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風見尚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
風見 尚 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム かざみ なお
ラテン文字 KAZAMI Nao
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走マラソンウルトラマラソン
所属 東京実業高等学校-駒澤大学-愛三工業
生年月日 (1983-04-09) 1983年4月9日(41歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都足立区
自己ベスト
ハーフマラソン 1時間3分25秒 (2007年)
マラソン 2時間13分13秒 (2020年)
100km 6時間9分14秒(2018年)
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風見 尚(かざみ なお、英語: Nao Kazami1983年4月9日 - )は、日本長距離走選手。ウルトラマラソン100kmの元世界記録保持者[1][2]東京都足立区出身[3]

来歴

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東京実業高校、2006年に駒澤大学経営学部卒業[4]愛三工業に入社し陸上競技部所属。2010年に現役引退した後、フルタイムで勤務しながら、一般の市民ランナーとして競技を続ける。

2018年6月、サロマ湖100キロウルトラマラソンにおいて、6時間9分14秒の世界最高記録で優勝。従来の記録は1998年の同マラソンで砂田貴裕が出した6時間13分33秒(世界記録を4分19秒更新)[5][6]

2019年、コムラッズマラソン(86.83km)で3位(アジア人初の表彰台)[7][8]

2022年8月27日、ドイツ・ベルリンで開催の第31回IAU100km世界選手権日本代表となり[9]、6時間21分43秒で6位入賞。

  • 大学時代、チームは箱根駅伝で連勝中だったが、4年間エントリーメンバーに登録されながら出走はなかった。4年時には補欠ながらも箱根駅伝の連勝が“4”で途切れる悔しさを味わう。
  • 実業団の愛三工業で、ニューイヤー駅伝や中部実業団駅伝には出場。しかし、実績を挙げられずに4年で陸上競技部を引退。陸上部引退後もフルタイムで働きながら、毎日5時から朝練習をし、終業後も走る生活を毎日続ける。平日に50㎞走をすることもあり、これが100㎞の世界記録につながった[10][11][3]
  • ものまねアスリート芸人のM高史は大学の1つ後輩。4年生の時、寮では隣の部屋だった[12]

ベストタイム

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  • 5,000m - 14:13:76(2007.9.23 日体大記録会)
  • 10,000m - 29:18:70(2006.10.14 静岡県長距離記録会)
  • ハーフマラソン - 1:03:25(2007.11.23 名古屋)
  • フルマラソン - 2:13:13(2020.3.1 東京マラソン
  • 100km - 6:09:14(2018.6.24 サロマ湖)

主な成績

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  • 2003年 一関ハーフマラソン3位
  • 2009年 大田原マラソン2位
  • 2016年 かすみがうらマラソン2位
  • 2016年 IAU50km世界選手権4位
  • 2018年 勝田マラソン2位
  • 2018年 IAU100km世界選手権6位
  • 2018年 サロマ湖100kmウルトラマラソン優勝(世界新記録)
  • 2019年 コムラッズマラソン(86.83km)3位(アジア人初の表彰台)
  • 2021年 柴又100K 優勝(※大会新記録[13]
  • 2022年5月 柴又100K 2位(6時間18分55秒)
  • 2022年8月 IAU100km世界選手権6位(6時間21分43秒)

駅伝

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  • 2006年 中部実業団駅伝6区4位
  • 2007年 中部実業団駅伝6区6位

出典

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  1. ^ 「風見尚が世界最高記録!100キロウルトラマラソン」2018年6月24日~日刊スポーツ
  2. ^ 「100キロマラソン、風見が20年ぶり世界記録」2018年6月24日~日経新聞
  3. ^ a b 「ひと@あいち:次の世界選手権で雪辱」2018年9月24日~毎日新聞
  4. ^ 駒澤大学. “「本学OBの風見尚選手が第31回IAU100km世界選手権 日本代表に選出」2022.8”. 2022年9月3日閲覧。
  5. ^ 「100キロマラソン、愛知の市民ランナーが世界新記録」2018年6月28日~朝日新聞
  6. ^ 「風見尚1が世界最高を更新 男子100キロで20年ぶり」2018年6月24日~産経新聞
  7. ^ 4years. “「駒澤大OB・風見尚さん 箱根駅伝4年連続補欠から100km世界記録保持者に!」2020.7”. 2022年9月3日閲覧。
  8. ^ shop.rxl. “「【インタビュー】風見尚選手 -100㎞マラソン世界記録保持者」2021.10.”. 2022年9月3日閲覧。
  9. ^ JAAF. “「第31回IAU100km世界選手権 日本代表選手について」2022.6.”. 2022年9月3日閲覧。
  10. ^ 「挫折を乗り越え、鍛錬を続け~風見尚、100㎞マラソン日本記録更新」2018年7月20日~ベースボール・マガジン社WEB
  11. ^ 「サロマ湖100kmで世界最高記録!風見尚さんが6時間9分14秒」runnet
  12. ^ 「駒大OB・風見尚さんが100km世界記録樹立」2018年6月24日~M高史オフィシャルブログ
  13. ^ runnet. “「【全ては敗北から始まる】100km世界記録保持者・風見尚さん」2022.3.”. 2022年9月3日閲覧。

外部リンク

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