茶美豚
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茶美豚(ちゃーみーとん)とは、日本のブランド豚の銘柄名。鹿児島県の特産品[1]。チャーミーポークと呼ばれることもある。
鹿児島県以外での飼育も行われているため[2]、鹿児島産を区別するため薩摩茶美豚、鹿児島茶美豚と呼ぶこともある。
概要
[編集]品種的には、大ヨークシャー種、デュロック種、ランドレース種の三元交配種が飼育されていることが多い。
消費者の健康志向に対応した商品として、かごしま黒豚に続くブランド豚を産み出すために1994年からJA鹿児島県経済連で試験飼育が行われた。
JA鹿児島の広報資料によれば、通常の豚肉と比較して以下の特徴が挙げられている[3]。
日本国内にブランド豚、銘柄豚は多数あり中には一般販売がされていない銘柄もあるが、茶美豚は地元の鹿児島に限って言えば、スーパーなどで普通に販売されている[4]。
飼育法
[編集]茶(緑茶粉末、カテキン)を食べさせていることが最大の特色に挙げられる[4]。
飼料用米を食べさせている他、穀物飼料(トウモロコシ、キャッサバ(鹿児島ではサツマイモ)、大麦)を主原料に、茶(カテキン)を加えた「茶美豚専用飼料」を出荷前の2箇月から与えている[5]。
肉質
[編集]茶を食べさせていることの効果は定かではないが、「脂がしっかりついていながら、サラッとしている」と中国茶評論家の工藤佳治は評している[4]。
脚注・出典
[編集]- ^ “呼称検索(詳細画面)”. 2021年9月29日閲覧。
- ^ 鹿児島県のほかに岩手県、茨城県、岡山県などでも生産している。
- ^ “JA鹿児島県経済連:黒豚に続く新ブランド「茶美豚」の特徴”. 2013年9月2日閲覧。
- ^ a b c 工藤佳治 (2008年11月18日). “豚こそ一番。そしてお茶”. asahi.com. 2016年12月1日閲覧。
- ^ “おうちCO-OP配送職員らが「茶美豚(チャーミーポーク)」飼料用米の田植えを行いました”. ユーコープ (2015年5月25日). 2016年12月1日閲覧。