「魹ヶ崎」の版間の差分
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2018年12月21日 (金) 23:29時点における版
魹ヶ崎(とどがさき)は、岩手県宮古市にある本州最東端の岬である。
概要
「岬」という語から通常連想される尖った地形では無く、緩やかな曲線の海岸地形である。岬には魹ヶ崎灯台があり、背後には、標高が464.3 mの魹ヶ崎山がある。この地域を含む岩手県の海岸線一帯は、三陸復興国立公園に指定されている。
車道は開通しておらず、通常は姉吉キャンプ場付近から陸中海岸自然歩道を3.8 km、約1時間歩いて到達する。付近の岩磯には渡船でやってきた釣り人も多い。
魹ヶ埼灯台
魹ヶ埼灯台(とどがさきとうだい)は、1902年(明治35年)3月1日に初点灯した魹ヶ埼に位置する灯台。魹ヶ埼大根照射灯が付属する。
詳細は「とどヶ埼灯台」を参照
名称
「とどが崎」の「崎」について、地元では昔から土偏の「埼」を使っているとの訴えがあり、国道45号にある案内標識などは設置当初「崎」だったものが「埼」に直されている。しかし、国土地理院の地図上ではまだ直されていない。
宮古市では地名は国土地理院に従って「魹ヶ崎(とどヶ崎)」、灯台の名前は海上保安庁に従って「魹ヶ崎(とどヶ埼)灯台」で統一しているようである。灯台の名前は「観音埼灯台(神奈川県)」「尻屋埼灯台(青森県)」「大王埼灯台(三重県)」など土偏の「埼」のものがほとんど。漢字の意味としては「崎」は「地形」を表すため、その周辺地域の「地名」として住所などに使用される事が多く、一方の「埼」は「地点」を表すため、岬やそこに立つ灯台などの「名前」として使用される事が多い。