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「おーしゃんいーすと」の版間の差分

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=== 航路 ===
=== 航路 ===
'''オーシャン東九フェリー'''
; オーシャン東九フェリー
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* [[東京港]](東京港フェリーターミナル) - [[徳島小松島港|徳島港]] - [[新門司港]]


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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [https://web.archive.org/web/20150506234747/http://www.otf.jp/guide/standard.html フェリー船のご案内 スタンダードフェリー] - オーシャン東九フェリー(Internet Archive)
* [https://web.archive.org/web/20150506234747/http://www.otf.jp/guide/standard.html フェリー船のご案内 スタンダードフェリー] - オーシャン東九フェリー(Internet Archive)
* [https://web.archive.org/web/20160305111010/https://www.marinetraffic.com/en/ais/details/ships/shipid:664360/ MarineTraffic.com - OCEAN EAST] - [[自動船舶識別装置]](AIS)による現在位置表示
* [https://web.archive.org/web/20160305111010/https://www.marinetraffic.com/en/ais/details/ships/shipid:664360/ MarineTraffic.com - OCEAN EAST] - [[自動船舶識別装置]](AIS)による現在位置表示


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2019年1月12日 (土) 05:49時点における版

おーしゃんいーすと
新門司港にて(2010年5月)
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1991-2016)
モンゴルの旗 モンゴル(2016)
所有者 オーシャン東九フェリー(1996-2008)
オーシャントランス(2008-2016)
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運用者 オーシャン東九フェリー(1996-2008)
オーシャントランス(2008-2016)
建造所 佐伯重工業[1]
母港 福岡県北九州市
姉妹船 おーしゃんうえすと[1]
信号符字 JDAQ
IMO番号 9000912
MMSI番号 431601235
改名 おーしゃん いーすと(1991-2016)
GOLDEN BIRD 7(2016)
経歴
起工 1990年10月
進水 1991年2月16日[2]
就航 1991年6月10日
運航終了 2016年1月24日
要目
総トン数 11,523トン[2]
載貨重量 4,036MT
全長 166.00 m[2]
垂線間長 155.00 m[1]
型幅 25.00 m[2]
型深さ 8.40 m[1]
喫水 13.60 m[2]
機関方式 ディーゼル[2]
主機関 DU SEMT-Pielstick 8PC40L 2基[1]
推進器 4翼可変ピッチプロペラ 2軸[2]
出力 28,800ps
最大速力 25.5ノット
航海速力 21.5ノット[1]
旅客定員 401名[2]
車両搭載数 12mトレーラー101台または8トントラック27台、乗用車75台
テンプレートを表示

おーしゃんいーすとは、オーシャントランスが運航していたフェリー。

概要

旧オーシャンフェリー時代の船舶「第三伊豆」に代わり東京港 - 徳島港 - 新門司港(北九州市)航路に1991年に就航。「オーシャン東九フェリー」としての最初の新造船となる。1996年から2015年まで設備の多い当船と同型船おーしゃんうえすとを「スタンダードフェリー」、合理化型のおーしゃんさうすおーしゃんのーすを「カジュアルフェリー」として船型を交互に変えて運航していた。新造船「フェリーびざん」就航に伴い2016年1月24日の新門司港到着をもって引退した[3]

その後、売船のため、GOLDEN BIRD 7と改名してモンゴル船籍となり、インドネシアへ回航された。

航路

オーシャン東九フェリー

船内

5階・B甲板
  • エントランスホール
  • 売店・案内所
  • ロッカー
  • 自動販売機コーナー「スナックコーナー」
  • レストラン(2008年より「フードスクエア」としてイートインスペース利用、また一部時間帯に「うどんコーナー」のサービス名でうどんを中心とした軽食の提供に簡略化。)
  • 2等室(8室・和室 8名×4室、27名×2室、18名×2室)
  • ドライバーズルーム(10名1室・洋室)
  • 1等洋室(2名・2室)
  • 1等和室(3名・2室)
  • ラウンジ
6階・A甲板
  • ロビー・TVコーナー
  • ゲームルーム
  • 麻雀ルーム
  • 展望風呂
  • ミーティングルーム(2等室・29名)
  • 自動販売機コーナー
  • 1等洋室(5名・16室)
  • 1等和室(5名・2室)
  • 1等浴室
  • 特等洋室(2名×2室)
7階・航海甲板
  • 特等洋室(2名×4室)
  • イベントホール(2等室・128名)

事故・インシデント

旅客フェリーおーしゃんいーすと乗揚

2014年7月26日、12時5分ごろ、東京港へ向けて徳島小松島港を出港する際、徳島小松島港東方沖2マイルにある浅瀬、沖ノ瀬(水深3.5m)に乗り揚げた。停船後、浸水により船体が傾斜したが、ヒールタンクへの注水により傾斜は回復し自力航行が可能であったため、来援したタグボート2隻および巡視艇の伴走を受けて徳島小松島港へ引き返し、13時40分ごろフェリーバースに着岸した[2]

沖ノ瀬は底質が岩であったため、本船は右舷船底部が約40mにわたって凹損、長さ約23.6m、幅約0.65mの破口を生じ、右舷プロペラおよび右舷舵板も一部損傷した。破口から複数のボイドスペースに浸水、開放されていた水密扉を通じてF甲板の車両積載区画も浸水した。フィンスタビライザ室の浸水により、駆動部が濡損したため、フィンスタビライザは使用不能となった。乗船していた乗員19名、旅客43名に被害はなかったが、搭載していた車両188両のうち、F甲板の乗用車43台が浸水により濡損、D甲板の乗用車3台が接触の衝撃および船体傾斜により損傷した[2]

事故原因は、シラス網漁の漁船団を回避する際に船長が船位の確認を行っておらず、浅所に接近したためであるとされた。現場海域では多数の漁船群が操業しており、本船は3組のシラス網漁の漁船団を回避するところであった。また、車両搭載区画への浸水は航海中は常時閉鎖されるべきである水密扉が開放されていたために発生した[2]。この事故により、本船が配船されていた便は欠航となり、本船は尾道造船で修理を受けた後、2014年9月13日より運航に復帰した。

脚注

  1. ^ a b c d e f 辰巳順 (2017-09-01). “日本の物流大動脈に大型フェリー同型船4隻就航 - 燃費20%以上削減を実現”. マリンエンジニアリング (日本マリンエンジニアリング学会) 52 (2): 631-635. https://doi.org/10.5988/jime.52.631 2018年9月27日閲覧。. 
  2. ^ a b c d e f g h i j k 船舶事故調査報告書 (PDF) (Report). 運輸安全委員会. 3 September 2015. 2016年1月14日閲覧
  3. ^ オーシャントランスフェリー事業部(オーシャン東九フェリー)運航スケジュール 平成27年11月27日 - オーシャントランス

外部リンク