アクア・ティーン・ハンガー・フォース
アクア・ティーン・ハンガー・フォース(原題:Aqua Teen Hunger Force, 略称ATHF、2011年よりAqua Unit Patrol Squad 1 に改題[1]、2012年よりAqua Something You Know Whateverに改題,[2])はアメリカ合衆国のテレビアニメ。 アメリカ合衆国ではカートゥーンネットワークの深夜枠であるアダルトスイム枠で放送されており、カナダでもテレトゥーンで放送されている。日本ではポニーキャニオンにより2009年にDVDがリリースされた。 もともとこの番組は"Space Ghost: Coast to Coast"から派生した番組である。 Space Ghost: Coast to Coastでの初登場は"Baffler Meal"で、キャラクターデザインや口癖などは現在のものと異なっている。
2000年12月30日にパイロット版放送が行われて以来、この番組はアダルトスイムで最も長く放送している番組である[3] 。 2007年には、アメリカ合衆国の877の映画館でen:Aqua Teen Hunger Force Colon Movie Film for Theatersが上映された。なお、製作会社のウィリアム・ストリートは 2012年に映画第2弾"en:Death Fighter"を公開しようと計画中である[4] 。
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概要 [編集]
ポストモダニズム・ユーモアを持ったアニメとして知られている[5][6]この番組は、ニュージャージー州郊外に住む主人公は擬人化された3人のファストフードとその隣人を主人公にしている。 エピソードは、家にやってくる怪物たちと登場人物たちのやり取りを描いている。その怪物たちはたいてい非力だったり、無責任だったりすることが多い。 この番組はシュールなネタや陰気なユーモアがよく用いられており、最初は順序だっているストーリーがキャラクターの言動によってめちゃくちゃになることはよくあることである。また、話に連続性がなく、レギュラーキャラクターが死んだと思ったら次の回では元気にしていることもある。 そのためこの番組はカルト的人気を博している。Schoolly Dが歌うテーマソングがゲームSaints Row: The Thirdに使用されている。
製作 [編集]
このアニメの大半は声優によるアドリブ(行き当たりばったりによるものも含む)で構成されている[7]。 番組にはちゃんと脚本は存在するのだが、最終レコーディングで声優がアドリブを入れる。 これは、全員ではないが、キャストやスタッフが Space Ghost Coast to Coastで一緒だったことからもきている[3] 。 オープニングテーマは ラッパーの en:Schoolly Dが歌っており、初期においては解説を入れることもあった。
このアニメはもともとSpace Ghost Coast to Coastの "en:Baffler Meal"という回に出てくる架空のファーストフードチェーン店"Burger Trench"のマスコットキャラクターとして出てくるために作られた。 そのバージョンはこのアニメのプロトタイプとして作られたが、マスターシェイクとフライロックのデザイン・性格・声は現在と異なっていた[8] 。 番組の、"Teen Hunger Force" という名前は、3人が十代の人間たちの飢えをいやすという使命からつけられたものである[9]。
"Baffler Meal" は数年間放送されず、アクア・ティーン・ハンガー・フォースの人気が出てきた際に、"Kentucky Nightmare"と改作された形で初めて放送された。
登場人物 [編集]
- マスターシェイク
- 声:ダナ・シュナイダー/吹き替え:モト冬樹
- ミルクシェイクを擬人化したキャラクター。ソシオパスで自己中心的。よくミートワッドに怒りをぶつける。頭にピンクのストローが刺さっている。
- フライロック
- 声:ケアリー・ミーンズ/吹き替え:肥後克広
- フライドポテトを擬人化したキャラクター。歯には矯正器をしている。青い不思議な宝石を身につけているため、浮遊した状態で現れる。フリーランスではあるが、立派な科学者である。その為、唯一三人のなかで頭がよく常識的であり、マスターシェイク、ミートワッドにとっては父親のような存在。
- ミートワッド
- 声:デイヴ・ウィリス/吹き替え:松村邦洋
- 挽肉を擬人化したキャラクター。中指やイグルー、ホットドッグなどに形を変えられる(他の物にも変えられるが、1~2話ぐらいしか出てこない(サムライ・リンカーンなど)。単純な性格。
- Carl Brutananadilewski
- 声:デイヴ・ウィリス/吹き替え:
- ハゲで太った、3人組の隣人。彼らをイカレた連中として嫌っている。よく三人の行事やトラブルに巻き込まれている。金色のネックレスに白いタンクトップ、青いスエット・パンツ、緑のビーチサンダルといった服装をしている。
- ポルノとボストンのMore Than A Feeling といったクラシック・ロックを愛しており、それを自慰の種にしている。
- 熱狂的なニューヨーク・ジャイアンツのファンでもある。
- Dr. Weird
- 声:C. Martin Croker/吹き替え:
- さびれた精神病院に入れられたマッドサイエンティスト。
- スティーブ
- 声:C. Martin Croker/吹き替え:
- Dr. Weirdの助手。何故かWeirdとは夫婦関係にある。
- The Mooninites
- 月から来たエイリアン2人組。
- 彼らの名の由来はメノナイトより。2人が合体することでMoon BlasterやMoon Glacierに変形(?)することが出来る(Blasterは物凄く遅く、当たるのに数分かかる。Glacierは一定。その代わり威力は抜群)。
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- Ignignokt
- 声:デイヴ・ウィリス/吹き替え:
- 2人組のうち、大柄で緑色の体をした方。中指を上げて「I'm doing this as hard as I can」と言うことで有名。2007年に起きたボストン・アド・キャンペーン爆弾騒動のとき、彼のイラストが用いられた。
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- Err
- 声:デイヴ・ウィリス/吹き替え:
- 2人組のうち小柄で紫色の体をした方。口が悪く、結構暴れん坊。
- Boxy Brown
- 声:デイヴ・ウィリス/吹き替え:
- ミート・ワッドの箱からできたイマジナリーフレンド。黒人のアクセントと性格をもっており、ミート・ワッドは彼を恐れている。他にもDeweyやVanessaといったリンゴとトイレットペーパーの筒がいる。
- Cybernetic Ghost of Christmas Past from the Future
- 声:Matt Maiellaro/吹き替え:
- Oglethorpe
- 声:Andy Merrill/吹き替え:
- Emory
- 声:Mike Schatz/吹き替え:
- MC Pee Pants
- 声:MCクリス/吹き替え:
- 売れないラッパー。最初は大蜘蛛、その後は牛や老人になっている(牛の時の名前はSir Loin,老人の時はLittle Brittle)。何度も死亡しており、死ぬたびにサタンに違う姿で地上に返されている。三人組に二回殺されている(MC Pee Pantsのときは爆死、Sir Loinのときは肉屋で切り刻まれた)。Little Brittleのときは吸血鬼になったものの、日光を浴びて死亡。
- Dr. Wongburger
- 声:Tommy Blacha/吹き替え:
- 異星人のマッドサイエンティスト。MC Pee Pants同様何度も死んでは違う姿で現世に戻っている。"Dickesode"で初登場を果たしたときは、陰茎を擬人化したような姿をしており、Wong Burgerという飲食店を経営しながら、他人の陰茎を狙っていた。 "Creature from Plaque Lagoon"で再び登場したときは、歯を擬人化したような姿をして、他人の歯を狙っていた。
DVD [編集]
スタッフ [編集]
- 監督: デイヴ・ウィリス、 Matt Maiellaro
- 美術: ラディカル・アクシス
- 製作:ウィリアム・ストリート
日本語版スタッフ [編集]
騒動 [編集]
詳細は「アダルトスイム#アド・キャンペーン爆弾騒動」を参照
脚注 [編集]
- ^ Franich, Darren. “'Aqua Teen Hunger Force' changes title to 'Aqua Unit Patrol Squad 1'”. Popwatch. 2012年6月17日閲覧。
- ^ Aqua Something You Know Whatever coming to Adult Swim in June, AdultSwim.com, May 2012
- ^ a b “Welcome to Williams Street”. Daily Vanguard (2007年2月8日). 2007年3月5日閲覧。
- ^ Dragoncon ATHF Announcements
- ^ "OK, we get the 'Aqua Teen' joke; it's still not funny". Burr, Ty. Boston Globe. 04-13-07. Accessed 01-03-10.
- ^ "Literary and Cultural Postmodernism". Course syllabus. Georgia Tech School of Literature, Communication, and Culture. Georgia Tech. Accessed 01-03-10.
- ^ “Aqua Teen Hunger Force, The Interview, September 22, 2003”. Flak Magazine. 2006年12月1日閲覧。
- ^ Audio commentary for "Baffler Meal"; Volume Two (DVD)
- ^ Spoken dialogue in "Baffler Meal"; Volume Two (DVD)