大石代悟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおいし だいご

大石 代悟
生誕 (1950-07-15) 1950年7月15日(73歳)
日本の旗 日本山梨県
職業 空手家
団体 極真会館大石道場
流派 総極真
肩書き 代表・範士
テンプレートを表示

大石 代悟(おおいし だいご、1950年7月15日 - )は、山梨県出身の空手家国際空手道連盟 極真会館 世界総極真の代表。総極真空手九段を取得[1]

来歴[編集]

大山倍達の著書「世界ケンカ旅」を読み、影響を受けて高校卒業後の1969年3月16日極真会館に入門し、内弟子となる。山崎照朝大山泰彦の指導を受け、修行に励む[2]

1971年の第3回オープントーナメント全日本空手道選手権大会にCブロックから出場。勝ち上がり、Cブロック代表をかけて吉岡幸男と対戦。同大会の特筆さるべき好試合となり、大石が柔軟な四股を駆使し、回し蹴り後ろ回し蹴りと連続して6回繰り出す回転技「風車」で攻めると、吉岡は軽快なフットワークで下がりながらかわす[3]。大石の連続攻撃が途切れた間隙をついて、吉岡がコンビネーション[4]で反撃[3]。大石も軽快なフットワークで捌き、試合は延長・再延長までもつれた[3][5]。大石は体重判定で吉岡に勝ち[3][5]、大石はA・B・Cの各ブロックの進出者3名による決勝リーグ戦に進出。佐藤勝昭・大山泰彦に敗れ、3位入賞を果たした。

1974年の第6回全日本空手道選手権大会では、1回戦から4試合連続一本勝ちをし、6位に入賞。1975年の第1回オープントーナメント全世界空手道選手権大会には日本代表として出場、4位入賞を果たした。

1976年、大山倍達より命を受け極真会館山梨県支部長に就任し、1977年には静岡県支部長も兼任する。1998年に70人組手を完遂した。

2003年1月23日日本文化振興会より社会文化功労賞を受賞。極真連合会に属し、極真会館大石道場(総本部は静岡県沼津市)の主席師範として指導を行う。

2012年11月全日本極真連合会を退会し、長谷川一幸最高師範と国際空手道連盟 極真会館 世界総極真を立ち上げ、副代表となる。

2014年11月、九段に昇段。

2017年4月世界総極真の代表に就任。

人物[編集]

出演[編集]

映画

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 代表 大石代悟 Daigo Ohishi, President
  2. ^ 月刊フルコンタクトKARATE』 福昌堂、12月号、2006年、60 - 61頁。
  3. ^ a b c d 佐藤勝昭『王道の空手』講談社、1987年、226 - 227頁。ISBN 4062035510 
  4. ^ 複数の技を組み合わせ、連続で繰り出し攻撃する事。
  5. ^ a b 「大石代悟師範から吉岡氏へ」『月刊フルコンタクトKARATE』第239巻第322号、福昌堂、2007年1月、48頁。 
  6. ^ 高木薫 『わが師大山倍達』 徳間書店、1990年、145頁。

外部リンク[編集]