「ニンジャ・アサシン」の版間の差分

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== あらすじ ==
== あらすじ ==
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伝説の中の存在と思われていた「忍者」は、現在もまだ影の中に生きており、暗殺を続けている……。かつて[[内臓逆位]]であったため忍者に襲われても生きながらえた老人の話を一笑に伏すヤクザたちは、次の瞬間、影から現れた何者かによって惨殺された。忍者は実在したのだ。
雷蔵(Rain(ピ))は忍者。孤児だった雷蔵は子どもの頃から、役小角([[ショー・コスギ]])一族に育てられ、暗殺者(刺客)に仕立て上げられた。だが一族が多額の報酬のために暗殺を実行したり、簡単に仲間を処刑したりするという事実を知った雷蔵は小角一族を抜け、同門であった忍者達と対決する。

インターポールの捜査官ミカ・コレッティ(ナオミ・ハリス)は世界中で頻発する要人暗殺事件の背後に忍者の一族がいる事を推理し、同僚のライアン・マスロー(ベン・マイルズ)と共に調査を開始する。ミカは暗殺された捜査官の残した忍者にまつわるレポートを手に入れ、彼が最後に対面したという青年の存在を突き止める。青年は忍者でありながら、同じ忍者と壮絶な戦いを繰り広げていた。

その青年(Rain(ピ))は孤児として役小角([[ショー・コスギ]])一族に「雷蔵」の名前を与えられ、残酷な訓練の末に暗殺者(刺客)へと仕立て上げられた過去を持っていた。だが訓練の中で心を通わせた女忍者キリコ(リン・ダン・ファン)に誘われた脱走を拒否した雷蔵は、囚われた彼女が兄弟子の武(リック・ユーン)に処刑される瞬間を目の当たりにする。やがて刺客となった雷蔵は脱走者の処刑を迫られたことで小角一族から離反し、同門であり兄弟でもあった忍者達との殺し合いに身を投じた。

そして現在、役小角を狙いベルリンに潜んでいた雷蔵は、忍者の秘密に迫ったために殺されかけたミカを助け、インターポールへ協力を求める。ミカはライアンに支援を依頼するが、忍者と結託したインターポール上層部から圧力を受けていたライアンは二人を罠にかけて雷蔵を逮捕・拘束してしまう。

どうにかして雷蔵とミカを助けようとするライアンだったが、拘束された雷蔵はミカへ「手遅れだ」と伝える。裏切り者を始末するべく、忍者達がインターポール基地を襲撃したのだ。為す術もなく殺されていく捜査官たちを助けるため、雷蔵はただ一人忍者達を迎え撃つ。ライアンとミカを逃すことはできたものの、重傷を負った雷蔵はとうとう忍者に捕らわれてしまう。

雷蔵は自分を処刑しようとする役小角へ、「自分はお前の子供ではない」と改めて離反を宣言。ライアンがミカに託し、そしてミカが雷蔵に託した発信機を使ってインターポールを誘導する。完全武装の特殊部隊と忍者達が殺し合い、一族の屋敷は炎に包まれる。死闘の末に兄弟子・武を撃破した雷蔵は、役小角との決戦に挑む。

しかし瞬間移動の忍術を会得している役小角を前に、雷蔵は為す術もなく切り刻まれてしまう。トドメを刺そうとする役小角から雷蔵を救ったのはミカの決死の行動だった。自分をかばったミカが目の前で役小角に胸を貫かれた雷蔵は、ついに瞬間移動に開眼、役小角を打ち破る。そして駆けつけた医療班へ雷蔵は「彼女の心は特別だから、ミカは助かる」と語る。ミカもまた内臓逆位だったのだ。

全てが終わった後、焼け残った屋敷の壁の前に雷蔵は立っていた。かつてキリコに誘われた時には越えなかった壁を、雷蔵は今度こそ登り切る。壁の向こうには、世界が広がっていた。


== キャスト ==
== キャスト ==

2016年4月12日 (火) 03:46時点における版

ニンジャ・アサシン
Ninja Assassin
監督 ジェームズ・マクティーグ
脚本 マシュー・サンド
J・マイケル・ストラジンスキー
原案 マシュー・サンド
製作 ジョエル・シルバー
アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー

グラント・ヒル
製作総指揮 トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
スティーブ・リチャーズ
出演者 Rain(ピ)
ナオミ・ハリス
音楽 イラン・エシュケリ
撮影 カール・ウォルター・リンデンローブ
編集 ジアン・ガンジアーノ
ジョセフ・ジェット・サリー
製作会社 ダーク・キャッスル・エンターテインメント
レジェンダリー・ピクチャーズ
シルバー・ピクチャーズ
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2009年11月25日
日本の旗 2010年3月6日
上映時間 99分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $40,000,000[1]
興行収入 $61,584,491[1]
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ニンジャ・アサシン』(原題:Ninja Assassin)は、2009年11月25日に公開されたアメリカ映画(日本公開は2010年)。製作はジョエル・シルバーウォシャウスキー兄弟グラント・ヒル。監督はジェームズ・マクティーグ、主演は韓国の歌手Rain(ピ)。タイトルが示すとおり、忍者がモチーフになっているアクション映画。「アサシン」とは暗殺者のこと。映倫R18+指定。

あらすじ

伝説の中の存在と思われていた「忍者」は、現在もまだ影の中に生きており、暗殺を続けている……。かつて内臓逆位であったため忍者に襲われても生きながらえた老人の話を一笑に伏すヤクザたちは、次の瞬間、影から現れた何者かによって惨殺された。忍者は実在したのだ。

インターポールの捜査官ミカ・コレッティ(ナオミ・ハリス)は世界中で頻発する要人暗殺事件の背後に忍者の一族がいる事を推理し、同僚のライアン・マスロー(ベン・マイルズ)と共に調査を開始する。ミカは暗殺された捜査官の残した忍者にまつわるレポートを手に入れ、彼が最後に対面したという青年の存在を突き止める。青年は忍者でありながら、同じ忍者と壮絶な戦いを繰り広げていた。

その青年(Rain(ピ))は孤児として役小角(ショー・コスギ)一族に「雷蔵」の名前を与えられ、残酷な訓練の末に暗殺者(刺客)へと仕立て上げられた過去を持っていた。だが訓練の中で心を通わせた女忍者キリコ(リン・ダン・ファン)に誘われた脱走を拒否した雷蔵は、囚われた彼女が兄弟子の武(リック・ユーン)に処刑される瞬間を目の当たりにする。やがて刺客となった雷蔵は脱走者の処刑を迫られたことで小角一族から離反し、同門であり兄弟でもあった忍者達との殺し合いに身を投じた。

そして現在、役小角を狙いベルリンに潜んでいた雷蔵は、忍者の秘密に迫ったために殺されかけたミカを助け、インターポールへ協力を求める。ミカはライアンに支援を依頼するが、忍者と結託したインターポール上層部から圧力を受けていたライアンは二人を罠にかけて雷蔵を逮捕・拘束してしまう。

どうにかして雷蔵とミカを助けようとするライアンだったが、拘束された雷蔵はミカへ「手遅れだ」と伝える。裏切り者を始末するべく、忍者達がインターポール基地を襲撃したのだ。為す術もなく殺されていく捜査官たちを助けるため、雷蔵はただ一人忍者達を迎え撃つ。ライアンとミカを逃すことはできたものの、重傷を負った雷蔵はとうとう忍者に捕らわれてしまう。

雷蔵は自分を処刑しようとする役小角へ、「自分はお前の子供ではない」と改めて離反を宣言。ライアンがミカに託し、そしてミカが雷蔵に託した発信機を使ってインターポールを誘導する。完全武装の特殊部隊と忍者達が殺し合い、一族の屋敷は炎に包まれる。死闘の末に兄弟子・武を撃破した雷蔵は、役小角との決戦に挑む。

しかし瞬間移動の忍術を会得している役小角を前に、雷蔵は為す術もなく切り刻まれてしまう。トドメを刺そうとする役小角から雷蔵を救ったのはミカの決死の行動だった。自分をかばったミカが目の前で役小角に胸を貫かれた雷蔵は、ついに瞬間移動に開眼、役小角を打ち破る。そして駆けつけた医療班へ雷蔵は「彼女の心は特別だから、ミカは助かる」と語る。ミカもまた内臓逆位だったのだ。

全てが終わった後、焼け残った屋敷の壁の前に雷蔵は立っていた。かつてキリコに誘われた時には越えなかった壁を、雷蔵は今度こそ登り切る。壁の向こうには、世界が広がっていた。

キャスト

俳優:役名(ソフト版日本語吹き替え)

スタッフ

忍者についてのピの発言

忍者をモチーフにしているが、暗殺者は日本人説を採用しており、暗殺の説明として韓国の明成皇后が殺害された事例を挙げたり、劇中のテレビに韓国の時代劇を放送するなどの演出が行われている。

クレーブ・オンラインがRain(ピ)に行ったインタビュー(記事は2008年9月18日)によると、インタビュアーの「忍者は日本の文化ですが、韓国にも忍者はいますか?」という質問に対して、Rain(ピ)は「韓国にも忍者はいる」と答えた[2]。また、「この映画におけるあなた(の役柄)は、日本の伝統的な忍者ですが?」の質問に対してRain(ピ)は明確に否定し、「自分の役柄は、日本の忍者ではなく、通りで拾われた孤児で、国際的なアジアの孤児のようなものだ」と主張した[3]

興行成績

北アメリカでは2009年11月25日に2,503スクリーンで公開され、初週の興行成績は6位。日本では2010年3月6日に新宿ミラノ3で、そして3月20日には大阪のシネマート心斎橋にて単館上映された。

北米では3,812万2,883ドルの入場券収入を挙げ、米国の映画情報サイト『ザ・ナンバーズ』によると3月17日にリリースされたDVDは4月11日集計分までに51万4,683枚販売され、1,008万4,306ドルの売上高となった。これにより、劇場興行とDVDを合わせて、米国では4,820万7,189ドルの興行収入と集計された。なおボックスオフィスが集計した全世界興行収入は6,159万252ドルであるが、ここではDVDの売り上げと日本、フランスなどの映画の興行収入は集計されていない[4]

参考文献

外部リンク

  • 公式ウェブサイト (日本語)
  • 公式ウェブサイト (英語)
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