六冬和生
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1970年5月 -)は、日本のSF作家。長野県岡谷市出身、松本市在住[1]。
(むとう かずき、経歴・人物
[編集]信州大学経済学部卒業[1]。長年海外SFを愛読し、会社勤めの傍らSF小説を執筆。日本SF新人賞最終候補[2]、『S-Fマガジン』の「リーダーズ・ストーリイ」入選などを経験の後[1]、2013年9月、六冬(むとう)名義で投稿した「みずは無間」が、第1回ハヤカワSFコンテストで〈大賞〉を受賞しデビューした[1]。
作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 『みずは無間』 早川書房ハヤカワSFシリーズ Jコレクション、2013年11月 (表紙画:爽々)
- 『地球が寂しいその理由』 早川書房ハヤカワSFシリーズ Jコレクション、2014年11月 (表紙画:爽々)
- 『みずは無間』文庫版 ハヤカワ文庫JA、2015年10月(表紙画:loundraw)
- 『松本城、起つ』 早川書房ハヤカワSFシリーズ Jコレクション、2016年7月(表紙画:わみず)
単行本未収録作品
[編集]- 「白昼月」 : 『S-Fマガジン』2017年4月号 早川書房 2017年2月発売 寄稿
その他
[編集]- 「みずは無間」: 大賞受賞作第一部完全掲載 : 『S-Fマガジン』2014年1月号 早川書房 2013年11月発売 掲載
- 「第1回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作『みずは無間』刊行記念 六冬和生インタビュウ」 : 『S-Fマガジン』2014年1月号 早川書房 2013年11月発売 掲載
- 「ハヤカワ文庫SF総解説 PART1(1〜500)」(共著者の一人として参加)[3] - 『S-Fマガジン』2015年4月号(早川書房)
- 「ハヤカワ文庫SF総解説 PART2(501〜1000)」(共著者の一人として参加)[4] - 『S-Fマガジン』2015年6月号(早川書房)
- 「ハヤカワ文庫SF総解説 PART3(1001〜2000)」(共著者の一人として参加)[5] - 『S-Fマガジン』2015年8月号(早川書房)
- 「早川書房『松本城、起つ』刊行記念 六冬和生インタビュウ」 : 『S-Fマガジン』2016年8月号 早川書房 2016年6月発売 掲載
- 「2017年のわたし」 : 『SFが読みたい! 2017年版』(S‐Fマガジン編集部、早川書房、2017年2月9日)
- 「2020年のわたし」 : 『SFが読みたい! 2020年版』(S‐Fマガジン編集部、早川書房、2020年2月10日)
- 「ハヤカワ文庫JA総解説 PART1(1〜409)」(共著者の一人として参加)[6] - 『S-Fマガジン』2021年8月号(早川書房)
脚注
[編集]- ^ a b c d 『S-Fマガジン』2013年11月号 p.274「第1回ハヤカワSFコンテスト最終選考結果発表」
- ^ 樽井砂都名義。第5回(「デバイス」)と第11回(「月影パンダ」)に最終候補として選出されている。また、第9回の第一次選考通過作品には「地球がさみしいその理由~あるいはしたたかな天体」がある。
- ^ フィリップ・K・ディック『ユービック』(1978年)を担当。
- ^ ティム・パワーズ『奇人宮の宴』(1988年)、チャールズ・プラット『バーチャライズド・マン』(1992年)を担当。
- ^ アレステア・レナルズ『レヴェレーション・スペース』(2005年)を担当。なお2015年4、6、8月号に掲載された作品解説は、『ハヤカワ文庫SF総解説2000』(早川書房、2015年11月刊)にすべて纏められている。
- ^ 大原まり子《未来史》シリーズ(『一人で歩いていった猫』(1982年))を担当。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 六冬和生 (@mamekurage) - X(旧Twitter)