コンテンツにスキップ

荒木浩 (国文学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

荒木 浩(あらき ひろし、1959年10月 - )は、日本日本文学者国際日本文化研究センター教授。博士(文学)。専攻は古代・中世文学。

来歴・人物

[編集]

新潟県出身。1982年[1]京都大学文学部国語学国文学専攻卒業。1984年京都大学大学院文学研究科国語学国文学専攻修士課程修了。1986年同博士後期課程中退、愛知県立女子短期大学講師兼愛知県立大学講師、1990年助教授。1992年大阪大学教養部助教授、94年大阪大学文学部助教授、99年同文学研究科助教授、2006年教授、2010年国際日本文化研究センター教授。2018年同副所長を兼任(2020年3月まで)。

1992年「〈次弟不同〉の物語-宇治拾遺物語の世界」ほかの研究で第18回日本古典文学会賞受賞。2013年3月「説話集の構想と意匠 今昔物語集の成立と前後」で京都大学より博士(文学)の学位を取得。

著作

[編集]

単著

[編集]
  • 『日本文学の二重の顔 <或る>ことの詩学へ』(大阪大学出版会、2007年)
  • 『説話集の構想と意匠 今昔物語集の成立と前後』(勉誠出版、2012年)
  • 『かくして「源氏物語」が誕生する 物語が流動する現場にどう立ち会うか』(笠間書院、2014年)
  • 『徒然草への途 中世びとの心とことば』(勉誠出版、2016年)
  • 『『今昔物語集』の成立と対外観』(思文閣出版、2021年)
  • 『古典の中の地球儀 海外から見た日本文学』(NTT出版、2022年)
  • 『京都古典文学めぐり 都人の四季と暮らし』(岩波書店、2023年)
  • 『方丈記を読む 孤の宇宙へ』(法蔵館文庫、2024年)

校注

[編集]

編著

[編集]
  • 『中世の随筆 成立・展開と文体』(竹林舎、2014年)
  • 『夢見る日本文化のパラダイム』(法藏館、2015年)
  • 『夢と表象 眠りとこころの比較文化史』(勉誠出版、2017年)
  • 『古典の未来学: Projecting Classicism』(文学通信、2020年)

共編著

[編集]
  • 『デジタル人文学のすすめ』(楊暁捷・小松和彦との共編、勉誠出版、2013年)
  • 『ひと・もの・知の往来―シルクロードの文化学(アジア遊学 208)』(近本謙介・李銘敬との共編、勉誠出版、2017年)
  • 『〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界』(前川志織・木場貴俊との共編、KADOKAWA 2021年)

監修番組

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ [1]

外部リンク

[編集]