「ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ」の版間の差分
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| 全米映画批評家協会賞 = '''外国語映画賞'''<br />1997年 『イゴールの約束』 |
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'''ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ'''は、'''ダルデンヌ兄弟'''として知られる、兄の'''ジャン=ピエール・ダルデンヌ''' ('''Jean-Pierre Dardenne''', [[1951年]][[4月21日]] - ) と弟の'''リュック・ダルデンヌ''' ('''Luc Dardenne''', [[1954年]][[3月10日]] - ) の二人の兄弟からなる[[ベルギー]]の[[映画監督]]。 |
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ジャン=ピエールは舞台演出家を志して[[ブリュッセル]]へ |
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[[1987年]]、ルネ・カリスキーの[[戯曲]]を基にした初の[[長編映画|長編]][[劇映画]]『''Falsch'' (ファルシュ)』を発表。2作目の『'''Je pense à vous'' (あなたを思う)』([[1992年]])は製作サイドの圧力により満足した完成は果たせなかった。[[1996年]]、束縛されない環境で製作した3作目の『イゴールの約束』を発表。[[第49回カンヌ国際映画祭]]の監督週間部門に出品されるなど、世界的な注目を集めた。 |
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[[1999年]]、『[[ロゼッタ (映画)|ロゼッタ]]』で[[第52回カンヌ国際映画祭]][[パルム・ドール]]を受賞。主演の新人[[エミリー・ドゥケンヌ]]にも同映画祭[[カンヌ国際映画祭 女優賞|女優賞]]をもたらした。[[2002年]]の『息子のまなざし』では常連俳優の[[オリヴィエ・グルメ]]を初めて主演で起用し、[[第55回カンヌ国際映画祭]][[カンヌ国際映画祭 男優賞|男優賞]]を受賞した。[[2005年]]には『[[ある子供]]』で2度目となる[[第58回カンヌ国際映画祭|カンヌ国際映画祭]][[パルム・ドール]]を受賞。同賞を2度受賞した5組目の監督となった。[[2008年]]の『[[ロルナの祈り]]』は[[第61回カンヌ国際映画祭]]で[[カンヌ国際映画祭 脚本賞|脚本賞]]を受賞。[[2011年]]の『[[少年と自転車]]』は[[第64回カンヌ国際映画祭]]で[[カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリ|グランプリ]]を受賞した。 |
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三作目「イゴールの約束」では束縛されない環境で製作、[[カンヌ国際映画祭]]の国際芸術映画評論連盟賞などを受賞し、世界的な注目を集める。 |
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[[2014年]]、[[マリオン・コティヤール]]を起用した『''Deux jours, une nuit''』が[[第67回カンヌ国際映画祭]]に出品されたが、自身初の無冠に終わった。 |
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「息子のまなざし」では、やはりカンヌ国際映画祭で[[カンヌ国際映画祭 男優賞|男優賞]]とエキュメニック特別賞をダブル受賞。 |
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1999年の「ロゼッタ」と2005年の「ある子供」でカンヌ国際映画祭[[パルム・ドール]]を受賞、同賞を二度受賞した5組目の監督となった。 |
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* ''Le chant du rossignol'' (1978年) ドキュメンタリー |
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* ''Lorsque le bateau de Léon M. descendit la Meuse pour la première fois'' (1979年) 短編ドキュメンタリー |
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* ''Pour que la guerre s'achève, les murs devaient s'écrouter'' (1980年) ドキュメンタリー |
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* ''R... ne répond plus'' (1981年) ドキュメンタリー |
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* ''Leçons d'une université volante'' (1982年) 中編 |
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* ''Regard Jonathan/Jean Louvet, son oeuvre'' (1983年) ドキュメンタリー |
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* ''Il court, il court, le monde'' (1987年) 短編 |
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* ''Falsch'' (1987年) |
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* ''Je pense à vous'' (1992年) |
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* イゴールの約束 ''La Promesse'' (1996年) |
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* 息子のまなざし ''Le Fils'' (2002年) |
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* [[ある子供]] ''L'Enfant'' (2005年) |
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* 暗闇 ''Dans l'obscurité'' (2007年) オムニバス『[[それぞれのシネマ]]』の一篇 |
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* [[少年と自転車]] ''Le gamin au vélo'' (2011年) |
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* ''Deux jours, une nuit'' (2014年) |
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== 脚注 == |
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2008年の「ロルナの祈り」で[[カンヌ国際映画祭 脚本賞]]を受賞、2011年「少年と自転車」で[[カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリ]]を受賞。 |
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カンヌ国際映画祭に出品した作品は毎回受賞しており、ベルギーを代表する映画監督として世界的に評価されている。 |
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* [[イゴールの約束]] ''La Promesse'' (1996) - カンヌ国際映画祭国際芸術映画評論連盟賞受賞 |
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* [[息子のまなざし]] ''Le Fils'' (2002) - カンヌ国際映画祭男優賞、エキュメニック賞特別賞受賞 |
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* [[ある子供]] ''L'Enfant'' (2005) - カンヌ国際映画祭 パルム・ドール受賞 |
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* [[それぞれのシネマ]] ''Chacun son cinéma'' (2006) - オムニバス。「暗闇 (''Dans l'obscurité'')」を監督 |
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* [[少年と自転車]] ''Le gamin au vélo'' (2011)- カンヌ国際映画祭審査委員特別グランプリ受賞 |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [http://www.bitters.co.jp/dardenne/index.html] - ビターズエンドによるプロフィール |
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[[Category:ベルギーの映画監督]] |
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[[Category:リエージュ出身の人物]] |
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[[Category:1951年生]] |
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2014年11月30日 (日) 07:10時点における版
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ Jean-Pierre & Luc Dardenne | |||||||||||||||||||||
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本名 |
Jean-Pierre Dardenne Luc Dardenne | ||||||||||||||||||||
出生地 | ベルギー リエージュ | ||||||||||||||||||||
職業 | 映画監督、脚本家、映画プロデューサー | ||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||
活動期間 | 1978年 - | ||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||
『ロゼッタ』 『ある子供』 『ロルナの祈り』 『少年と自転車』 | |||||||||||||||||||||
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ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌは、ダルデンヌ兄弟として知られる、兄のジャン=ピエール・ダルデンヌ (Jean-Pierre Dardenne, 1951年4月21日 - ) と弟のリュック・ダルデンヌ (Luc Dardenne, 1954年3月10日 - ) の二人の兄弟からなるベルギーの映画監督。
来歴
1951年4月21日に兄のジャン=ピエールが、1954年3月10日に弟のリュックがリエージュ近郊の工業地帯で生まれた[1]。ジャン=リュックは舞台演出家を志してブリュッセルへ移り、兄弟は同地で出会ったアルマン・ガッティに影響を受けた。その後、原発で働いた資金で機材を購入。1974年以降、都市計画などの社会問題を映したドキュメンタリーを製作した。1978年、初監督作品となったドキュメンタリー『Le Chant du Rossignol』を発表。その後も様々なテーマでドキュメンタリーを製作した。
1987年、ルネ・カリスキーの戯曲を基にした初の長編劇映画『Falsch (ファルシュ)』を発表。2作目の『'Je pense à vous (あなたを思う)』(1992年)は製作サイドの圧力により満足した完成は果たせなかった。1996年、束縛されない環境で製作した3作目の『イゴールの約束』を発表。第49回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品されるなど、世界的な注目を集めた。
1999年、『ロゼッタ』で第52回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。主演の新人エミリー・ドゥケンヌにも同映画祭女優賞をもたらした。2002年の『息子のまなざし』では常連俳優のオリヴィエ・グルメを初めて主演で起用し、第55回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した。2005年には『ある子供』で2度目となるカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。同賞を2度受賞した5組目の監督となった。2008年の『ロルナの祈り』は第61回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。2011年の『少年と自転車』は第64回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。
2014年、マリオン・コティヤールを起用した『Deux jours, une nuit』が第67回カンヌ国際映画祭に出品されたが、自身初の無冠に終わった。
監督作品
- Le chant du rossignol (1978年) ドキュメンタリー
- Lorsque le bateau de Léon M. descendit la Meuse pour la première fois (1979年) 短編ドキュメンタリー
- Pour que la guerre s'achève, les murs devaient s'écrouter (1980年) ドキュメンタリー
- R... ne répond plus (1981年) ドキュメンタリー
- Leçons d'une université volante (1982年) 中編
- Regard Jonathan/Jean Louvet, son oeuvre (1983年) ドキュメンタリー
- Il court, il court, le monde (1987年) 短編
- Falsch (1987年)
- Je pense à vous (1992年)
- イゴールの約束 La Promesse (1996年)
- ロゼッタ Rosetta (1999年)
- 息子のまなざし Le Fils (2002年)
- ある子供 L'Enfant (2005年)
- 暗闇 Dans l'obscurité (2007年) オムニバス『それぞれのシネマ』の一篇
- ロルナの祈り Le silence de Lorna (2008年)
- 少年と自転車 Le gamin au vélo (2011年)
- Deux jours, une nuit (2014年)
脚注
- ^ “PROFILE<ダルデンヌ”. Bittersend. 2014年11月30日閲覧。
外部リンク
- ジャン=ピエール・ダルデンヌ - allcinema
- リュック・ダルデンヌ - allcinema
- ジャン=ピエール・ダルデンヌ - KINENOTE
- リュック・ダルデンヌ - KINENOTE
- Jean-Pierre Dardenne - IMDb(英語)
- Luc Dardenne - IMDb(英語)