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マイ・ビューティフル・デイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイ・ビューティフル・デイズ
Miss Stevens
監督 ジュリア・ハート英語版
脚本 ジュリア・ハート
ジョーダン・ホロウィッツ
製作 アレックス・タートルトーブ
マイケル・B・クラーク
ジョーダン・ホロウィッツ
ゲイリー・ギルバート
出演者 リリー・レーブ
ティモシー・シャラメ
リリ・ラインハート
アンソニー・キンタル
音楽 ロブ・シモンセン
撮影 セバスティアン・ウィンセロ
編集 リー・ハウゲン
エイミー・P・マクグラス
製作会社 ビーチサイド・フィルムズ
ギルバート・フィルムズ
オリジナル・ヘッドクオーターズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ジ・オーチャード英語版
日本の旗 ファインフィルムズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2016年9月16日
日本の旗 2019年11月1日
上映時間 86分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗 $138,760[2]
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マイ・ビューティフル・デイズ』(Miss Stevens)は、2016年アメリカ合衆国ドラマ映画。監督はジュリア・ハート英語版、出演はリリー・レーブティモシー・シャラメなど。演劇大会に参加する3人の生徒の引率を任された高校教師の女性が、生徒の1人で行動障害を抱えた少年に振り回されながら過ごす週末3日間を描いている[3]

ストーリー

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29歳の高校の英語教師、レイチェル・スティーヴンスは演劇大会に参加するサム、マーゴット、ビリーの引率を任された。金曜日、レイチェルは校長(アルバート)からビリーが行動障害を抱えていると告げられる。土曜日、一行は無事にホテルに到着した。そこで、レイチェルは同じく生徒の引率で来ていたウォルターと知り合った。2人は急速に距離を縮めていき、そのままベッドを共にすることになった。

翌日、レイチェルが車を修理に出そうとしたところ、ビリーが一緒に行きたいとせがんできた。当初、レイチェルは「他の2人と一緒に、1回戦のリハーサルをしなさい」と言ったが、どうしてもビリーが言うことを聞かないので、やむなく連れて行くことにした。道中、2人は友人が少ないという共通点を見出し、徐々に打ち解けていった。1回戦、マーゴットは『欲望という名の電車』の中にあるモノローグを演じる予定だったが、台詞をど忘れしてしまった。レイチェルはそんなマーゴットを慰めるのだった。夕食の際、ビリーがレイチェルをファースト・ネームで呼んだため、レイチェルと他の生徒2人は驚き困惑した。その後、レイチェルはウォルターの元を訪れたが、「もう貴方に興味はありません」と言われてしまった。ほどなくして、ビリーは夕食の席での無礼をレイチェルに謝罪しに行った。ビリーの顔を見て安心したのか、レイチェルは一気に泣き崩れた。落ち着きを取り戻した後、レイチェルはビリーに亡くなった母親との思い出話を語り聞かせた。しかし、その最中、サムが恋愛のいざこざでレイチェルの部屋に入ってくる。マーゴットもサムを追ってやってくる。3人は慰め合って抱き合うが、ビリーはいいところを邪魔された苛つきに部屋を出る。

キャスト

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製作

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2013年2月7日、エリオット・ペイジの映画監督デビュー作にアンナ・ファリスが出演することになったと報じられた[5]2015年5月29日、YouTuberのアンソニー・キンタルが自身の動画で本作への出演が決まったことを報告した[6]。6月24日、ペイジが降板することになり、本作の脚本を手掛けたジュリア・ハートが代わりにメガホンを取るとの報道があった。その際、ファリスの代わりにリリー・レーブが起用されたとも報じられた[7]

キンタルに出演を持ちかける際、ハート監督は「貴方はサムのイメージに完璧に当てはまっている。私はサムを演じてくれる俳優を探し続けてきた。最近、貴方がアップロードしている動画を見て「彼だ!彼こそがサムを演じるべき人だ」と直観した。」と熱弁したのだという[8]

公開・マーケティング

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2016年3月12日、本作はサウス・バイ・サウスウェストでプレミア上映された[9]。5月23日、ジ・オーチャードが本作の全米配給権を購入したとの報道があった[10]。8月23日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]

評価

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本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには23件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.39点となっている[12]。また、Metacriticには11件のレビューがあり、加重平均値は65/100となっている[13]

出典

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  1. ^ マイ・ビューティフル・デイズ”. 映画.com. 2019年8月16日閲覧。
  2. ^ Miss Stevens (2016) - Financial Information” (英語). The Numbers. 2019年8月16日閲覧。
  3. ^ マイ・ビューティフル・デイズ - allcinema
  4. ^ “ティモシー・シャラメが教師にアプローチ『マイ・ビューティフル・デイズ』”. CINRA.NET. (2019年10月31日). https://www.cinra.net/news/20191031-days 2021年8月28日閲覧。 
  5. ^ Fleming, Mike Jr (2013年2月7日). “Ellen Page Making Directing Debut On ‘Miss Stevens’; Anna Faris To Star” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2013/02/ellen-page-making-directing-debut-on-miss-stevens-anna-faris-to-star-424847/ 2019年8月16日閲覧。 
  6. ^ I'M GOING TO BE IN A MOVIE” (英語). YouTube. Anthony Quintal (2015年5月29日). 2017年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月16日閲覧。
  7. ^ Hipes, Patrick (2015年6月24日). “Lily Rabe To Star In Indie ‘Miss Stevens’; Mark O’Brien Joins ‘Story Of Your Life’; ‘Frank The Bastard’ Gets July Release” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2015/06/lily-rabe-miss-stevens-mark-obrien-story-of-your-life-frank-the-bastard-1201453130/ 2019年8月16日閲覧。 
  8. ^ Stecklow, Sam (2015年9月28日). “Yasss Teen: Exploring YouTube with Lohanthony” (英語). PaperMag.com. https://www.papermag.com/yasss-teen-exploring-youtube-with-lohanthony-1427652026.html 2019年8月16日閲覧。 
  9. ^ “SXSW Unveils Lineup With James Caan, Ethan Hawke, Keegan-Michael Key Movies” (英語). Variety. (2016年2月2日). https://variety.com/2016/film/news/sxsw-movie-lineup-james-caan-ethan-hawke-keegan-michael-key-1201694252/ 2019年8月16日閲覧。 
  10. ^ Busch, Anita (2016年5月23日). “‘Miss Stevens’ Acquired By The Orchard For Fall Release” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2016/05/miss-stevens-acquired-the-orchard-lily-rabe-fall-release-1201761426/ 2019年8月16日閲覧。 
  11. ^ Miss Stevens Official Trailer 1 (2016) - Lily Rabe Movie” (英語). YouTube. Movieclips Indie (2016年8月23日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ "Miss Stevens". Rotten Tomatoes (英語). 2019年8月16日閲覧
  13. ^ "Miss Stevens" (英語). Metacritic. 2019年8月16日閲覧。

外部リンク

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