「キク類」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Maxima m (会話 | 投稿記録)
転送先変更
Maxima m (会話 | 投稿記録)
リダイレクト解除。en:Asterids 08:51, 7 May 2012‎ UTC を翻訳
1行目: 1行目:

#REDIRECT [[真正双子葉類]]
{{生物分類表
|名称 = キク類
|画像 = [[File:Balsam I IMG 9566.jpg|200px|ツツジ目のホウセンカ]]
|画像キャプション = [[ツツジ目]]の[[ホウセンカ]]
|色 = lightgreen
|分類体系 =[[APG II]]
|界 = [[植物界]] {{Sname||Plantae}}
|綱階級なし = [[真正双子葉類]] {{Sname||eudicots}}
|亜綱階級なし = [[コア真正双子葉類]] {{Sname||core eudicots}}
|下綱階級なし = '''キク類''' {{Sname||asterids}}
|学名 = (正式な分類階級の地位は与えられていない)
|下位分類名 = 下位[[クレード]]
|下位分類 = *[[ミズキ目]]
*[[ツツジ目]]
*[[真正キク類I]]
*[[真正キク類II]]
}}

キク類 (asterids) とは、[[APG II]] (2003) の体系において、[[被子植物]]の分類のために名付けられた[[クレード]]のひとつである<ref name="APG_II" />。

このクレードに属する多くの[[タクソン|分類群]]は、[[クロンキスト体系|クロンキスト]]の体系 (1981) では[[キク亜綱]]に、さらに先行する[[新エングラー体系|エングラー]]では[[合弁花植物亜綱]]に含まれていた。「キク類」(asterids) は[[APG II]]が論文中で使っているように、複数形で小文字である。意図するところは[[国際藻類・菌類・植物命名規約|命名規約]]上の正式な階級を与えるものではなく、このグループの概要を代表的な植物の名称で表すことにある。このクレードは'''[[コア真正双子葉類]]'''の中で[[バラ類]]に並ぶ大きなグループである。

== 下位の分類 ==
APG IIにおいて含まれる分類群は以下の通り<ref name="APG_II" />。

* クレード '''キク類'''
*:: [[ミズキ目]]
*:: [[ツツジ目]]
*: クレード '''真正キク類I''' euasterids I
*:::: [[ムラサキ科]]
*:::: [[クロタキカズラ科]]
*:::: [[オンコテカ科]]
*:::: [[ウァーリア科]]
*::: [[ガリア目]]
*::: [[キキョウ目]]
*::: [[シソ目]]
*::: [[ナス目]]
*: クレード '''真正キク類II''' euasterids II
*:::: [[ブルニア科]]
*:::: [[コルメリア科]] (+ [[デスフォンタイニア科]])
*:::: [[エレモシネ科]]
*:::: [[エスカロニア科]]
*:::: [[パラクリフィア科]]
*:::: [[ポリオスマ科]]
*:::: [[スフェノステモン科]]
*:::: [[トリベレス科]]
*::: [[セリ目]]
*::: [[モチノキ目]]
*::: [[キク目]]
*::: [[マツムシソウ目]]

'''注:'''“ + ....” = 先行する科の中に含めても細分してもよい科

==脚注及び参考文献==
<references>
<ref name="APG_II">[[#APG_II_bibliography|APG II (2003)]]</ref>
</references>
*{{Cite journal | author = Angiosperm Phylogeny Group | title = An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG II | journal = Botanical Journal of the Linnean Society | year = 2003 | volume = 141 | pages = 399–436 | ref = APG_II_bibliography | url = http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1046/j.1095-8339.2003.t01-1-00158.x/pdf | format = PDF}}(APG II。[[オープンアクセス]])

==外部リンク==
{{Commonscat|asterids}}
*[http://www.mobot.org/MOBOT/Research/APweb/orders/cornalesweb.htm#Asterids Asterids] in Stevens, P. F. (2001 onwards). [http://www.mobot.org/MOBOT/research/APweb Angiosperm Phylogeny Website]. Version 7, May 2006.

[[Category:被子植物]]

[[ca:Astèrida]]
[[de:Asteriden]]
[[en:Asterids]]
[[es:Asterids]]
[[fr:Astéridées]]
[[ko:국화군]]
[[id:Euasterids II]]
[[it:Asteridi]]
[[hu:Asteridae]]
[[mk:Астериди]]
[[nl:Asterids]]
[[pl:Astrowe]]
[[pt:Asterídeas]]
[[fi:Asteridit]]
[[uk:Айстериди]]
[[vi:Nhánh Cúc]]
[[zh:菊类植物]]

2012年7月27日 (金) 12:39時点における版

キク類
ツツジ目のホウセンカ
分類APG II
: 植物界 Plantae
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
学名
(正式な分類階級の地位は与えられていない)
下位クレード

キク類 (asterids) とは、APG II (2003) の体系において、被子植物の分類のために名付けられたクレードのひとつである[1]

このクレードに属する多くの分類群は、クロンキストの体系 (1981) ではキク亜綱に、さらに先行するエングラーでは合弁花植物亜綱に含まれていた。「キク類」(asterids) はAPG IIが論文中で使っているように、複数形で小文字である。意図するところは命名規約上の正式な階級を与えるものではなく、このグループの概要を代表的な植物の名称で表すことにある。このクレードはコア真正双子葉類の中でバラ類に並ぶ大きなグループである。

下位の分類

APG IIにおいて含まれる分類群は以下の通り[1]

注:“ + ....” = 先行する科の中に含めても細分してもよい科

脚注及び参考文献

  1. ^ a b APG II (2003)

外部リンク