ファビウス・コンスタブル

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ファビウス・コンスタブル
基本情報
出生名 ファビウス・コンスタブル
Fabius Constable
出身地 イタリアの旗 イタリアロンバルディア州コモ
ジャンル クラシック
ニューエイジ
ポップス
職業 ミュージシャン
音楽プロデューサー
作曲家
担当楽器 ハープピアノチェロ縦笛アコーディオン
活動期間 2003年 -
レーベル Warner/Chappell Music, Sony BMG, auditoria records
公式サイト ファビウス・コンスタブル公式サイト

ファビウス・コンスタブル は、イタリア作曲家ハープ奏者。ケルティックハープ・オーケストラ (Celtic Harp Orchestraの創立者で、イタリアを中心に、世界各地で数多くの公演を行っており、来日公演も数多く行っている。

来歴[編集]

ファビウス・コンスタブルは、イタリアコモで生まれる。4歳のとき、ミラノ・アカデミー「G. Verdi」にてピアノ演奏を学び始め、ミラノ音楽院を卒業する。アイルランドブルターニュにてハープ奏者のミルドフィン、エウロン、その他多くのハープ奏者より演奏技術を習得した。

ローマ・コンサート・ホール、ミラノ大聖堂、ダブリン・トリニティ・カレッジ、ミュンヘン聖パトリック・パレード、ナポリ音楽院を始め、ヨーロッパ全土、アジア、日本、世界各地で公演している。2016年時点までにヨーロッパ・アジア各国での公演数は500回を超える[1][2][3][4] イタリア国営テレビRAI、スイステレビ放送RTSI、中国国営テレビ、CCTV3、NHK日本放送協会)などの多くのメディアより取材を受け続けている[5]

2002年にケルティックハープのオーケストラケルティックハープ・オーケストラ(Celtic Harp Orchestra, CHO)を創設し、ディレクターを務める。24器のケルティックハープに加えて、フィドルチェロ、スコティッシュパイプ、ドラムギター、そしてコーラスで構成されている。アルバム "The Mist" は12万枚を超えるセールスを記録した[6] [7] [8]

2011年の東日本大震災直後にイタリアより単身来日。東北、岩手、宮城、福島の被災地、避難所で23のコンサートを開催した。欧米の音楽家で最初に被災地に入り、演奏による慰問を行った[9][10]

アンドレア・ボチェッリなど多くの世界的アーティストと共演を重ねている[5][11][12]

2012年、ボローニャ大学における日本の建築家安藤忠雄の講演、講義において、作曲と演奏を務める[13][14]

2013年、慈善活動と音楽の芸術性を認められ、イタリア大統領ジョルジョ・ナポリターノより勲章を授与された[15][16]

2019年、イタリア共和国より国家的な称号、騎士のCavalieriを授与された。

2020年より、Return2Natureという音楽活動により地球に緑を増やす活動を行なっており、イタリアや世界各地で植林が行われている。

演奏家として、作曲家として、また音楽プロデューサーとして、世界的に活躍を続けている。コンサートも数多く催されている。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

脚注[編集]

  1. ^ La Provincia”. La Provincia. 2016年5月17日閲覧。
  2. ^ Fondazione Francesca Rava”. NPH Italia. 2016年5月17日閲覧。
  3. ^ Finis Terrae”. varesereport. 2016年5月17日閲覧。
  4. ^ Marino Comense”. Scegli Localita. 2016年5月17日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ a b DeSidera”. News Made In Italy. 2016年5月17日閲覧。
  6. ^ Fabius Bio”. Arpisti Senza Frontiere. 2016年5月17日閲覧。
  7. ^ Libero”. Libero 24x7. 2016年5月17日閲覧。
  8. ^ ファビウス・バイオグラフィー”. Artistrove. 2016年5月17日閲覧。
  9. ^ Interview”. Italish Magazine. 2016年5月17日閲覧。
  10. ^ Asahi Yamagata”. Asahi Yamagata. 2016年5月17日閲覧。
  11. ^ Versiliana”. Versiliana. 2016年5月17日閲覧。
  12. ^ Toscana nord ovest”. Azienda USL. 2016年5月17日閲覧。
  13. ^ Tadao Ando a Bologna”. Unibo Magazine. 2016年5月17日閲覧。
  14. ^ Tadao Ando a Bologna”. Giappone in Italia. 2016年5月17日閲覧。
  15. ^ Musica e Spettacolo”. radio studio7. 2016年5月17日閲覧。
  16. ^ 気まぐれ音楽日記”. Saiwanet. 2016年5月17日閲覧。
  17. ^ Thee letters from the sun”. auditoria records. 2016年5月17日閲覧。
  18. ^ allmusic discography”. allmusic. 2016年5月17日閲覧。

外部リンク[編集]