フレクサブル
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『フレクサブル』 | ||||
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スティーヴ・ヴァイ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1983年 スタッコ・ブルー | |||
ジャンル | ハードロック、プログレッシブ・ロック、実験音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル |
Urantia Records/Akashic Recirds エピック・レコード(1997年再発CD) | |||
プロデュース | スティーヴ・ヴァイ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
スティーヴ・ヴァイ アルバム 年表 | ||||
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『フレクサブル』(原題:Flex-Able)は、スティーヴ・ヴァイが1984年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]ヴァイはフランク・ザッパ・バンドでの活動で家を買う資金が貯まり、8トラックの録音機材が導入された自宅スタジオ「スタッコ・ブルー」を設立して、1983年に本作のレコーディングを行った[1]。収録曲「アティテュード・ソング」は、アリス・クーパーのバンドのオーディション・テープ用に作った曲「The Night Before」が原型で、本作には「スタッコ・ブルー」で再録音されたヴァージョンが収録された[1]。ヴァイ自身は当初、本作を「極めて個人的な内容」と考え、正式に発売するのではなく、フレキシ・ディスクに起こして友人達に配るつもりでおり、それがアルバム・タイトルの由来となった[1]。
1984年当時は、LPとカセットが通信販売限定という形で発売された[2]。なお、ヴァイは本作と同年にEP『Flex-Able Leftovers』も発表しており、1988年に発売された本作の再発CDには、同EPの一部の曲がボーナス・トラックとして収録された[3]。
スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「典型的な『速弾き』アルバムではなく、数年にわたりフランク・ザッパとの共演で切磋琢磨されたことから、多くの曲において、ザッパの音楽性と歪んだユーモアの両方が反映されており、"Little Green Men"等、奇妙かつ楽しめる瞬間がある」と評している[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はスティーヴ・ヴァイ作。
- リトル・グリーン・メン - Little Green Men - 5:39
- ヴィヴ・ウーマン - Viv Woman - 3:09
- ラヴァーズ・アー・クレイジー - Lovers Are Crazy - 5:39
- サラマンダーズ・イン・ザ・サン - Salamanders in the Sun - 2:25
- ボーイ・ガール・ソング - The Boy/Girl Song - 4:02
- アティテュード・ソング - The Attitude Song - 3:23
- コール・イット・スリープ - Call It Sleep - 5:09
- ジャンキー - Junkie - 7:23
- ビルズ・プライヴェート・パーツ - Bill's Private Parts - 0:16
- ネクスト・ストップ・アース - Next Stop Earth - 0:34
- ゼアズ・サムシング・デッド・イン・ヒア - There's Something Dead in Here - 3:46
再発CDボーナス・トラック
[編集]- ソー・ハッピー - So Happy (Steve Vai, Laurel Fishman) - 2:43
- ブレッドソー・ブルーヴァード - Bledsoe Bluvd - 4:22
- バーニン・ダウン・ザ・マウンテン - Burnin' Down the Mountain - 4:22
- クロニック・インソムニア - Chronic Insomnia - 2:05
参加ミュージシャン
[編集]- スティーヴ・ヴァイ - ギター(#9を除く全曲)、ボーカル(on #1, #3)、ベース(on #1, #2, #3, #5, #8)、キーボード(#1)、シンセサイザー(on #1, #3, #4, #11)、ドラムマシン(on #1, #3, #4, #11)、ピアノ(on #3)、パーカッション(on #3)、ベルライア(on #3)、エレクトリック・シタール(on #4)
- ボブ・ハリス - ボーカル(on #1, #3, #5, #8)、トランペット(on #1, #2, #3, #5)
- スザンナ・ハリス - ボーカル(on #1, #3, #5, #8)
- ピア・マイオッコ - ボーカル(on #2)
- スコット・コラード - キーボード(on #1, #8)、ローズ・ピアノ(on #1, #7)、シンセサイザー(on #1)
- ポール・レムケ - キーボード(on #1)
- スチュアート・ハム - ベース(on #2, #6, #7)、ボーカル(on #1, #8)
- ペギー・フォスター - フレットレスベース(on #4)
- クリス・フレイジャー - ドラムス(on #2, #5, #6)
- ピート・ゼルドマン - ドラムス(on #7)
- チャド・ワッカーマン - ドラムス(on #8)
- ビリー・ジェイムズ - ドラムス(on #9)、パーカッション(on #9)
- ラリー・クレイン - ベルライア(on #1, #4)、ヴィブラフォン(on #1, #8)、シロフォン(on #1)、ベル(on #8)
- グレッグ・デグラー - フルート(on #1, #4)、サクソフォーン(on #3, #5)、クラリネット(on #4)
脚注
[編集]- ^ a b c di Perna, Alan (2009年6月29日). “Steve Vai: Flex Appeal”. Guitar World. Future plc. 2022年4月17日閲覧。
- ^ “Album - Flex-Able”. The Official Steve Vai Website. 2022年4月17日閲覧。
- ^ Prato, Greg. “Flex-Able Leftovers - Steve Vai”. AllMusic. 2022年4月17日閲覧。
- ^ Huey, Steve. “Flex-Able - Steve Vai”. AllMusic. 2022年4月17日閲覧。