ムラカミカイエ

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ムラカミ カイエ(男性、1974年9月26日 - )は、日本のデザイナー、アートディレクター、クリエイティブディレクター。静岡県出身。

経歴[編集]

1974年(昭和49年) 静岡県生まれ。

1994年(平成6年) 株式会社三宅デザイン事務所入社。三宅一生に師事。 在職中にプロダクトデザイン、キャンペーンビジュアル、ウェブ、パリ・ミラノコレクション演出など広域に渡り活躍。[1]

2003年(平成15年) ブランディング・エージェンシー「SIMONE INC.」設立。以来、NY ADCをはじめ国際的な広告賞を多数受賞。デジタルメディア、カルチャー、ファッションを横断する広域に渡る見識、1000を超えるブランディング事例の創出などから、21世紀のブランディングメソッドを切り開く新たなアントレプリナー代表として、INTERVIEW MAGAZINE、WIREDGQをはじめ国内外多くの雑誌で特集が組まれる。

2011年(平成23年) Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO クリエイティブ・ディレクターを務める。[2]

2012年(平成24年) WEB技術の開発ラボとなる、ESSENTIALS SAPPORO 設立。翌年、香港にアジア拠点となる、ESSENTIALS HK 設立。

2014年(平成26年) GQ JAPAN MEN OF THE YEAR 2014[3]

2015年(平成27年) Ermenegildo Zegnaのグローバルキャンペーン[4]アンバサダーに、加瀬亮ホンマタカシ重松象平と、日本を代表するクリエイターの一人として選出。ファッションとテクノロジーの祭典「Decoded Fashion Tokyo Summit」にて2年連続で基調講演。

2016年(平成28年) AUDI INNOVATION AWARD 2016[5]受賞。

2019年(令和元年)公益財団法人日本デザイン振興会「グッドデザイン賞」審査員[6]、2020年より2年間、フォーカスイシュー・ディレクターを務める。

2020年(令和2年)toe.と共に、全国のライブハウス支援プロジェクト「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」を立ち上げる。

2021年(令和3年)ACC TOKYO CREATIVE AWARD デザイン部門発足とともに審査員を2年務める。

SAVEJAPAN! PROJECT[編集]

2011年(平成23年)3月、ムラカミが発起人となって始動した、東日本大震災の被災地支援を目的とするプロジェクト。東日本大震災の発生を受け、被害地域の情報を交換できる地域別災害情報まとめサイト「SAVEJAPAN!」を立ち上げる。サイトが立ち上がったのは、震災発生後6時間後。twitterFacebookと連動し、被災地の情報に特定のハッシュタグを付けてツイートすると、地域別に情報は整理され、リアルタイムにサイトにアップされていくという仕組みである[7]

まとめサイトだけでなく、コンデナスト・ジャパンUNIQLOと共に、カール・ラガーフェルドレディ・ガガニコール・キッドマン等の協力によって"UT x SAVEJAPAN! PROJECT"を成功させ、復興支援に寄与。[7][8][9]。また、国内外約70ブランドが参加したチャリティセール Fashion Girls For Japanをニューヨークと東京で開催[10]

脚注[編集]

外部リンク[編集]