どうぞ安らかに

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どうぞ安らかに
ジャンル サスペンス
企画 酒井浩至(日本テレビ)
脚本 水谷龍二
下村優(第2作)
監督 下村優(第1作・第2作)
吉本潤(第3作)
梶間俊一(第4作)
出演者 伊東四朗
榊原郁恵
中本賢
製作
制作 日本テレビ
放送
音声形式モノラル
放送国・地域日本の旗 日本
第1作 - 第3作
(火曜サスペンス劇場)
オープニングオープニングテーマを参照
エンディング主題歌を参照
放送期間2001年6月5日 - 2003年8月12日
放送時間21:03 ~ 22:54
回数3
火曜サスペンス劇場
第4作
(DRAMA COMPLEX)
オープニング「フェニックス」
布袋寅泰
エンディングFORBIDDEN LOVE
マドンナ
放送期間2005年12月20日
放送時間21:00 ~ 22:54
回数1
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どうぞ安らかに』(どうぞやすらかに)は、日本テレビにより制作され、同局のドラマ枠で放送されたサスペンスドラマシリーズである。全4回。主演は伊東四朗

火曜サスペンス劇場」において、2001年から2003年までに3作品が放送された。

第4作も火曜サスペンス劇場枠で放送するために2005年に制作されたが、諸般の事情でお蔵入りした。その後火曜サスペンス劇場は新2時間ドラマ枠「DRAMA COMPLEX」に切り替わったため、同枠で2005年12月20日、「たそがれ葬儀屋探偵の災難」と改題の上で放映された[1]

概要[編集]

お年寄りの原宿・巣鴨を舞台に、伊東四朗演じる主人公が殺人事件の謎を解いていく、下町ムード溢れる人情サスペンス。

殺人事件が発生し、被害者の葬儀を龍三が代表[2]を務める葬儀屋が執り行う。

第2作では被害者の火葬後に見つかった「あるもの」が犯人特定の手掛かりとなる。

各作品同士の繋がりはないパラレルワールド的な作品となっている[3]。作品ごとに主人公や主要キャストの苗字が変わっているほか、社名も「荒木葬儀社」→「みかさ典礼」→「東花(とうはな)葬儀社」になっている。

キャスト[編集]

主要人物[編集]

荒木龍三(第1作) / 瀬田龍三(第2作以降)
演 - 伊東四朗
東京の巣鴨にある葬儀社代表。アパート経営も行っている。遊び仲間たちと内緒でスナックへ出かけるため、峰子にバレる度に説教を喰らっている。
第3作以降は経営から引退して保護司のボランティアをし、元映写技師という設定が追加されている。
荒木峰子(第1作) / 瀬田峰子(第2作) / 河合峰子(第3作以降)
演 - 榊原郁恵
龍三の娘。
第2作では小学校時代の親友だったシングルマザーが殺人事件の被害者となって大きなショックを受ける。同作のラストで、守との間に第1子を妊娠。
第3作以降は龍三の葬儀屋を引き継いだという設定。
荒木守(第1作) / 瀬田守(第2作) / 河合守(第3作以降)
演 - 中本賢
峰子の夫。
第2作までは婿養子の設定。
夫婦仲はいいが、義父と妻の板挟みになりがち。

龍三の近所の人々[編集]

直井繁太郎
演 - 織本順吉(1・2)
元国鉄マン。すでに子どもは独立している。
野々村栄吉
演 - 斎藤晴彦(1・2)
元中華料理屋。妻と3年前に死別。
三輪拓造
演- 高橋元太郎(1・2)
元工務店経営。妻の介護をしている。
徳田
演 - 松金よね子(3・4)
世話焼き。龍三からは煙たがられている。
篠原学
演 - 犬塚弘(3・4)
龍三と同じく保護司を務める。前職は刑事。通称は「シノさん」。
滝沢卓次
演 - 石倉三郎(3・4)
龍三が経営するアパートの住人。工事現場の監督。

ゲスト[編集]

第1作(2001年)
第2作「遺骨の灰に残る不燃物は教育ママ殺害の証拠品?母の夢が重荷の家出少年の心の闇」(2002年)
第3作「殺された老婦人の遺産 相続人は仮出所の家政婦」(2003年)
  • 相原信子(真二の妻) - 木村理恵
  • 相原真二(正子の甥・失業中) - 松澤一之
  • 野村(弁護士) - 朝倉伸二
  • 井原(巣鴨中央署刑事) - 柏進
  • 山川静香(龍三が最初に担当した受刑者) - あじゃ
  • 田口(加藤製作所 工員) - 飯島大介
  • 北島昭夫(清美に刺殺された男) - 有薗芳記
  • 加藤勤(清美の養父・加藤製作所の経営者) - 不破万作
  • 堂本(巣鴨中央署刑事) - 出光元
  • 笑美(スナック「笑美」のママ) - 神保美喜
  • 山崎正子(殺人被害者) - 馬渕晴子
  • 加藤清美(龍三が担当する仮出所者) - 石野真子
ノンクレジット
  • 北島浩一郎(建設会社社長・昭夫の父) - 高松英郎
第4作「たそがれ葬儀屋探偵の災難」(2005年)
ノンクレジット

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督
1 2001年06月05日 水谷龍二 下村優
2 2002年09月10日 彼女を殺したのは誰!?
遺骨の灰に残る不燃物は教育ママ殺害の証拠品?
母の夢が重荷の家出少年の心の闇
水谷龍二
下村優
3 2003年08月12日 つぐないとは家族とは何か?
殺された老婦人の遺産相続人は仮出所の家政婦
古い8ミリ映画に刻まれた出生の秘密
水谷龍二 吉本潤
4 2005年12月20日 父と娘の儚い夢は懐かしのスクリーンの想い出
泥棒稼業はやめられない?
下町父さんが見た出所男の苦難の人生
梶間俊一

脚注[編集]

  1. ^ BS日テレでの再放送でのEPGでは「サスペンス名作選『たそがれ葬儀屋探偵の災難』(どうぞ安らかに4)」と明記されている。
  2. ^ 第3作以降は葬儀社の代表を退き、峰子が代表を務めている。
  3. ^ 第2作のラストで峰子が妊娠したはずが、第3作以降は何事もなかったかのようにストーリーが展開している。
  4. ^ 公式サイトの表記では、スナック名は「栗の木」と表示されている。
  5. ^ 公式サイトの表記では、「稲田えつ子」と表示されている。
  6. ^ 第2作にもゲスト出演。

外部リンク[編集]