南極物語 (2006年の映画)

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南極物語
Eight Below
監督 フランク・マーシャル
脚本 デビッド・ディジーロ
製作 デイヴィッド・ホッバーマン
パトリック・クロウリー
製作総指揮 トッド・リーバーマン
角谷優
フランク・マーシャル
クリスティーン・イソ
ゲイリー・バーバー
ロジャー・バーンバウム
出演者 ポール・ウォーカー
ブルース・グリーンウッド
ジェイソン・ビックス
ムーン・ブラッドグッド
音楽 マーク・アイシャム
撮影 ドン・バージェス
編集 クリストファー・ラウズ
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
スパイグラス・エンターテインメント
マンデヴィル・フィルムズ
ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー
配給 アメリカ合衆国の旗 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
日本の旗 ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
公開 アメリカ合衆国の旗 2006年2月17日
日本の旗 2006年3月18日
上映時間 120分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $40,000,000[1]
興行収入 $120,455,994[1]
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南極物語』(なんきょくものがたり、原題: Eight Below[2])は、2006年ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作公開したアメリカ映画およびその邦題である。

フジテレビジョンが製作し1983年(昭和58年)に公開された日本映画『南極物語』のリメイク権をディズニーが取得し、登場人物を米国人とするなどして新たに製作された。

概要[編集]

基本的なストーリーは実話におおまかに基づいているが、登場人物がアメリカ人に変更されている他、登場する犬の数や犬種(日本版が実話に近づけるためにエスキモー犬の中から樺太犬に容姿が似たものを起用したのに対し、ハリウッド版は樺太犬の設定にこだわらず純血のアラスカン・マラミュートシベリアン・ハスキーを起用)、ストーリーの流れ、結末等が異なる。

物語の中でなるべく動物を殺したくないというディズニーの意向により、日本版の南極物語より死亡する犬の数が大幅に少ない。

あらすじ[編集]

全米科学財団の南極基地で働くジェリー・シェパードは、パートナーである8頭の犬ぞり曳きの犬と共に様々な困難を乗り越えた一流の南極ガイドであった。

冬が迫ったある日、南極に落ちたと思われる隕石の調査のためにデイビス・マクラーレン博士が南極を訪れる。

時期的にスノーモービルでの探索が危険であったため、マクラーレン博士の調査は犬ぞりで行われることとなり、ジェリーは犬たちと共にメルボルン山を目指すマクラーレン博士に同行する。

しかしジェリーたちの出発後に南極に巨大な嵐が接近していることが判明し、ジェリーたちは早期の帰還を迫られる。

マクラーレン博士は半日だけ猶予が欲しいと懇願し、ジェリーの協力もあって無事に隕石を発見したものの、その帰路で誤って崖から滑落し、割れた氷の隙間から海へと転落してしまう。

ジェリーは犬たちの協力によってなんとかマクラーレン博士の救助に成功し、急いで基地へと帰還するものの、嵐の接近によって基地には退避命令が出ており、重傷のマクラーレン博士や救助の際に両手の指に重度の凍傷を負ってしまったジェリーを速やかに医療施設に搬送するため、基地のスタッフはやむなく犬たちを残して基地を離れることとなった。

しかし、予想外に長引く悪天候により犬たちを迎えに行くことができず、そのまま南極には人が踏み入ることのできない冬が訪れる。

ジェリーがなんとか犬を迎えに行こうと奔走するなか、基地に置き去りにされた犬たちは生きるための闘いに身を投じていた。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ジェリー・シェファード ポール・ウォーカー 平田広明
デイビス・マクラーレン ブルース・グリーンウッド 谷口節
ケイティ ムーン・ブラッドグッド 甲斐田裕子
チャーリー・クーパー ジェイソン・ビッグス 竹若拓磨
アンディ ジェラルド・プランケット 金尾哲夫

テレビ放送[編集]

2016年8月17日テレビ東京の『午後のロードショー』で地上波初放送された[3]二ヶ国語放送 / 文字多重放送)。

脚注[編集]

  1. ^ a b Eight Below (2006)”. Box Office Mojo. 2010年2月5日閲覧。
  2. ^ 和訳すると「零下8度」という意味になる。この場合は華氏温度で、摂氏温度では零下22度となる。
  3. ^ TVステーション」(ダイヤモンド社)関東版2016年17号 52頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]