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**王族BANDのアルバム。「ロミオとシンデレラ」を提供。
**王族BANDのアルバム。「ロミオとシンデレラ」を提供。
*『[[初音ミクDVD〜memories〜]]』([[ソニー・ミュージックダイレクト]]、2010年[[2月10日]])
*『[[初音ミクDVD〜memories〜]]』([[ソニー・ミュージックダイレクト]]、2010年[[2月10日]])
**初音ミクシリーズ初の[[ミュージック・ビデオ|PV集]]。「夕日坂」を提供。PVはnezukiが担当。
**初音ミク関連作品の[[ミュージック・ビデオ|PV集]]。「夕日坂」を提供。PVはnezukiが担当。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2010年2月16日 (火) 10:18時点における版

doriko
別名 きりたんP
生誕 7月11日
職業 作詞家、作曲家
公式サイト unformed ~doriko's homepage~
著名使用楽器
初音ミク

doriko(ドリコ)は日本のミュージシャン。音声合成ソフトウェア初音ミクをボーカルに用いた楽曲を主に発表している。

解説

音楽は子供の頃にピアノとエレクトーンを習い[1]、バンド活動をきっかけに高校時代にDTMで作曲を始めたという[2]。その後一旦音楽をやめていたが、2007年にパソコンが壊れて買い換える際に店頭に売っていた初音ミクを購入[1]、当初遊び半分で歌を作っていたがそうした中で音楽の楽しみを思い出し[2]動画投稿サイトニコニコ動画で初音ミクを用いた楽曲を発表するようになった。初音ミクで最初に発表した曲は「みっくりすます」という[3]クリスマス曲で、この曲の歌詞の「きりたんぽ」という部分からファンによって「きりたんP[4]」という別名が付けられている[5]。なお、それ以前より使い続けている「doriko」という名前については友人が携帯電話の待ち受けに使用していたドリルを付けた女の子のイラストに友人らと名前をつけ、それをハンドルネームとして使用してしまったのが始まりだと言う[2]。「歌に形はないけれど」を発表した際にレーベルの社長から声がかかり[6]2008年6月にGroove noteよりシングルCDを発売し商業デビュー。その後もニコニコ動画での発表を続け、2009年3月にはそれらの楽曲をまとめたアルバム『unformed』をMOERより発売している。

バラードソングを数多く発表し高い評価を得ている[7]他、ロックポップステクノなど幅広いジャンルを手がけており[1]、2009年に発表したバンドテイストの楽曲「ロミオとシンデレラ」についてはニコニコ動画にてdorikoの曲では初めて百万回を越える再生数を記録する人気となっている[5][8]。なお、ボーカルに用いている初音ミクについては、歌い手であって、キャラクターとして考えることは余り無いと言う[1]。動画ではイラストレーターnezukiとコラボレートしており[1]、CDのジャケットイラストもすべてnezukiが手がけている。

商業作品

CD

シングル

  • 『歌に形はないけれど』(Groove note、2008年6月11日発売)
    • 初音ミクを用いた楽曲を収録した[6]シングルで「doriko」名義で発売された。
    1. 歌に形はないけれど
    2. ぶちぬけ!2008!
    3. 歌に形はないけれど (Piano Re-arange ver)
  • 『夕日坂』(Groove note、2008年6月11日発売)
    • 『歌に形はないけれど』と同時発売のシングルで、同じく「doriko」名義で発売されている。
    1. 夕日坂
    2. Astraea
    3. 通勤快速

アルバム

  • 『unformed』(MOER、2009年3月25日発売)
    • 動画投稿サイトで発表した初音ミクを用いた楽曲を全て再録音し、新曲3曲とともに収録したアルバム[7]。アルバムのアーティスト名を「doriko feat. 初音ミク」として発売された。2009年4月6日付オリコン週間アルバムランキングで26位にランクインしている。
    1. Rainbow Outline
    2. 夕日坂
    3. ぶちぬけ!2009!
    4. G-A-M-E
    5. Winter Alice
    6. 通勤快速
    7. みっくりすます(from ジングルベル)
    8. Astraea -blue mix-
    9. 歌に形はないけれど
    10. Alive
    11. モノクロアクト
    12. letter song
    13. 歌に形はないけれど (Piano Re-arange ver)

配信

  • 『ロミオとシンデレラ』(KarenT、2009年8月19日発売)
    • 初音ミク発売元のクリプトン・フューチャー・メディアの直営のレーベル「KarenT」より発売。ネット配信のみ。
    1. ロミオとシンデレラ(feat.初音ミク)
    2. ロミオとシンデレラ (Instrumental)

楽曲提供・参加作品

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e 『VOCALOIDをたのしもう2』ヤマハミュージックメディア、2009年、31頁頁。ISBN 978-4-636-84438-2 
  2. ^ a b c DTM magazine』第15巻10(通号 174)、寺島情報企画、2008年9月、58頁。 
  3. ^ doriko,unformed [限定盤],CDレヴュー”. BARKS. ITmedia. 2009年11月29日閲覧。
  4. ^ Pはプロデューサーの略
  5. ^ a b 本多らな『初音ミク・名曲ガイド』ヤマハミュージックメディア、2009年、108頁頁。ISBN 978-4-636-84684-3 
  6. ^ a b “「ニコニコ」の名曲CD化 埋もれた「才能」を音楽業界へ”. J-CAST. (2008年6月12日). http://www.j-cast.com/mono/2008/06/12021697.html 2009年11月29日閲覧。 
  7. ^ a b ““初音ミクバラードの神”doriko、初音ミクの存在を感じるアルバム完成”. BARKS (ITmedia). (2009年3月18日). http://www.barks.jp/news/?id=1000047906 2009年6月18日閲覧。 
  8. ^ 「VOCALOIDプロデューサーになろう doriko「ロミオとシンデレラ」編」『DTM magazine』第17巻11(通号 192)、寺島情報企画、2010年1月、the VOCALOID 8頁。 

外部リンク