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ミヤコトカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミヤコトカゲ
ミヤコトカゲ
ミヤコトカゲ Emoia atrocostata
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
: トカゲ科 Scincidae
: ミヤコトカゲ属 Emoia
: ミヤコトカゲ E. atrocostata
学名
Emoia atrocostata (Lesson, 1830)[1]
シノニム

Scincus atrocostatus Lesson, 1830[1]

和名
ミヤコトカゲ[2]
英名
Littoral skink[1]
Littoral whiptail-skink[1]
Mangrove skink[1]

ミヤコトカゲ(Emoia atrocostata)は、爬虫綱有鱗目トカゲ科ミヤコトカゲ属に分類されるトカゲ。

分布

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インドネシアオーストラリア台湾日本パラオフィリピンベトナムマレーシア西部[1]

分類

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以下の基亜種を除く、亜種の分類・分布はReptail Datebase(2020)に従う。

Emoia atrocostata atrocostata (Lesson, 1830) ミヤコトカゲ[2][3]
インドネシア、台湾東岸、日本、パラオ、フィリピン、マレーシアなど[3]。日本では宮古列島池間島南岸および西岸、伊良部島東岸、大神島南東岸、来間島北岸、宮古島)のみ分布する[3]
Emoia atrocostata australis Brown 1991
オーストラリア(ヨーク岬半島
Emoia atrocostata freycineti (Duméril & Bibron, 1839)
パプアニューギニア

生態

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サンゴ礁が隆起した岩石海岸や海岸の崖などに生息する[3]

昆虫甲殻類などを食べる[3]。胃の内容物調査では、アリ類・アワフキムシ類・カニ類が検出された例もある[3]

繁殖様式は卵生。台湾の島嶼部では3月下旬から8月上旬に、主に2個の卵を産んだという報告例がある[3]。フィリピンでは生後9か月から9か月半で成熟し、3 - 4年生存したという報告例がある[3]

人間との関係

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E. a. atrocostata ミヤコトカゲ
日本では護岸開発・埋め立てなどによる影響、人為的に移入されたイタチ類による捕食が懸念されている[3]
絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト[3]

出典

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  1. ^ a b c d e f Emoia atrocostata. Uetz, P. & Jiri Hošek (eds.), The Reptile Database, http://www.reptile-database.org, accessed 2 May 2020.
  2. ^ a b 日本爬虫両棲類学会 (2020) 日本産爬虫両生類標準和名リスト(2020年3月16日版). http://herpetology.jp/wamei/ (2020年6月16日閲覧).
  3. ^ a b c d e f g h i j 太田英利「ミヤコトカゲ」『レッドデータブック2014 日本の絶滅のおそれのある野生動物 3 爬虫類・両生類』環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編、株式会社ぎょうせい、2014年、52-53頁。

関連項目

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