小内透
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小内 透(おない とおる 1955年8月29日 - )は、日本の社会学者・教育学者。教育学博士(北海道大学)。現在、北海道大学名誉教授。専門は教育社会学・社会学。群馬県出身。
来歴
[編集]- 1978年に北海道大学教育学部教育学科を卒業。
- 1981年に北海道大学大学院教育学研究科修士課程を修了。
- 1984年に北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。(指導教授:布施鉄治)
- 同年10月より北海道教育大学教育学部旭川分校助手に就任。
- 1986年には北海道教育大学教育学部旭川分校助教授に昇進する。
- 1995年、北海道大学教育学部助教授に就任。
- 1997年博士号を得る。学位論文題目は「戦後日本の地域社会変動と地域社会類型」。
- 2002年に北海道大学大学院教育学研究科教授に就任。
- 2003年には文部科学省在外研究としてロンドン大学で研究を行う。
- 2011年、地域社会学会賞(共同研究の部門)受賞。
- 2013年に北海道大学教育学研究院副研究院長に就任。
- 2014年北海道大学教育学研究院・教育学院・教育学部 研究院長・学院長・学部長に就任。
- 2021年より札幌国際大学人文学部教授。
学会活動・社会的活動
[編集]- 学会活動
- 北海道社会学会副会長、日本教育社会学会理事、日本社会学会理事、地域社会学会理事などを歴任。
- 社会的活動
- 社会調査協会理事、北海道教育推進会議委員長などを歴任。
著書
[編集]- 『再生産論を読む: バーンスティン、ブルデュー、ボールズ=ギンティス、ウィリスの再生産論』(東信堂、1995年)ISBN 4887132220
- 『戦後日本の地域社会変動と地域社会類型―都道府県・市町村を単位とする統計分析を通して』(東信堂、1996)ISBN 4887132352
- 『階級・ジェンダー・エスニシティ: 21世紀の社会学の視覚』(中央法規出版、2001年)ISBN 4805821590
- 『在日ブラジル人の教育と保育』(明石書店、2003年)ISBN 4750316962
- 『教育と不平等の社会理論―再生産論をこえて』(東信堂、2005)ISBN 4887135858
共著
[編集]- (酒井恵真)『日系ブラジル人の定住化と地域社会―群馬県太田・大泉地区を事例として』(御茶の水書房、2011)ISBN 4275018745
編著
[編集]- 講座 トランスナショナルな移動と定住―定住化する在日ブラジル人と地域社会
- 『在日ブラジル人の労働と生活』(御茶の水書房、2010)ISBN 4275008510
- 『ブラジルにおけるデカセギの影響』(御茶の水書房、2010)ISBN 4275008537
- 『在日ブラジル人の教育と保育の変容』(御茶の水書房、2010)ISBN 4275008529
- 『リーディングス 日本の教育と社会 13教育の不平等』(日本図書センター、2009)ISBN 4284302574