ハーフネルソン (映画)
ハーフネルソン | |
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Half Nelson | |
監督 | ライアン・フレック |
脚本 |
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製作 |
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製作総指揮 |
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出演者 | |
音楽 | ブロークン・ソーシャル・シーン |
撮影 | アンドリー・パレーク |
編集 | アンナ・ボーデン |
配給 |
シンクフィルム 彩プロ |
公開 |
2006年1月23日 (サンダンス) 2006年8月11日 2017年6月17日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $700,000[1] |
興行収入 | $4,900,000[1] |
『ハーフネルソン』(Half Nelson)は、ライアン・フレック監督・脚本、アンナ・ボーデン共同脚本による2006年のアメリカ合衆国のドラマ映画である。出演はライアン・ゴズリング、シャリーカ・エップス、アンソニー・マッキーらである。音楽はジュノー賞を受賞したカナダのバンドのブロークン・ソーシャル・シーンが手掛けた。ゴズリングは本作によりアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
ボーデンとフレックが2004年に製作した19分の短編映画『Gowanus, Brooklyn』を原作としており[2]、インナーシティの中学校教師が麻薬常習者であることを生徒の1人に知られた後に友情が芽生える模様が描かれる。2006年サンダンス映画祭でプレミア上映された後、2006年8月11日より北米で封切られた。日本では北米公開から11年後となる2017年6月17日に初上映された[3]。
プロット
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キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- ダン・デューン - ライアン・ゴズリング(加瀬康之)
- ドレイ - シャリーカ・エップス(向山直美)
- フランク - アンソニー・マッキー(相樂真太郎)
- イザベル - モニーク・ガブリエラ・カーネン(松野朋子)
- ジンボ - デニス・オヘア(合田慎二郎)
- ヘンダーソン校長 - スターラ・ベンフォード(堀籠沙耶)
- テランス - ネイサン・コーベット(亀山敦弘)
- ステイシー - タイラ・クワオ=ヴォヴォ(横田彩)
- ルードリー - ジェフ・リマ(新井慶太)
- カレン - カレン・チルトン(中条智世)
- ジョー・デューン - デボラ・ラッシュ(久保井美沙希)
- ラス・デューン - ジェイ・O・サンダース(楢崎健太)
- ジェフ・デューン - デイヴィッド・イーストン
- シンディ - ニコール・ヴィシウス(水瀬七海)
- マイク - コリンズ・ペニー
- レイチェル - ティナ・ホームズ(白壁爽子)
- ジャマール - トリスタン・ワイルズ(吉富勇矢)
- エリカ - エリカ・リヴェラ
- バーナード - ブライス・シルヴァー(横田和輝)
- ヴァネッサ - ステファニー・バスト(堀籠沙耶)
- シモーヌ - エレノア・ハッチンス(阿部菜月)
- ハビエル - セバスチャン・ソッツィ(沢井由)
- ディクソン - ロン・セファス・ジョーンズ(藤間つよし)
公開
[編集]興行収入
[編集]北米では2006年8月11日に2館で封切られ、公開初週末に5万3983ドルを売り上げた[4]。北米では累計で269万7938ドル、全世界で466万481ドルを売り上げている[1]。製作費は70万ドルである[1]。
批評家の反応
[編集]『ハーフネルソン』は批評家から高い支持を得た。Rotten Tomatoesでは130件の批評家レビューで支持率は90%、平均点は7.8/10となった。サイトの批評コンセンサスでは「『ハーフネルソン』にはライアン・ゴズリングとシャリーカ・エップスの強力な演技がある。岐路に立つ孤独な人々の賢明で控えめな肖像だ」とまとめられた[5]。Metacriticでは31件の批評家レビューで加重平均値が85/100となった[6]。
テレビ番組『Ebert & Roeper』では リチャード・ローパーとゲスト批評家のケヴィン・スミスが『ハーフネルソン』に「2ビッグ・サムズアップ」を与えた。スミスは過去10年間に鑑賞したベスト映画10本のうち1本に入ると述べた[7]。『シカゴ・サンタイムズ』編集者のジム・エマーソンは4ツ星満点を与え、傑作であると評した[8]。
音楽
[編集]『Half Nelson: Original Motion Picture Soundtrack』 | |
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複数のアーティスト の Soundtrack | |
リリース | |
録音 | 2006年 |
ジャンル |
インディー・ポップ インディー・ロック |
時間 | |
レーベル | レイクショア・レコーズ |
プロデュース | マーク・ロンソン |
専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [9] |
『Half Nelson: Original Motion Picture Soundtrack』がアメリカ合衆国とカナダで2016年8月8日にレイクショア・レコーズより発売された。カナダのバンドのブロークン・ソーシャル・シーンが映画音楽を手がけており、サウンドトラックにも収録された[9]。
- トラックリスト
# | タイトル | パフォーマー | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「Stars & Sons」 | ブロークン・ソーシャル・シーン | |
2. | 「Evacuation」 | The Somnambulants | |
3. | 「Wanted」 | ライムフェスト/サマンサ・ロンソン | |
4. | 「Black Hearts」 | Remy Balon | |
5. | 「A New England」 | ビリー・ブラッグ | |
6. | 「The Corner」 | サイゴン | |
7. | 「Shampoo Suicide」 | ブロークン・ソーシャル・シーン | |
8. | 「Na Ni Na」 | Conjunto Céspedes | |
9. | 「Just Begun」 | Baby Blak/King Honey | |
10. | 「Sometimes」 | Dujeous? | |
11. | 「It's Alright to Cry」 | ロージー・グライアー | |
12. | 「Can't You See」 | ザ・マーシャル・タッカー・バンド | |
13. | 「Da Da Dada」 | ブロークン・ソーシャル・シーン | |
合計時間: |
受賞とノミネート
[編集]賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
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アカデミー賞 | 主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | ノミネート |
ブラック・リール賞 | ブレイクスルー演技賞 | シャリーカ・エップス | ノミネート |
ボストン映画批評家協会賞 | 新人映画作家賞 | ライアン・フレック | 受賞 |
助演女優賞 | シャリーカ・エップス | 受賞 | |
放送映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | ノミネート |
若手女優賞 | シャリーカ・エップス | ノミネート | |
シカゴ映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | ノミネート |
有望女優賞 | シャリーカ・エップス | ノミネート | |
ダラス・フォートワース映画批評家協会賞 | ラッセル・スミス賞 | ライアン・フレック | 受賞 |
ニューヨーク映画批評家協会賞 | 第一回作品賞 | ライアン・フレック | 受賞 |
ゴッサム賞 | 作品賞 | ライアン・フレック、ジェイミー・パトリコフ、アレックス・オルロフスキー、リネット・ハウエル、アンナ・ボーデン、ローザンヌ・コーレンバーグ | 受賞 |
ブレイクスルー監督賞 | ライアン・フレック | 受賞 | |
ブレイクスルー俳優賞 | シャリーカ・エップス | 受賞 | |
インディペンデント・スピリット賞 | 作品賞 | ジェイミー・パトリコフ、アレックス・オルロフスキー、リネット・ハウエル、アンナ・ボーデン、ローザンヌ・コーレンバーグ | ノミネート |
主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | 受賞 | |
主演女優賞 | シャリーカ・エップス | 受賞 | |
監督賞 | ライアン・フレック | ノミネート | |
第一回脚本賞 | アンナ・ボーデン、ライアン・フレック | ノミネート | |
プロデューサーズ賞 | アレックス・オルロフスキー、ジェイミー・パトリコフ | ノミネート | |
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 | ブレイクスルー男優賞 | ライアン・ゴズリング | 受賞 |
インディペンデント映画トップ10 | 『ハーフネルソン』 | 受賞 | |
全米映画俳優組合賞[10] | 主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | ノミネート |
サテライト賞 | 主演男優賞 (ドラマ映画) | ライアン・ゴズリング | ノミネート |
参考文献
[編集]- ^ a b c d "Half Nelson (2006)". The Numbers. Retrieved March 5, 2012.
- ^ "Gowanus, Brooklyn (2004)". IMDb. Amazon.com. Retrieved March 5, 2012.
- ^ “ライアン・ゴズリングのオスカー初ノミネート作「ハーフネルソン」公開決定”. 映画ナタリー (2017年5月5日). 2017年5月13日閲覧。
- ^ "Weekend Box Office Results for August 11–13, 2006. Box Office Mojo. IMDb. Retrieved September 1, 2012.
- ^ "Half Nelson". Rotten Tomatoes. Flixter. Retrieved March 5, 2012.
- ^ "Half Nelson". Metacritic. CBS Interactive. Retrieved September 1, 2012.
- ^ "Ebert & Roeper, Reviews for the Weekend of August 12–13, 2006". TVPlex.Go.com. Retrieved March 5, 2012.
- ^ Emerson, Jim (September 15, 2006). "Half Nelson". Chicago Sun-Times. RogerEbert.com. Retrieved March 5, 2012.
- ^ a b Monger, James Christopher. “Half Nelson – Original Soundtrack”. Allmusic.com. June 10, 2012閲覧。
- ^ “The 13th Annual Screen Actors Guild Awards”. 全米映画俳優組合. 2017年5月13日閲覧。