コンテンツにスキップ

ポーティッジ・ラ・プレーリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ポーティッジ・ラ・プレーリー

Portage la Prairie
市
City of Portage la Prairie
ウェルカムサイン、空撮写真、公園や市庁舎など
ウェルカムサイン、空撮写真、公園や市庁舎など
愛称： 
ポーティッジ（Portage）、P. la P、Plaptown
標語： 
可能性の都市（City of Possibilities）
ポーティッジ・ラ・プレーリーの位置（マニトバ州内）
ポーティッジ・ラ・プレーリー
ポーティッジ・ラ・プレーリー
マニトバ州での位置
座標：北緯49度58分22秒 西経98度17分31秒 / 北緯49.97278度 西経98.29194度 / 49.97278; -98.29194座標: 北緯49度58分22秒 西経98度17分31秒 / 北緯49.97278度 西経98.29194度 / 49.97278; -98.29194
国 カナダの旗 カナダ
州  マニトバ州
行政区 中央平原地域
開設 1738年
入植 1851年
町制施行 1880年
市制施行 1907年
面積
 • 合計 24.72 km2
標高
 261 m
人口
（2021）2021[1]
 • 合計 13,270人
 • 密度 536.8人/km2
等時帯 UTC-6 (CST)
 • 夏時間 UTC-5 (CDT)
ウェブサイト www.city.portage-la-prairie.mb.ca

ポーティッジ・ラ・プレーリー（英: Portage la Prairie）は、カナダ・マニトバ州中央平原地域にある市。州都ウィニペグからトランスカナダハイウェイ沿いに西約75kmの位置にある。人口は約13,000人。サスカチュワン州との州境とオンタリオ州との州境のちょうど中間地点辺りである。

カナダ環境・気候変動省によると、ポーティッジ・ラ・プレーリーはカナダにおいて最も快晴の日の多い場所である[2] 。

歴史

[編集]

1800年代半ば[3]にヨーロッパ人の入植者が到着する以前には、この地域にはアニシナアベ族（オジブウェ族）、クリー族、ダコタ族（スー族）など、複数の先住民族が何千年にもわたって住んでいた[4] 。 人類学的根拠によれば、南西マニトバの平原文化が12,000年前には出現していたとされているが、現在のポーティッジ・ラ・プレーリー周辺の活動は、アガシー湖が8,000-10,000年前に消滅してから初めて現れたと考えられている[5] 。

伝説によると、ハドソン湾会社の創設に重要な役割を果たしたクーリュール・デ・ボワ（フランス系毛皮交易探検家）であったピエール＝エスプリ・ラディソンとメダール・デ・グロセイエが、17世紀半ばにこの地域を訪れた最初のヨーロッパ人だったと言われている[6] 。「ポーティッジ・ラ・プレーリー」という名前は、これらの初期の探検家によって名付けられたが、フランス語の「ポルタージュ（portage）」（水路間でカヌーを陸上で運ぶこと）に由来している。この特定の「ポルタージュ」ルートは、アシニボイン川とマニトバ湖の間の25キロメートルにわたって先住民によって使用されていた。

1738年9月、クーリュール・デ・ボワのピエール・ゴルティエ・ドゥ・ヴァレンヌ・ラ・ヴェランドリー卿がアシニボイン川の北にラ・レーヌ砦を建設した。この砦は主にフランスの毛皮交易所として機能し、探検家たちがマニトバ中央部や北米西部の他の地域を探検するための拠点として利用された。この砦は1759年に焼失し、ヌーベルフランスの統治が終了したこともあり閉鎖となる[7]。1794年から1913年の間、断続的に北西会社とハドソン湾会社はこの地域に交易所を設立して成功裏に運営した（両社は1821年に合併）[8]。

1851年、英国国教会のウィリアム・コクラン大執事[9]やジョン・マクリーン[10]などの野心的な入植者が、現在のクレセント湖周辺の土地を地元の先住民から購入した。東部カナダからの入植者が増加する中、学校が建設され、1854年には教会が建てられ、地域社会が発展し始めた。1850年代にはこの地域の肥沃な土壌が広く知られることになり、農業を基盤とする村の経済が発展した。コクランは人々に作物や庭を育てるよう奨励し、1857年には自治体が設立され、1860年代にはコミュニティには60軒の家が建った。 マニトバが連邦政府に合流する前の1867年から1868年の短期間、ポーティッジ・ラ・プレーリー周辺でルイ・リエルの評議員のひとりであったトーマス・スペンスが「マニトバ共和国（Republic of Manitobah）」の独立を目指したが、公式な政府として国王裁可も認められず、運動は失敗した。 1870年代には多くの入植者が移住し、農場を設立し、新しい事業を開業した。この時期、製粉所や地方新聞、コミュニティフェアなどが運営され、人口は300人から3,000人に増加した。1881年にカナダ太平洋鉄道が開通し、翌年ポーティッジ・ラ・プレーリーは町となった。 1907年には市に昇格し、以降は農業、小売業、製造業、交通の地域拠点として発展を続けた。第2次世界大戦中、ポーティッジ・ラ・プレーリーにはカナダ空軍基地が建設され、ドイツのUボートの追跡に重要な役割を果たした。1938年に商業用大麻の栽培が禁止される前の1928年には、産業用ヘンプがポーティッジ・ラ・プレーリーで栽培されていた[11]。

交通

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ “Census Profile, 2021 Census of Population, City of Portage La Prairie”. Statistics Canada. February 9, 2022閲覧。
  2. ^ Environment Canada. “Top Canadian Weather Winners”. 6 June 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。6 October 2011閲覧。
  3. ^ “Portage la Prairie”. The Canadian Encyclopedia. 9 October 2020閲覧。
  4. ^ “Pre History of Long Plain First Nation”. Long Plain First Nation. 9 October 2020閲覧。
  5. ^ “Manitoba History: Glacial Lake Agassiz”. Manitoba Historical Society. 9 October 2020閲覧。
  6. ^ “Fort la Reine National Historic Site of Canada”. Canada's Historical Places. 8 October 2020閲覧。
  7. ^ “Fort la Reine National Historic Site of Canada”. Canada's Historical Places. 8 October 2020閲覧。
  8. ^ “Hudson's Bay Company, Portage la Prairie”. Archives of Manitoba. 9 October 2020閲覧。
  9. ^ Memorable Manitobans: William Cockran [William Cochrane] (1798–1865)
  10. ^ Memorable Manitobans: John McLean (1815–1902)
  11. ^ Report of the Minister of Agriculture for Canada. Queen's Printer and Controller of Stationery. (1927). p. 15. https://books.google.com/books?id=1kKD3bTXM2YC 

外部リンク

[編集]
執筆の途中です

この項目は、カナダに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:北アメリカ/PJ:カナダ）。

「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ポーティッジ・ラ・プレーリー&oldid=101368700」から取得