野村修
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野村 修(のむら おさむ、1930年10月9日 - 1998年4月23日[1])は、日本のドイツ文学者、翻訳家。京都大学名誉教授。
来歴
[編集]千葉県市川市生まれ。京都大学卒業。『新日本文学』に拠って、ブレヒト、ベンヤミンなどについて研究、翻訳。京大教養部助教授、教授、1994年定年退官、名誉教授。梅花女子大学教授。1998年肝不全のため死去[1]。
著書
[編集]- 『暴力と反権力の論理』(せりか書房) 1969
- 『ブレヒト・ノート』(晶文社) 1969
- 『スヴェンボルの対話 ブレヒト・コルシュ・ベンヤミン』(平凡社) 1971
- 『ベンヤミンの生涯』(平凡社選書) 1977.1、のち平凡社ライブラリー
- 『バイエルン革命と文学』(白水社) 1981.2
- 『ビーアマンは歌う』(晶文社) 1986.2
- 『ブレヒトの世界』(御茶の水書房、あごら叢書) 1988.1
- 『彗星のように 20世紀を生きた三人の女性』(平凡社) 1990.1
共編著
[編集]翻訳
[編集]- 『リルケと共に』(ルー・アルベール・ラザール、高安国世共訳、新潮社) 1954
- 『マルクス その思想の歴史的・批判的再構成』(カール・コルシュ、未来社) 1967
- 『ボルシェヴィズムの歴史』(アルトゥーア・ローゼンベルク、晶文社) 1968
- 『ヨーロッパ労働運動史』(W・アーベントロート、合同出版) 1968
- 『わが友ベンヤミン』(ゲルショム・ショーレム、晶文社) 1978.1
- 『危機のなかのマルクス主義 カール・コルシュ政治論集』(編訳、れんが書房新社) 1986.2
- 『ヨーロッパ革命の前線から』(ラリサ・ライスナー、平凡社、20世紀メモリアル) 1991.1
ベルトルト・ブレヒト
[編集]- 『ブレヒト詩集』(飯塚書店、世界現代詩集) 1959
- 『亡命者の対話』(ベルトルト・ブレヒト、現代思潮社) 1963
- 『ブレヒトの詩』(河出書房新社、ベルトルト・ブレヒトの仕事3) 1972
- 『ブレヒト青春日記』(晶文社、ブレヒト・コレクション) 1981.4
- 『家庭用説教集』(長谷川四郎共訳、晶文社、ブレヒト・コレクション) 1981.6
- 『亡命者の対話』(晶文社、ブレヒト・コレクション) 1981.8
- 『ブレヒト愛の詩集』(晶文社) 1984.1
- 『ブレヒト全書簡』(晶文社) 1986.12
- 『ブレヒト詩集』(土曜美術社出版販売、世界現代詩文庫) 2000.11
H・M・エンツェンスベルガー
[編集]- 『政治と犯罪 国家犯罪をめぐる八つの試論』(エンツェンスベルガー、晶文社) 1966
- 『ハバナの審問』(H・M・エンツェンスベルガー、晶文社) 1971
- 『スペインの短い夏』(H・M・エンツェンスベルガー、晶文社) 1973
- 『タイタニック沈没』(H・M・エンツェンスベルガー、晶文社) 1983.5
- 『霊廟 進歩の歴史からの37篇のバラード』(H・M・エンツェンスベルガー、晶文社) 1983.9
- 『人間好き ディドロについての対話』(H・M・エンツェンスベルガー、晶文社) 1987.5
- 『ドイツはどこへ行く?』(H・M・エンツェンスベルガー、石黒英男共訳、晶文社) 1991.11
- 『国際大移動』(H・M・エンツェンスベルガー、晶文社) 1993.8
- 『冷戦から内戦へ』(H・M・エンツェンスベルガー、晶文社) 1994.12
ヴァルター・ベンヤミン
[編集]- 『暴力批判論』(高原宏平共訳、晶文社、ヴァルター・ベンヤミン著作集1) 1969
- 『ボードレールにおける第二帝政期のパリ』(晶文社、ヴァルター・ベンヤミン著作集6) 1975
- 『書簡 1 1910-1923』(晶文社、ヴァルター・ベンヤミン著作集14) 1975
- 『新しい天使』(晶文社、ヴァルター・ベンヤミン著作集13) 1979.8
- 『子どものための文化史』(ヴァルター・ベンヤミン、小寺昭次郎共訳、晶文社) 1988.4、のち平凡社ライブラリー
- 『ボードレール』(ヴァルター・ベンヤミン、岩波文庫) 1994.3
- 『暴力批判論』(ヴァルター・ベンヤミン、岩波文庫) 1994.3
- 『ベンヤミン / アドルノ 往復書簡 1928-1940』(ヘンリ・ローニツ編、晶文社) 1996.7
脚注
[編集]参考
[編集]- 著書の紹介文、新聞の死亡記事