加え、ヒューマン・アライアンスを組織してオークたちに対抗する。それに対してオーク・ホルドもオーガー、ゴブリン、トロールを味方に付けて戦力を強化した。
概要
プレイヤーはオーク、ヒューマンのいずれかを選んでキャンペーンシナリオをこなしたり、対戦をする。
オークとヒューマンの各ユニットや建物は完全に一対一対応しており基本的な性能は同じだが、魔法についてのみ違いがある。対戦ではオーガメイジのブラッドラスト(攻撃力3倍)とパラディンのヒーリング(HP回復)が決定的な差となり、オークが有利である。
資源は後の作品と少し違い、金・木材・石油の三種類である。石油は船舶ユニット製造専用である。
[編集] WarcraftII拡張セット ダーク・サーガ (Warcraft II: the Dark Saga)
[編集] WarcraftII拡張セット 新たなる扉 (Warcraft II: Beyond the Dark Portal)
背景
二次大戦はヒューマン・アライアンスの勝利に終わった。しかし、勝利の後に粛清と離脱が相次ぎアライアンスは弱体化していた。そして、脅威はまだなお彼らの頭上にとどまったままであった。
概要
舞台はオークの故郷ドラエノールになる。新システム、ヒーローユニットが初登場した。これはそれまでの通常のユニットに名前がついただけのユニークユニットと違い、通常よりも強く、特殊な能力をもつユニットである。
[編集] Warcraft III 「Reign of Chaos」
背景
二次大戦で勝利者となったヒューマンだが、不吉な疫病がその王国に影を落としていた。それを調査するため、若く正義感にあふれる王子アーサスは旅に出る。
一方のオークにも、若き英雄スロールが現れていた。デーモンの精神支配から逃れたが、その反動で活力を失ってしまっていたオークたちだった。しかし新たな英雄の登場で彼らは蘇った。オーク・ホルドは今度はだれかに操られての侵略ではなく、自分自身の手で運命を切り開くための戦いを始めた。
そしてオークに逃げられたデーモンの軍団バーニング・レギオンも、アゼロスを諦めたわけではなかった。
概要
スタークラフトまでのRTSとは違い、グラフィック描写が3DCGで行われるようになり、視点の移動の自由度が上がっている。この点を活かしてソロシナリオでは演出のレベルが大幅に高まっている。
オーク、ヒューマン、アンデッド、ナイトエルフの4種族の中から1種族を選んで対戦をする。(ヒューマンはヒューマン、ハイエルフ、ドワーフの連合軍。オークはオーク、トロール、トーレンの混合軍)
種族によってユニット・建物の能力は全て異なり、資源の回収方法にも違いがある。各種族で共通するのは建物で対応するユニットを生産するというユニットの生産方法のみである。
勝利条件はほとんどのRTSと同じく相手を殲滅すると勝利となる。(ただしストーリーモードでは個別に勝利条件がある)
他のRTSと大きく異なる点はヒーローという特殊ユニットが存在することで、ヒーローは戦闘を重ねるごとにレベルが上がり強くなったり、クリープ(中立ユニット)を倒したりショップで購入することで得られるアイテムを使うことができる。プレイヤーは同時に3つまでのヒーローを使うことができ、このヒーローを育てるうまさも戦略の1つである。
現在、Warcraft IIIの拡張パックのWarcraft III: Frozen Throneが最新バージョンであり、Warcraft IIIといえば、通常この拡張パックをあてたものをさす。プロのプレイヤーが存在する等、現在も多くのプレイヤーが対戦している。
[編集] モード内容
シングルプレイモードでは各種族ごとに8~9のクエストがあり、クリアすると、他の種族の中から一つできるようになる。カスタムゲームでは、CPUと戦ったり、バトルネットなどのマップをプレイすることもできる。
マルチプレイモードではLAN対戦での複数人プレイとインターネット接続での共通ロビー(Battle.net)を使った複数人プレイを楽しむことができる。
Battle.netでは1人で接続しても、自動マッチングを使用することで同等レベルのプレイヤーと自動的にマッチングを行ってくれるため、非常に手軽に対戦が楽しめる。もちろん、友人や仲間と対戦することもできる。また、友達や仲間とタッグを組んで自動マッチングを利用し、グループ対グループで全く知らない相手と対戦することもできる。
[編集] 種族
- ヒューマン(Human)
- 人間とドワーフとエルフの連合軍。過去作品におけるアライアンス(Alliance)。
- 個々の性能が低いため頭数を揃える必要がある。また建設物によるフード(Food)供給量が低いため内政に作業量を取られてしまう事になる。
- 優秀なユニットが登場するTier2以降から本領を発揮するが、労働ユニットであるペサント(Peasant)を上手く利用する事によってTier1でも限定的有利に戦える。
- 2ndは非常に取り易く、破格の性能を誇ったタワー(Tower)があるため守り易い。読まれると厳しいが、マップによっては開幕即2ndも可能。
- ヒーローは個人で戦局を一変するほどではないものの役割に特化しており、その運用方法は明快である。
- また、マウンテンキング(Mountain King)、パラディン(Paladin)、アーク・メイジ(Arch Mage)の三者が揃うと、アライアンスの不滅の結束を体現するかのような軍勢と化す。
- 簡素で汎用的な印象とは裏腹に、性能を限界まで引き出すためには高いプレイヤースキルを要する上級者向け種族。
- パラディン(Paladin)
- 支援型の接近戦闘ヒーローで、大槌と聖典を携えた老練の武勇者。
- 聖なる光(Holy Light)による回復と、聖なる盾(Divine Shield)による生存能力を併せ持ち、粘り強く味方を支援するヒーロー。
- アークメイジ(Arch Mage)
- 支援型の射撃ヒーローで、馬に乗った老魔法使い。(設定では「ユニコーンに乗っている」とあるが、3Dモデルの「馬」には角がない)
- 運用方法に応じて範囲攻撃スキルのブリザード(Blizzard)か、優秀なウォーターエレメント召喚(Water Element)を習得してレベルを上げつつ、
- 最大の特長である輝きのオーラ(Brilliance Aura)を習得し、中盤以降に登場するキャスター達の力を向上させるヒーロー。
- マウンテンキング(Mountain King)
- 攻撃型の接近戦闘ヒーローで、戦槌と戦斧を両手に持ったドワーフの勇者。
- 雷撃(Storm Bolt)による拘束及び止めを得意とするヒーローで、1st及び2ndヒーローの有力候補。
- ペサント(Peasant)
- 労働ユニット(Worker)で、ドワーフの労働者。金鉱(Gold)と樹木(Lumber)の採掘が可能。
- 徴兵(Call to Arm)によってミリティア(Militia)に転身でき、制限時間制ながらも耐久力以外はフットマンと並ぶ性能を持つ事ができる。
- 序盤からのハラス、ラッシュ、レベルの高いクリープへの挑戦、本陣に迫ってきた敵の迎撃など序盤から終盤まで幅広く運用される。
- また建築に複数人数を投入する事で、資源を余計に多く消費する事にはなるが、高速で建造物を建築できる(Power Build)のも特長である。
- フットマン(Footman)
- 序盤から生産できる、ブロードソードとカイトシールドを採用した人間の重装歩兵。
- 平凡な性能にして攻撃力は低め。しかし生存能力が高く、生産性にも長けるため、集団運用して粘り強く戦果を引き出す。
- ナイト(Knight)
- 後半に登場するユニットで、馬上槍と剣を両手に持った人間の騎士。シリーズを通じてのアライアンスの武威の象徴でもある。
- 攻撃速度と移動速度、そして何よりも全ユニット中で最高の防御力に恵まれた破格の性能を持つユニット。
- スキルは何も持たないが、投入された時点で形勢をひっくり返すほどの戦力を有している。
- 半端な弱体化スペルを浴びても苦にしない半面、対空攻撃を持たないので航空ユニットが最大のアンチとなる。
- ライフルマン(Rifleman)
- 序盤から生産できるユニットで、ロングライフルを採用したドワーフの銃兵。
- 攻撃力と生存能力に優れるユニットなのだが、ヒューマンには強力なキャスター陣営がいるため、経過資源との兼ね合いから出番は希薄。
- スキルは持たないが、高火力の射撃ユニットであるため、遠巻きから接近戦闘ヒーローを仕留めるのに向いている。
- モルタル砲チーム(Mortar Team)
- 中盤から登場する攻城ユニットで、迫撃砲を携帯する二人のドワーフによる砲撃兵。砲撃ユニットでは唯一の生命体ユニットである。
- 火力と射程を兼ね備え、プリーストのヒーリングによって延命できるため、既存の軍勢と合流させやすいのが最大の特徴。
- スティームタンクほどの決定力はないが、高火力射撃の範囲攻撃ができるユニットなので、耐久力の低いユニットにとっては天敵となる。
- ジャイロコプター(Gyrocopter)
- 中盤から登場する航空ユニットで、ハイになっているドワーフが操縦するヘリコプター。
- 低耐久力が災いして対空火力が活かし切れないため、対空迎撃の際には大量投入が必要となる。
- 後の拡張版The Frozen Throneで偵察性能が強化される通り、偵察機的な運用が望ましいが、資源との兼ね合いから出番は稀。
- グリフォンライダー(Gryphon Rider)
- 後半に登場する航空ユニットで、グリフォンに戦槌を持ったドワーフ兵士が乗っている。
- 航空ユニットの中でも総合性能に長けており、対地対空共に良好。アップグレードで耐久性能も向上する優秀なユニット。
- 対空対応してない敵勢力を一方的に粉砕する決定力を持つが、航空ユニットは総じて対応されると脆い。
- プリースト(Priest)
- 中盤から登場するキャスターで、エルフの男性の僧侶。
- ヒューマンの陸戦戦力の粘り強さを引き出す回復スキルの持ち主で、運用されない展開が存在しないほどに見かけられる。
- 敵の悪影響スペルを消去したり、攻撃力・防御力を高めたりと多忙だが、スキルの自動展開(Auto Cast)が多くできるので然程の負担にはならない。
- ソーサレス(Sorceress)
- 中盤から登場するキャスターで、エルフの女性の魔法使い。
- とても出番の多いユニットで、スキルによって「敵の足を遅くする」「味方を透明にする」「敵の無力化させる」と優秀なハラス性能を持つ。
- アークメイジの輝きのオーラの元、自動展開でスロー(Slow)を打つだけでも十分な嫌がらせとなるが、自動展開を切ってエネルギー管理をした上、適切なタイミングで変身(Polymorph)を浴びせれば、戦局を決定付けるほどの戦果を出す。
- スティームタンク(Steam Tank)
- 後半に登場する機械ユニットで、機械・建造物相手のみ攻撃できる攻城兵器。見た目は戦車に近い。
- 後の拡張版The Frozen Throneで対空攻撃力を与えられるが、現バージョンでは敵陣を蹂躙するための決定戦力として投入される。
- 敵陣に数機のスティームタンクを突っ込ませ、その背後から敵主戦力を挟み込むようにすれば、敵の対応次第では「詰み」になるほどの決定力を持つ。
- ユニットでありながら建造物(Fortified)扱いのため、早期迎撃するためには攻城ユニットが必要になるほどの堅牢さを誇る。
- ウォーターエレメンタル(Water Elemental)
- アークメイジが召喚するユニットで、優秀な範囲攻撃と耐久力を持つ召喚ユニット。60秒で消滅する。
- 序盤からウォーターエレメンタルにダメージを吸収させ、味方にダメージを残さない運用方法で用いられる。
- アンデッド(Undead)
- バーニング・レギオン(Burning Region)がアゼロス(Azeroth)侵攻の奴隷兵とするため用意した闇のカルト、スコージ(Scourge)の軍勢。
- ユニットの性能は総じて低いが、独自の延命方法を持っているユニットが多く、それらを利用して損害を減らしつつ運用する必要がある。
- アップグレードによってフード供給施設が攻撃力を持てる上、Tier2以降は本拠地も攻撃力を持つため、陣の防衛力は全種族最強を誇る。
- 「不浄の領域(Blight)の上でしか建造物が建てられない」制約のため、2ndが非常に取り難く、そして守り難い。
- ヒーローの性能は総じて高く、特にデスナイト(Death Knight)とリッチ(Lich)の生死と戦果が勝敗を分けるほど依存している。
- 撃たれ弱い通常ユニット達をヒーローのスキルによって守りながら、ヒーローのダイレクトダメージスキル同時射撃で敵ヒーローを仕留めていく。
- デスナイト(Death Knight)
- 支援型の接近戦闘ヒーローで、骨と化した戦馬に跨り、呪いのルーンの剣を携えた堕落したヒューマンの騎士達。
- その見た目に反し、耐久性に欠くアンデッドの屋台骨を支えるヒーローで、その役割はヒューマンのパラディンに近い。
- しかしアンデッドには回復・生者達にはダメージを与えるデスコイル(Death Coil)、周囲の移動速度を高める不浄のオーラ(Unhory Aura)等、攻撃的なスキルを有するため、秀逸で手堅い1stヒーローとして選ばれ、その活躍が勝敗を決定付けるほど。
- リッチ(Lich)
- 支援型の射撃ヒーローで、宙に浮く骨身と化した魔法使い。
- 発売当初には、公式ページに於いてすら「一番人気のないヒーロー」と書かれてしまうほど不遇の時代を味わったが、
- 研究と改善が進んだ現在、フロストノヴァ(Frost Nova)によるダメージ、フロストアーマー(Frost Armor)による援護が評価される2ndヒーロー。
- 耐久力が全ヒーロー中で最低値のため、単体運用性能は絶望的なほど。
- ドレッドロード(Dread Lord)
- 攻撃型の接近戦闘ヒーローで、バーニング・レギオンの中間管理職を務める禍々しい悪魔達。
- 睡眠(Sleep)による無効化が強力ではあるが、吸血のオーラ(Vampiric Aura)の恩恵に肖れるユニットが地上の主戦力ではない上、腐肉の群れ(Carrion Swarm)の性能が微妙過ぎるため、時間が進む毎に登場が稀になっていったアンデッド不遇のヒーロー。
- 究極スキルのインフェルノ召喚(Inferno)は戦局を一変し得る強力なスキルだが、そこまで育つまでに勝敗が決している場合が多い。
- アコライト(Acolyte)
- 労働ユニットで、邪悪なカルトの狂信者。金鉱(Gold)の採掘が可能だが、他の労働ユニットと異なり、樹木(Lumber)の採取ができない。
- 他の労働ユニットのように「建物を建てるため付きっきり」にならず、建造物の召喚命令を下せば、すぐ次の行動に移れるのが最大の特徴。
- この特性のため、施設建設に労働ユニットが拘束される事がなく、少人数でも事足りるのでフードを圧迫しない。
- リッチキング・ネルズール(Ner'zul)のため命を捧げる事を最大の喜びとし、生贄の穴(Sacrifice Pid)でシェードと化す事ができる。
- シェード(Shade)
- 中盤から生産できる特殊ユニットで、アコライトが生贄となった末に産まれた祝福なき邪霊。勿論アコライトには戻れない。
- 常に透明化(Permanent Cloak)しているため、敵がこれらを見破る術を使わない限り、一方的に視野を獲得する事が出来る上、透明化ユニットでありながらトゥルーサイト(True Sight)を有しており、敵の透明化ユニットを見破る事が出来る。
- グール(Ghoul)
- 序盤から生産できるユニットで、骨と皮と化した小柄な屍鬼。樹木(Lumber)の採取ができる半労働ユニットである。
- 攻撃性能と樹木採取性能は高いが、耐久力が極めて低く、接近格闘ユニットの用途である壁としての利用は非常に苦しい。
- しかし小柄で移動速度が早く、アップグレードによってさらに増すため、敵陣に突入してのハラスに向いており、それで試合が決する事も。
- 反対にその小柄な体格が災いしてボックスには向かず、仮にボックスが成功しても一角を潰されて簡単に脱出されてしまう。
- 最序盤をグールでどうにか凌ぎ、主戦力の役割をクリプト・フィエンドに引き渡すケースがよく見られる。
- 死体を食人(Cannibalize)する事によって、耐久力を急速回復させる事が可能。
- アボミネーション(Abomination)
- 後半に登場するユニットで、アンデッド軍の本質と醜悪さを体現する、死体を繋ぎ合せて作られた人造巨人。
- 接近した敵生体ユニットに感染し、微量ながらも長期的に生命力を奪っていく病雲(Disease Cloud)を持っている上、耐久力を犠牲に攻撃力を高めるネクロマンサーの不浄の狂気(Unholy Frenzy)と相性が良い。
- 拡張版The Frozen Throneでは食人も獲得し、さらに不道徳さ・禍々しさを増している。
- ミートワゴン(Meat Wagon)
- 中盤から登場する攻城ユニットで、刺々しい外見を持つ投石車。その名の通りに死体を保管できる。
- 拡張版The Frozen Throneでは自動死体製造(Exhume Corpses)が追加され、ネクロマンサーと突撃する死体兵ラッシュの一角。
- アンデッドにとって敵兵の死骸は「金と木に継ぐ第三の資源」と数えられるものの、操作の手間を裂くほど重要ではないため、現バージョンでは他の種族と同様、あくまでも攻城用のユニットとして採用される。
- クリプト・フィエンド(Crypt Fiend)
- 序盤から登場する射撃ユニットで、アンデッドに屈した地下種族アズジョルネルブ(Azjol-Nerub)の者達。その姿は蜘蛛に類似する。
- 序盤から終盤までアンデッドの陸戦の主力を務めるユニットで、なかなかの耐久力と高い攻撃力、その巨体が特徴。
- 射撃ユニットでありながら対空攻撃ができないが、蜘蛛の巣(Web)で引きずり降ろす事が可能なので、対空性能も決して侮れない。
- また拡張版The Frozen Throneから潜伏(Burrow)を獲得しており、接近された際の打たれ強さを多少克服している。
- デスナイトの不浄のオーラの影響下、敵から距離を離しつつ射撃…を繰り返す「引き撃ち」で最高のポテンシャルを発揮する。
- ガーゴイル(Gargoyle)
- 序盤から登場する航空ユニットで、その由来の通り羽を持った悪魔の石像。
- ストーンフォーム(Stone Form)によって、効果中は動けなくなるものの堅牢さと回復能力を得る事が出来る。
- バンシー(Banshee)
- 中盤から登場するキャスターで、アンデッドに蹂躙されたクェル・サラス(Quel'Thalas)のエルフの亡霊。
- 敵の命中率を落とすなど、補佐的な役割を請け負うが、敵の通常ユニットの大半を永遠に奪い去る憑依(Possession)が何より最大の特徴。
- ネクロマンサー(Necromancer)
- 中盤から登場するキャスターで、邪悪なカルトを盲信する山羊の頭蓋骨を被った魔術士達。
- 死霊(Raise Dead)によって死体からスケルトン・ウォーリアーを召喚できる、アンデッドを象徴するようなユニット。
- 敵を弱体化させるスキルと、味方を強化するスペルを持つが、研究が進むにつれて出番が少なくなってきた不遇のユニット。
- フロストワーム(Frost Wyrm)
- 後半に登場する航空ユニットで、ノースレンド(Northrend)の龍の墓場から甦らせられた巨大な骨龍。
- バンシーの憑依が唯一通用しないユニットで、圧倒的破壊力と最大の消費フードを誇る。
- 建造物の機能を停止させるフリージングブレス(Freezing Breath)を持ち、対地対空共に機能するが、集中砲火を受け易く、天敵も多い。
- その性能頼みに頭数を揃えて敵を蹂躙しようとするのではなく、数体を本隊に追従させる事で最高のポテンシャルを発揮できる。
- スケルトン・ウォーリアー(Skeleton Warrior)
- ネクロマンサーが召喚するユニットで、1つの死体から2体産まれる骸骨剣士。40秒で消滅する。
- インフェルナル(Infernal)
- ドレッドロードが究極スキルのよって召喚するユニットで、やや緑がかった黄色の炎を纏った岩の巨人。180秒で消滅する。
- 召喚ユニットとしては破格の性能を持ち、ほとんどの敵対性呪文を無効化(Spell Immunity)する。
- しかし召喚ユニットであるためディスペル(Dispel)には覿面に弱く、キャスター集団によって一瞬で蒸発する可能性もある。
- 登場する事自体が希少なドレッドロードがレベル6まで成長する展開を求められるため、見かける事はほとんどない。
- オーク(Orc)
- 二次大戦で完敗を喫したものの、若き英雄スロール(Thrall)の元に再結集したオーク・ホルド(Orc Horde)の軍勢。
- ユニットの攻撃力と耐久性は最高で、地上戦においては圧倒的優位を誇るが、Tier2後半以降は押され気味になり、制空権を取るのも困難になる。
- 回復の泉(Fountain of Health)の回復効果の恩恵を最大限受けられるため、これらが存在する狭いマップはOrc Mapになりやすい。
- 建造物の種類が少なく平均的な性能を持つため、内政の猥雑からは幾分開放される。
- 2ndもそこまで取りにくくはない。ただし防衛力は低いので攻め切られると脆い。
- ヒーローは単体で戦局が一変するほどの特化型で、ブレードマスター(Blade Master)のハラスでペースを掴み、そのままレベル差で押し込む展開が多く見られる。
- ブレードマスター(Blade Master)
- 攻撃型の接近戦闘ヒーローで、身の丈以上ある長剣を携え、軍旗を背負ったバーニングブレード(Burning Blade)族の勇者。
- 攻撃力に恵まれ、機動力と透明化を得られるウインドウォーク(Wind Walk)を持つため、つかず離れずの距離からハラスを繰り返すのを得意とする。
- ウォークラフト3における強ヒーローが議論される際、真っ先に筆頭に挙げられるほどの性能を有している。
- ファーシーアー(Farseer)
- 支援型の射撃ヒーローで、ダイアウルフの背に跨ったオークの自然元素呪文の使い手達。新生オークホルドの指導者達でもある。
- スピリット召喚(Feral Spirit)による偵察及び本陣ハラス、若しくはチェーンライトニング(Chain Lighning)で火力を獲得して運用する。
- 彼等の名前にもなっている遠視の術ファーサイト(Far Sight)はあまり用いられないが、限定的ながら強力なスキルではある。
- 柔軟な運用に応える弱くないヒーローではあるが、ブレードマスターの性能が圧倒的過ぎるため出番は稀。
- 2ndヒーローには信頼と実績のトーレン・チーフテンがいるため、1stで選ばれなければ先ず投入される事はない。
- トーレン・チーフテン(Tauren Chieftain)
- 攻撃型の接近戦闘ヒーローで、巨大なトーテムを背負い、身の丈ほどのハルバートを振り回すトーレンの族長。
- 優秀な範囲攻撃であるショックウェーブ(Shock Wave)、エンデュランスオーラ(Endurance Aura)による味方の攻撃速度増強、ウォースタンプ(War Stomp)による範囲気絶と、非常に優秀なスキルが揃ってはいるものの、レベルが低くても十分に効果があるため、
- レベルが低くては手も足も出ないブレードマスターに先陣を譲り、2ndヒーローとして手堅く投入される安定感のあるヒーロー。
- 完全復活できる究極スキルも地味ではあるが、大柄にして狙われ易いヒーローなので、習得出来れば実に有難い。
- ピオン(Peon)
- 労働ユニットで、戦士になれなかった社会的地位の低い軟弱なオーク達。金鉱(Gold)と樹木(Lumber)の採掘が可能。
- 建造物を建築する際、建造物の中に入ってしまう事で、外部から攻撃を受けないのが最大の特徴。
- これを利用して敵陣に見張り塔(Watch Tower)を建てるラッシュもあるため、開幕直後の偵察ピオンは決して見逃せない。
- またフード供給施設である野営テント(Orc Burrow)に籠る事が出来、その際に攻撃能力を持つ事が出来るため、然程堅牢ではないオークの本陣はピオンが健在である限り、多少ながらも無視できない堅牢さを一時的に得る事が出来る。
- なお「ウォークラフト3のマスコット」的扱いのようで、Battlenetでユーザーが得られる初期アイコンはピオンのみ。
- グラント(Grunt)
- 序盤から生産できるユニットで、戦斧を携えた筋肉隆々のオーク。
- 全種族の初期ユニットの中では最高峰の性能を誇るが、生産性が低くフードも圧迫するため、一体一体をより大切に扱う運用が求められる。
- 運用方法がシンプル過ぎるため、戦局をひっくり返すような活躍は望めないが、序盤から終盤まで安定して主力を担う事が出来る。
- 攻撃力が高いので略奪(Pillage)による資源回収も馬鹿にならず、華々しさには欠くものの堅実に貢献してくれる。
- レイダー(Raider)
- 後半から登場するユニットで、大剣を携え、ダイアウルフの背に跨ったオークの騎士。
- 接近攻撃の生体ユニットにして唯一の攻城属性持ちで、建造物相手には滅法強いもののキャスター相手は苦手。
- 防御属性も射撃を苦手とするため、堅牢な本陣への突撃・破壊よりは、持ち前の移動速度を活かした2ndへの強襲や遊撃に向いている。
- 敵を一定時間拘束する投網(Ensnare)を持っており、航空ユニットを地上に引きずり下ろして鱠切りにできるため、直接的な対空アプローチに欠けるオークの貴重な対空アンチユニットとしても活躍できるなど、幅広い運用範囲が最大の特長。
- トロル・ヘッドハンター(Troll Headhunter)
- 序盤から生産できるユニットで、槍を携えたモヒカンのトロル戦士達。
- トロルの設定にある「高い自然治癒力」は、トロル再生(Troll Regeneration)習得で通常の6倍もの自然回復能力を得るが、一秒間に1.5、三秒間でようやく3という有様なので有用とは言えず、その他の性能も低めなので登場は極めて稀。
- 拡張版The Frozen Throneに至ってはトロル・バーサーカー(Troll Beaserker)への踏み台という有り様となり、ますます運用する機会がなくなった。
- カタパルト(Catapult)
- 中盤から登場する攻城ユニットで、木材製の投石車。シングルプレイヤーのムービーでは地鳴りを響かせた堂々たる姿が描かれている。
- 攻城ユニットの中でも優れた性能を持ち、基本的に行軍の遅いオークの中だけあって鈍足さも然程目立たない。
- トーレン(Tauren)
- 後半から登場するユニットで、トーテムポールを抱えたカリムドール(Kalimdor)の亜人種。牛頭の巨人族。
- グラントを凌駕する耐久力の持ち主で、単体の陸戦ユニット最強の座を欲しい侭にしている。
- 粉砕(Pulverize)を習得し、シャーマンの援護を得たブラッドラスト・トーレンの破壊力は本作最高の攻撃力を持つが、同時にアンチもはっきりしており、これらを用意されるとまるで手も足も出ない。
- コドー・ビースト(KodoBeast)
- 中盤から登場するユニットで、カバのような大型獣の上にオークが乗り、軍太鼓を打ち鳴らしている姿が見える。
- 近隣の敵ユニット一体を食べてしまう消化(Devour)と、範囲中の味方の攻撃力を上昇させるウォードラム(War Drum Aura)を持っている。
- 接近攻撃ユニットかと思いきや、意外にも短距離ながらも射撃攻撃を行う。
- ワイバーン(Wyburn)
- 中盤から登場する航空ユニットで、飛龍ワイバーンの上に槍を持ったオークが跨っている。
- 耐久力は低いものの、極めて高い攻撃性能を持っており、毒槍(Envenomed Spear)の習得で火力がさらに向上する。
- 如何にもオークらしい尖がった性能を持っており、大量投入して火力に任せて押し切る事もあれば、一瞬で蒸発して事実上の投了となる事もある。
- トロル・ウィッチドクター(Troll WitchDoctor)
- 中盤から登場するキャスターで、杖をついたトロルの呪術士達。
- 特殊な効果を持つ見張り(Ward)を建て、範囲内に影響を与える変わり種のユニットで、少々毛色が異なるがキャスター扱い。
- 一定範囲の視野を得るセントリーワード(Sentry Ward)と、範囲内の味方を回復するヒーリングワード(Healing Ward)の効果が高く、範囲内の敵全員を行動不能にする足止めの罠(Stasis Trap Ward)も便利で、決して弱いユニットではないのだが、オークは生産性のよろしくない陸戦戦力を常時補給しなければならず、何よりワードはアイテムで代用が効くため登場は稀。
- シャーマン(Shaman)
- 中盤から登場するキャスターで、白狼の毛皮を被ったオークの呪術士達。
- 発売当初は戦線投入確実の強ユニットだったが、適切な弱体化を受けた現在、登場は稀。
- それでも適切に投入し、きちんと使用すれば相応の戦果を残すため、決して弱ユニットではない。
- 解除されるまでは強力なブラッドラスト(Bloodlust)、前衛にかけて労働者達を追いまわすライトニングシールド(Lightning Shield)、アークメイジのウォーターエレメントを即無力化できる浄化(Purge)など、発売当初から役割が完成されていた。
- ウルフ(Wolf)
- ファーシーアーが召喚するユニットで、一度に2体産まれる幻影の狼。60秒で消滅する。
- 2体産まれる反面、非常に耐久性が低く、さらに1体のレベルが高いため、敵に与えてしまう経験点が割高なのが最大の欠点。
- 対象スキルのレベル2でクリティカルストライク、レベル3で常時透明化を獲得するが、追加戦力として期待するのは難しい。
- ナイトエルフ(Night Elf)
- カリムドール(Kalimdor)の世界樹の麓で暮らしていた不死のエルフ、センチネル(Sentinel)の軍勢。
- 攻撃力はあるものの耐久性の低いユニットの性能を、豊富な操作量によって引き出す全種族中で最もテクニカルな種族。
- 前半から後半まで耐久性の低さは改善されないため、他種族のような「有利な時間帯」がなく、油断すれば簡単に半壊してしまう。
- しかし索敵能力やユニットの耐久力以外の性能は高いため、攻勢になるとそのまま終始圧倒してゲームが決着するほど。
- 一部の建造物が根上げ(Uploot)によって移動できるのが最大の特徴。しかし建造物としては非常に脆く、防衛力も皆無に等しいため本土籠城には向かない。
- 2nd以降が非常に取り易いので、複数ヶ所の2ndを同時に取り、襲撃された方を適度に守って放棄し、3rdによる資源差で押し潰すような奇策もある。
- ヒーローは、優秀過ぎるデーモンハンター(Demon Hunter)以外のヒーローの登場はほとんど見られないほどの格差がある。
- 所謂「職人向け」の種族。安定した勝利は見込めないが、その性能が限界まで引き出されると他種族は容易に完封されてしまう。
- キーパー・オブ・ザ・グロウブ(Keeper of the Grove)
- 支援型の射撃ヒーローで、下半身が馬の姿をしているムーングレイド(Moonglade)の守護者で、半神セナリウス(Cenarius)の息子達。
- 根からめ(Entangling Roots)によるヒーロー殺害、いばらのオーラ(Thorns Aura)による接近ダメージの大量反射…と猛威を振ったが、パッチによる大幅な弱体化によって登場機会そのものを消滅させられた。
- ヒーローとしての総合性能も低く、根からめもディスペルで簡単に消滅、自然の力(Force of Nature)も召喚系最低…と目も覆わんばかりで、唯一の見所は究極スキルである静穏(Tranquility)による莫大な回復力。
- プリエステス・オブ・ザ・ムーン(Priestess of the Moon)
- 支援型の射撃ヒーローで、白虎フロストサーベルタイガーに跨ったナイトエルフ達の女神エルーン(Elune)の尼僧。
- 対処方法がまだ確立されていなかった頃、究極スキルの流星群(Starfall)が猛威を振ったが、このスキルもまた弱体化され、しかしそれ以上にキーパー・オブ・ザ・グロウブが弱体化されたため、2ndヒーローとして多少ながら出番がある。
- 特に対ヒューマンにタワーラッシュを仕掛けられた際、デーモンハンターでは対処が困難になるため、止むなく彼女の登板となる事も。その際には命中のオーラ(Trueshot Aura)が味方の火力を大きく底上げする。
- デーモンハンター(Demon Hunter)
- 攻撃型の接近戦闘ヒーローで、両手にパンダの紋章が入った三日月形の刃を持った、魔術に傾倒している堕落した戦士達。
- 敵のマナを消滅させるマナ燃焼(Mana Burn)、一定確率で攻撃を無効化する回避(Evasion)等、対ヒーローに特化しており、ハラス性能ではブレードマスター、戦闘能力ではマウンテンキングと双璧を成せる強ヒーローで、1stヒーローの最有力候補。
- さらに究極スキルの変異(Metamorphosis)では悪魔に変身し、防御力を無視した(Chaos Damage)射撃を行うなど開発スタッフから溺愛されている。
- ウィスプ(Wisp)
- 労働ユニットで、ナイトエルフと友好的な自然の精霊。金鉱(Gold)と樹木(Lumber)の採掘が可能。
- 他の種族は木を伐採すると一定量で木が折れて永久に失われてしまうが、ウィスプは一本の樹木から延々と資源を獲得できる。
- 金鉱にタウンホールの根を絡める(Entangle Gold Mine)事で金を採掘できるが、その際ウィスプは金鉱に籠りっぱなしになり、一切の攻撃を受けない。
- 直接的な攻撃力は持たないが、起爆(Datonate)によって範囲内のユニットからマナを奪い、召喚ユニットに大ダメージを与える事が可能。
- 起爆時と一部の建築物を召喚する際ウィスプは失われてしまうため、改めて補充する必要がある。
- アーチャー(Archer)
- 序盤から生産できるユニットで、ナイトエルフの女性弓兵。
- 同時期に登場するユニットでは唯一の射撃タイプで、攻撃力こそ高いものの非常に撃たれ弱い。
- そのため撃っては逃げ…を繰り返す「引き撃ち」が基本となるが、足が特別早い訳ではないためスキルの融影(Hide)等で補う事となる。
- 後半はヒッポグリフに乗る事で多少耐久力を改善できるが、それまで彼女達が生き延びている機会はほとんどない。
- ドライアドやドルイド・オブ・ザ・クロウが登場できる中盤から後半戦まで、どうにか彼女達で踏ん張る事となる。
- ハントレス(Huntress)
- 序盤から生産できるユニットで、黒豹ナイトサーベルパンサーに跨ったナイトエルフの女性兵。
- アーチャーでは不足する壁役を務める屈強なユニットで、壁役担当ながら射撃攻撃を行う変わり種のユニットである。
- ただし強さのピークは最序盤で、中盤からはアンチユニットが目白押しになってくるため、大量投入は難しい。
- 拡張版The Frozen Throneでは防御性能がさらに下降修正され、不遇ユニットへの仲間入りを果たした。
- ドライアド(Dryad)
- 中盤から生産できるユニットで、下半身が馬の姿をしている槍を持った女性兵士。
- 中盤以降のナイトエルフの主力を担うユニットで、先天的に呪文無効化(Spell Immunity)を持っている。
- また遅毒(Slow Poison)によって足を遅くする上、継続ダメージを与え、さらには生産費用もそこそこと破格の性能を誇る。
- ただしナイトエルフの常として撃たれ弱く、攻城ユニットの砲撃で一瞬にして大軍が消滅する事もある。
- 呪文排除(Abolish Magic)によって不利益な呪文を解除したり、召喚ユニットに大打撃を与えるなど、汎用性に長けるユニットである。
- バリスタ(Ballista)
- 前半から登場する攻城ユニットで、巨大な矢を射出する弩(いしゆみ)車。
- 耐久力に欠けるため機動性が重視されるナイトエルフ軍において、非常に鈍足さが目立つ。
- 序盤から登場できるため、タワーラッシュを何とか返す際の戦力といった所。しかし壁さえあれば補助火力として無視できない威力を示す。
- ヒッポグリフ(Hippogryph)
- 中盤から登場する航空ユニットで、カラスの頭と翼を持った馬のような姿をしている獣。セナリウスに従う知性の高い生き物。
- 対地攻撃力を持たない対空特化ユニットで、その攻撃力たるや凄まじく、敵航空戦力を一瞬にして蒸発させるほど。
- 性能的に双璧を成すガーゴイルと比較しても消費資源面で勝っており、同数で落とし勝てば資源差をつけられる。
- ただし対地能力を持たないため、登場する局面は極めて限定される。
- ヒッポグリフライダー(Hippogryphrider)
- アーチャーがヒッポグリフに乗った状態。
- Reign of Chaosでは乗り降りできないが、拡張版The Frozen Throneでは何度でも乗り降りできるようになった。
- ただし攻撃方法が対地対空共にアーチャーの弓攻撃になり、ヒッポグリフの強力な対空攻撃はなくなってしまうため、制空権を掌握して用途のなくなったヒッポグリフに地上攻撃力を持たせるため、余っていたアーチャーを載せる程度の用途で、このユニットを目的としてアーチャーとヒッポグリフを作るような事はまずない。
- キメラ(Chimaera)
- 後半から登場する航空ユニットで、カリムドールの森を守る双頭の龍。
- 腐敗の息吹(Corrosive Breath)によって地上の建造物に大打撃を与える対地用ユニットで、対空攻撃能力は持たない。
- やや足の速い攻城ユニットといった感があり、主力が対空能力を持っているナイトエルフにとって死角はほとんど目立たない。
- 登場までに独立したツリーを要するため使用は稀だが、キャスターやナイトエルフが苦手とする建物を易々と吹き飛ばしてくれる。
- ドルイド・オブ・ザ・タロン(Druid of the Talon)
- 中盤から登場するキャスターで、杖を携えたナイトエルフの男性術士。
- カラスの力を持つドルイドという設定だが、ゲームの中の彼等の代名詞はサイクロン(Cyclone)である。
- 拘束時間こそ大幅に低下させられたものの、一定時間1ユニットを完全に無力化できるこのスキルで戦局は一変される。
- 特にデスナイトやブレードマスター、コドービーストなど強力なユニットを延々吹き飛ばすと戦力損失が計り知れないため、相手の視野を奪える夢幻の炎(Faerie Fire)も強力なスペルではあるが、サイクロンのためマナを温存すべき強力なユニットである。
- ドルイド・オブ・ザ・クロウ(Druid of the Claw)
- 後半から登場するキャスターで、ナイトエルフには珍しい筋肉隆々の大男の術士。
- 高回復力を誇る若返り(Rejuvenation)に、範囲内にいる味方に攻撃力を付加する咆哮(Roar)と、優れたスキルをふたつ持ち、さらにベアフォーム(Bear Form)によってクマに変身すれば、ナイトエルフ待望の壁役ユニットとして活躍できる。
- 正面から素直に殴り合えばほぼ負けてしまうものの、ヒューマンのナイトに勝るとも劣らない優れた性能を誇る。
- トレント(Treant)
- キーパー・オブ・ザ・グロウブが召喚するユニットで、一度に2~4体産まれる樹木人。60秒で消滅する。
- 樹木を触媒にして(樹木は薙ぎ払われて消えてしまう)現れる召喚ユニットで、性能は最低水準。
- 以前は有限の壁として使い、いばらのオーラによる定値ダメージ反射によって敵接近ユニットに無視できない損害を与えたが、いばらのオーラの下降修正に伴ってキーパー・オブ・ザ・グロウブが使用されなくなり、同時に彼等の姿も見られなくなった。
[編集] WarcraftIII拡張セット 「The Frozen Throne」
背景
先の大戦で活躍しながらも、故郷を追われたイリダン・ストームレイジ。力を失ったはずのアンデッドの王リッチキングと、かつてのヒューマンの王子アーサス。ヒューマンの迫害に耐えかね、ついに反乱を起こしたハイエルフ。
…さまざまな種族のさまざまな思惑が交差し、再び世界は戦乱の渦に飲み込まれる。
そしてここにもひとつの争いがある。オークと手を取り合って生きて行こうとする娘と、異種族への憎悪から逃れるのことの出来ない父親との、悲しい相克が。
概要
各種族に1種類のヒーローと2種類の通常ユニットが追加され、種族毎に品揃えの異なるショップを建てられるようになった。さらに各種族のものとは別に中立ヒーローが追加され、後のアップデートでは種類が増やされた。また、新しい種族(ソロシナリオ専用)やアイテムが追加された。
RPGシナリオが登場。