第11落下傘旅団 (フランス陸軍)
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第11落下傘旅団 | |
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第11落下傘旅団章 | |
創設 | 1999年 |
所属政体 | フランス |
所属組織 | フランス陸軍 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵種/任務 | 空挺 |
人員 |
約10,200名[1]
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所在地 |
オート=ガロンヌ県 バルマ |
上級単位 | 第3機甲師団 |
最終上級単位 | CFT |
戦歴 |
アフガニスタン紛争 マリ北部紛争 |
第11落下傘旅団(だいじゅういちらっかさんりょだん、11e brigade parachutiste:11e BP)は、フランス陸軍の旅団。CFAT隷下の空挺旅団で司令部をオート=ガロンヌ県バルマに置く。
旅団は1,500名の予備役軍人を含む10,200名の隊員で構成され、旅団としては最も規模が大きく、陸上自衛隊の師団をも凌駕する。旅団は命令一下、速やかに地球規模で展開できるように編制され、軽歩兵と軽装甲装輪車両化歩兵部隊で構成された、フランスが誇る緊急展開空挺部隊である。元となった部隊は旧第11落下傘師団で、1999年に師団から旅団に改編された。2016年6月20日に第2機甲旅団および第6軽機甲旅団とともに第3機甲師団の隷下となった
概要
[編集]歴史
[編集]- 1956年:第10落下傘師団(マシュ将軍指揮下)と第25落下傘師団(Sauvagnacs将軍指揮下)が編成された。
- 1961年:将軍達の反乱後に参加した3個連隊が解散、両師団も解散され軽介入師団として再編された。
- 1971年:軽介入師団を基に第11落下傘師団が新編される。
- 1999年:フランス陸軍の大改革で師団から旅団に縮小新編される。
- 2016年6月20日: 第3機甲師団の隷下となる。
ベレー帽
[編集]フランス落下傘兵は他の兵科とは違い、エリートの証である赤ベレー帽(fr:Béret rouge (France))の着帽が許される。ただし、第2外人落下傘連隊に所属する外人部隊兵は、外人部隊の伝統である緑ベレー(fr:Béret vert (Légion étrangère))を着帽する[2]。一見すると他の外人部隊兵と見分けが付きにくいが、ベレー用バッチが第2外人落下傘連隊バッチに変えられている。
編制
[編集]2019年時点の編成。8個落下傘連隊を主力とする。各連隊には1-3個の空挺コマンド部隊が編入されている(空挺コマンドーグループを参照)。
- 第11落下傘旅団
- 旅団司令部、及び通信落下傘中隊 - バルマ駐屯地(オート=ガロンヌ県)
- 第1猟兵落下傘連隊 - パミエ駐屯地(アリエージュ県)
- 第1驃騎兵落下傘連隊 - タルブ駐屯地(オート=ピレネー県)
- 第2外人落下傘連隊 - カルヴィ駐屯地(オート=コルス県)
- 第3海兵歩兵落下傘連隊 - カルカソンヌ駐屯地(オード県)
- 第8海兵歩兵落下傘連隊 - カストル駐屯地(タルヌ県)
- 第17工兵落下傘連隊 - モントーバン駐屯地(タルヌ=エ=ガロンヌ県)
- 第35砲兵落下傘連隊 - タルブ駐屯地(オート=ピレネー県)
- 第1輜重落下傘連隊 - トゥールーズ駐屯地(オート=ガロンヌ県)
- 空挺部隊学校(fr:L'École des troupes aéroportées:ETAP)
- 下士官初期訓練センター(Centres de formation initiale des militaires du rang:CFIM)[3]
- 旅団司令部、及び通信落下傘中隊 - バルマ駐屯地(オート=ガロンヌ県)
出典
[編集]- ^ 2019年現在。
- ^ Para marche au combat - Ministère des Armées(フランス国防省公式サイト)2016年1月28日更新、2021年4月12日閲覧。
- ^ Centres de formation initiale des militaires du rang (CFIM) - Ministère des Armées(フランス国防省公式サイト)2018年11月5日更新、2021年4月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 11e brigade parachutiste - Ministère des Armées(フランス国防省公式サイト)