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{{Otheruses|東京都交通局が発行する乗車カード|[[カルチュア・コンビニエンス・クラブ|TSUTAYA]]で発行されるポイントカードおよびそのポイントサービス|ティーポイント}} |
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2007年12月14日 (金) 08:39時点における版
Tカード(てぃーかーど)は、東京都交通局が発行する乗車カードである。
都電・都バス用と都営地下鉄用の2種類があったが、システムがそれぞれ違うため、相互利用ができない。
都電・都バス用
- 1993年11月1日に都電と都バスで使える乗車カードとして発売されたものである。神奈川中央交通のバスカードと同じシステムを採用した。
- 1994年10月1日にバス共通カードが東京23区に拡大されたのに伴い、バス共通カードの発売に切り替えられた(但しJTBの都営交通取扱店ではその後もしばらくの間発売された)。
地下鉄用(→パスネット)
現在は、これ以下すべてが残額さえあれば、パスネット加盟各社局で使用することが可能である。
12号線専用(カードへの標記、以下同)
- 1993年11月1日に都営12号線(現:大江戸線)での自動改札機に直接投入できる乗車カードとして発売されたものである。
- 将来のJRとの共通化を視野にイオカードと同じシステムを導入したため、磁気面の様子や印字のされ方がイオカードとほとんど同じだった(当初は入場時のみ印字、1994年頃から出場時にも印字)。但しJRはICカード式プリペイド乗車カード(Suica)を開発中であることや、運賃計算上の不都合を理由に、共通化に参加しなかった。
都営地下鉄専用
- 1994年6月25日に都営地下鉄全駅の出改札の自動化が完了したのを受けて、11月1日に都営地下鉄全線に拡大された。これにより、12号線専用のTカードも都営地下鉄全線で使えるようになった。
都営地下鉄・営団地下鉄共通
- 1996年3月26日に営団地下鉄(現:東京地下鉄)と共通化したストアードフェアシステムを開始した。
- 営団地下鉄のNSメトロカード→SFメトロカードも、やはりイオカードと同じシステムを導入していたため、共通化はスムーズに行われた。
- 当初は自動改札のみでの印字だったが、1997年頃から自動券売機、自動精算機、有人改札でも印字されるようになった。
パスネット
- 2000年10月14日に首都圏の私鉄・地下鉄共通のストアードフェアシステム「パスネット」を導入した際、共通化のベースとなった(導入当時は17社局)。
- パスネット開始以降に発売されたカード(最初に発売されたものは自動券売機用及び「東大島駅関東の駅百選認定記念」)はTカードのロゴが変更され、都バス・都電用カードから引き継いだロゴが消滅した。
現状
- 1,000円・3,000円・5,000円の3種類の額面のカードが自動券売機・カード発売機・定期券売り場・駅事務室などで販売されている。
- また、ギフト向けに自分でデザインしたカードも発行できた。この場合は500円のカードもあったが、100枚以上でなければ製作してもらえない。こちらは2007年1月31日で取り扱いを終了した。
- 自動券売機においては、一定のデザインのカード(現在は都営地下鉄4路線で使用されている車両とその路線に対するイメージ画がデザインされている。)に額面を示す金額、発売日及び発売駅名が印字されて発売されていた。
- また、カード発売機及び定期券売り場・駅事務室などにおいては、毎月各額面につき最低1枚ずつ、都内の文物や風景写真などの図柄のカードが発売され、さらにアニメ・映画などの公開に合わせて登場キャラクター・役者などをデザインしたものも発売されていた。2006年以降はカード発売機の使用を中止し、順次撤去された。なお、図柄カードは2007年2月1日発売の「東京マラソン」記念カードの発売をもって終了した。
PASMO導入
2007年3月18日からJR東日本の「Suica」と相互利用ができ、かつ首都圏の路線バスと共通で使用するICカード「PASMO」の発売され、その引き換えとしてパスネットとして使用しているTカードは券売機のみの発売となった。なお、PASMO導入後もTカードはしばらくの間販売を継続し自動改札機でも利用できるようになっている。