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中心溝は[[頭頂葉]]と[[前頭葉]]の境界となる。中心溝の前壁は[[一次運動野]]となっており体の各部位へ筋肉を動かすための信号を出力している。後壁は[[一次感覚野]]となっており、体の各部位から感覚情報の入力を受けとる領域となっている。 |
中心溝は[[頭頂葉]]と[[前頭葉]]の境界となる。中心溝の前壁は[[一次運動野]]となっており体の各部位へ筋肉を動かすための信号を出力している。後壁は[[一次感覚野]]となっており、体の各部位から感覚情報の入力を受けとる領域となっている。 |
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中心溝は[[大脳]]にある非常に目立つ構造のひとつで、他の[[脳回]]や[[脳溝]]を同定する際の重要な目印となる。しかし中心溝の前後には[[中心前溝]]と[[中心後溝]]という脳溝が中心溝とほぼ平行に走っており、脳の外観や[[MRI]]画像から中心溝を見つけ出す作業は必ずしも容易なものではない。 |
中心溝は[[大脳]]にある非常に目立つ構造のひとつで、他の[[脳回]]や[[脳溝]]を同定する際の重要な目印となる。しかし中心溝の前後には[[中心前溝]]と[[中心後溝]]という脳溝が中心溝とほぼ平行に走っており、脳の外観や[[MRI]]画像だけから中心溝を見つけ出す作業は必ずしも容易なものではない。 |
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==参考画像== |
==参考画像== |
2010年2月17日 (水) 16:31時点における版
脳: 中心溝 | |
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ヒト左大脳半球の外側面。中心溝は一番上に表示されている。 左大脳半球の外側面を横から見た図。赤い所が中心溝 | |
名称 | |
日本語 | 中心溝 |
英語 | central sulcus |
ラテン語 | sulcus centralis |
関連情報 | |
NeuroNames | hier-29 |
グレイ解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
中心溝(ちゅうしんこう、英: Central sulcus)は、脊椎動物の脳の大脳皮質にある脳溝の1つ。中心裂 (central fissure)、ローランド裂 (the fissure of Rolando または the Rolandic fissure) とも呼ばれる。ローランド裂の名はイタリアの解剖学者ルイジ・ローランド (Luigi Rolando) にちなんで名付けられた。
中心溝は頭頂葉と前頭葉の境界となる。中心溝の前壁は一次運動野となっており体の各部位へ筋肉を動かすための信号を出力している。後壁は一次感覚野となっており、体の各部位から感覚情報の入力を受けとる領域となっている。
中心溝は大脳にある非常に目立つ構造のひとつで、他の脳回や脳溝を同定する際の重要な目印となる。しかし中心溝の前後には中心前溝と中心後溝という脳溝が中心溝とほぼ平行に走っており、脳の外観やMRI画像だけから中心溝を見つけ出す作業は必ずしも容易なものではない。
参考画像
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中心溝の位置を色々な角度から見た動画。
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大脳を上から見た図。向かって上が前側。赤い所が中心溝。逆Ω、またはεと呼ばれる、ひらがなの「ひ」のような形をした、特徴ある曲線を描く。手指を動かす神経群は、この逆Ω構造の深部に位置していると考えられている。
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内側面では中心溝はわずかしか見えない。中心溝は内側面で、中心傍小葉の前部と後部を分ける基準となる。
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脳と頭蓋骨の関係を示した絵。青と黄色の境目を作るのが中心溝。
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中硬膜動脈と頭蓋骨表面の関係を示した図
外部リンク
- 簡単な中心溝同定法 - 医療法人 成美会 鈴江病院 脳神経外科 七條文雄
- 大脳皮質: MRI における脳溝の同定 (PDF, 737 KiB) - 東北大学医学部放射線診断科 高橋昭喜