塔山郁

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塔山 郁とうやま かおる
誕生 (1962-12-26) 1962年12月26日(61歳)
日本の旗 千葉県
職業 小説家会社員
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 第7回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞
デビュー作 毒殺魔の教室
ウィキポータル 文学
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(とうやま かおる、1962年12月26日[1] -)は、日本小説家推理作家会社員(ホテルマン)[2][3]千葉県生まれ[4]

経歴・人物[編集]

2004年、「囁く狐」(佐伯塔名義)が第5回ホラーサスペンス大賞で候補作となる[5]2008年、『毒殺魔の教室』で宝島社主催の第7回『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞を受賞し、2009年、同作が刊行、小説家デビューを果たす[4]

作品リスト[編集]

単著[編集]

薬剤師・毒島花織の名推理[編集]

  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理(2019年5月 宝島社文庫)
    • 収録作品:笑わない薬剤師の健康診断 / お節介な薬剤師の受診勧奨 / 不安な薬剤師の処方解析 / 怒れる薬剤師の疑義照会
  • 甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理(2020年5月 宝島社文庫)
  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理(2021年1月 宝島社文庫)
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理(2022年2月 宝島社文庫)
  • 薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理(2022年12月 宝島社文庫)

その他の作品[編集]

  • 毒殺魔の教室(2009年2月 宝島社 / 2010年4月 宝島社文庫【上・下】)
  • 705号室ホテル奇談(2009年6月 宝島社)
  • 最悪のはじまりは、(2012年4月 宝島社)
    • 【改題】ターニング・ポイント(2013年5月 宝島社文庫)
  • 人喰いの家(2014年4月 宝島社文庫)
  • F 霊能捜査官・橘川七海(2017年2月 宝島社文庫)
  • 「舌」は口ほどにものを言う・漢方薬局てんぐさ堂の事件簿(2023年7月 宝島社文庫)

アンソロジー[編集]

「」内が塔山郁の作品

  • 『このミステリーがすごい!』大賞STORIES(2010年11月 別冊宝島1711)「犬の首」
  • ザ・ベストミステリーズ 2011 推理小説年鑑(2011年7月 講談社)「本部から来た男」
    • 【分冊・改題】Shadow 闇に潜む真実 ミステリー傑作選(2014年11月 講談社文庫
  • 10分間ミステリー(2012年2月 宝島社文庫)「人を殺さば穴みっつ」
  • 5分で読める! ひと駅ストーリー 降車編(2012年12月 宝島社文庫)「定年」
  • もっとすごい! 10分間ミステリー(2013年5月 宝島社文庫)「獲物」
  • 5分で読める! ひと駅ストーリー 夏の記憶 西口編(2013年7月 宝島社文庫)「嵐の夜に」
  • 5分で読める! ひと駅ストーリー 冬の記憶 西口編(2013年12月 宝島社文庫)「ゆきだるまのしずく」
  • 5分で読める! ひと駅ストーリー 本の物語(2014年12月 宝島社文庫)「ブックカース」
  • 5分で読める! ひと駅ストーリー 食の話(2015年10月 宝島社文庫)「ハンバーガージャンクション」
  • 5分で驚く! どんでん返しの物語(2016年6月 宝島社文庫)「人を殺さば穴みっつ」「定年」
  • 10分間ミステリー THE BEST(2016年9月 宝島社文庫)「獲物」
  • 1話3分で驚きの結末! 大どんでん返しの物語(2021年3月 宝島社)「定年」
  • 3分で読める! 眠れない夜に読む心ほぐれる物語(2021年7月 宝島社文庫)「眠れない男」
  • 医療ミステリーアンソロジー ドクターM ポイズン(2021年11月 朝日文庫)「笑わない薬剤師の健康診断」
  • 3分で読める! 誰にも言えない○○の物語(2022年5月 宝島社文庫)「誰にも言えない傷の物語」
  • #殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選(2023年9月 宝島社文庫)「知識と薬は使いよう」

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 会員名簿 塔山郁|日本推理作家協会
  2. ^ 『このミステリーがすごい!』大賞 » 第7回『このミス』大賞優秀賞
  3. ^ 第13回「このミス」大賞 | 宝島社
  4. ^ a b 『このミステリーがすごい!』大賞:2012年04月02日
  5. ^ ホラーサスペンス大賞受賞作・候補作一覧1-6回|文学賞の世界