「都家歌六」の版間の差分

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公益社団法人落語芸術協会の十月下席の連絡表に、「都家歌六師匠が、ご本人の希望により、九月末日を以って退会されることとなりました。永年のご活躍、お疲れ様でした」とのお知らせ
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*[[1969年]]11月 - [[真打]]昇進、8代目都家歌六を襲名。
*[[1969年]]11月 - [[真打]]昇進、8代目都家歌六を襲名。
*[[1982年]]6月 - "のこぎり漫談"を[[寄席]]の芸として確立、余興から本業となる。
*[[1982年]]6月 - "のこぎり漫談"を[[寄席]]の芸として確立、余興から本業となる。
*[[2015年]]9月 - "落語芸術協会"を退会。


== 著書 ==
== 著書 ==

2015年10月12日 (月) 10:02時点における版

都家 歌六(みやこや うたろく)は、落語家名跡。当代は8代目。


8代目都家 歌六(みやこや うたろく、1930年7月25日 - )は、愛知県名古屋市出身の落語家であり、ミュージックソー演奏家。本名は真野良夫。社団法人落語芸術協会所属の真打であると同時に、日本のこぎり音楽協会会長も勤める。出囃子は『自転車節』。

人物

ミュージックソー演奏における日本の第一人者である。

レコード収集

SPを中心とする落語・演芸関係の古いレコード収集では日本一である。

長年の成果は著書『落語レコード八十年史』にまとめられている。類書は存在しない。この分野の第一人者である。

NHKラジオ深夜便にて毎月第4土曜深夜(日曜日)の午前1時台に「都家歌六の芸能博物館」として出演し解説をつとめ、自らのコレクションを披露する。

略歴

  • 1951年3月 - 3代目桂三木助に入門。前座名は桂三多吉。
  • 1954年10月 - 二つ目に昇進し、桂木多蔵に改名。
  • 1956年5月 - 4代目三遊亭圓遊の門に移り、三遊亭万遊と改名。
  • 1963年 - たまたま見ていたテレビに登場した日本におけるのこぎり音楽のパイオニア、高島巌氏(児童福祉施設園長)ののこぎり演奏に感銘を受け、師事。 寄席において落語の後での余興としてのこぎり演奏を始める。
  • 1969年11月 - 真打昇進、8代目都家歌六を襲名。
  • 1982年6月 - "のこぎり漫談"を寄席の芸として確立、余興から本業となる。
  • 2015年9月 - "落語芸術協会"を退会。

著書

  • 激写!ポルノ寄席
  • 落語レコード八十年史(全2巻)国書刊行会, 1987.11
  • ご存じ古今東西噺家紳士録 ISBN 490144140X エーピーピーカンパニー, 2005.2
  • 〈SP盤復刻〉芸能全集 明治・大正寄席編 コロムビアミュージックエンタテインメント 2008.8※解説
  • 〈SP盤復刻〉芸能全集 明治・大正・昭和寄席編 コロムビアミュージックエンタテインメント 2008.8※解説
  • 〈SP盤復刻〉芸能全集 漫才編 コロムビアミュージックエンタテインメント 2008.8※解説

関連項目

外部リンク

参考文献