中野区中国人留学生殺害事件
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中野区中国人留学生殺害事件(なかのくちゅうごくじんりゅうがくせいさつがいじけん)は、東京都中野区で2016年(平成28年)11月3日未明に発生した殺人事件。
概要
[編集]法政大学の大学院生で中国籍の女性(当時24歳)を、中国籍の男がアパートの前で所持していたナイフにより複数回刺して殺害。現場には、加害者の元交際相手で被害者と同居中であった女性がいた。
事件の数日後に、詳細についての報道がまだ不十分な際、被害者の母は「親友を庇い殺された」とのいきさつを新浪微博に明らかにしていたことで、中国においても国民の強い関心を集めていた。事件発生以来の1年近く、母は現場にいた同居女性およびその家族の個人情報を明らかにしており、相手が事件の道徳的義務を果たしていないと非難し、「国内外の大衆に向けて署名募集活動を行い、日本の司法に犯人への死刑求刑を望む」と述べた。[1]2017年11月、事件が発生した翌年、インタビュー番組「局面」で、被害者の母とその同居女性の声明が発表され、中国国内の世論に新たな関心を集めた。
2017年12月、犯人の男は東京地方裁判所で殺人罪で検察の求刑通りの懲役20年の刑が下されている。
出典
[編集]- ^ ○○○の死刑を求める署名活動,新浪微博,2017年9月7日。