かち割り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かち割り(かちわり、搗ち割り)は、荒い氷の塊のこと。かち割り氷(かちわりごおり、搗ち割り氷)の略語である。
飲料を飲むためにポリ袋に密封したり、涼を取るために、ポリ袋に入れてストローを挿し、袋の口を輪ゴムで止めたりして販売する。希釈したかき氷用シロップに氷塊を入れたものを「かち割り」と称して販売する屋台がある。
甲子園での夏の高校野球のスタンド・売店でも売られる。氷水を飲んだり、額などにのせ涼をとったりする。
かつては巾着状のビニール袋に入れて売られていた。以前は甲子園球場内で袋詰めをしていたが、現在は大阪市内の工場で袋詰めし輸送しており、配送上の問題からビニール袋に密閉している。水は六甲山系の地下水を汲み上げたものである。2日間かけてゆっくりと製氷する事で水に溶け込んだ空気が徐々に抜け、気泡が少ない氷になるため溶けにくい。
凍らせたペットボトル入りミネラルウォーターの台頭で、売り上げがピーク時の半分から三分の一にまで落ちた事もあり、夏の甲子園の伝統であるかちわりの売上を回復させようとする動きがある。
[編集] 派生
- かち割りビール
- ロックアイスを満たしたグラスやジョッキに、ビールを注ぐ飲み方。
- ぬるいビールを冷蔵庫で冷やすのがじれったくなった相撲取りが丼に氷を入れてビールを飲むようになったのが由来とされる。
- かち割りワイン
- グラスに氷を入れ、なみなみとワインを注ぐ飲み方。
- いわゆるワイン・ロックだが、2009年頃からサッポロビールなど酒造メーカーが低価格ワインの販売拡張を狙って提唱し、ワイングラスではなくジョッキで提供する居酒屋などが増えてきている。
- かち割り君
- 岩盤を横方向に押し広げ、割裂する高効率低公害な岩盤掘削工法。新技術情報提供システム(NETIS)
- かち割りレモン
- 伊藤園が販売する冷凍ボトル飲料。冷凍販売が可能。
[編集] 外部リンク
- 神戸新聞 - 記事
- 【甲子園・夏】氷の熱戦、古豪かちわり逆襲 暑さが好救援 - 産経新聞Web版 2010年8月16日閲覧