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トーク・イズ・チープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『トーク・イズ・チープ』
キース・リチャーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1987年 - 1988年
ジャンル ロック
時間
レーベル ヴァージン・レコード
プロデュース キース・リチャーズ、スティーヴ・ジョーダン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 5位(日本)[1]
  • 12位(スウェーデン)[2]
  • 14位(ニュージーランド)[3]
  • 15位(オーストラリア[4]、ドイツ・2020年[5]
  • 16位(ノルウェー)[6]
  • 24位(アメリカ)[7]
  • 30位(スイス)[8]
  • 37位(イギリス)[9]
  • キース・リチャーズ アルバム 年表
    トーク・イズ・チープ
    (1988年)
    ライヴ・アット・ザ・パラディアム'88
    (1991年)
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    トーク・イズ・チープ』(Talk Is Cheap)は、ローリング・ストーンズギタリストであるキース・リチャーズが、1988年に発表した初のソロ・アルバム。

    解説

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    1980年代後期、当時のローリング・ストーンズは、ミック・ジャガーとリチャーズの確執の激化、ミックのソロ活動の本格化により、活動の停滞を余儀なくされていた。元々リチャーズは自身のソロ活動には消極的であったが、チャック・ベリーのドキュメンタリー映画『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』のための仕事をしていた折に、自分のバンドをやってみようと考えたという[10]。そして、『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』でも共演したスティーヴ・ジョーダンを共同プロデューサーとして起用する。本作のために結成されたバンドは、メンバーが高いワインばかり飲むという理由で「The X-Pensive Winos」と名付けられた[10]

    本作のためのレコーディング・セッションでは、後にローリング・ストーンズのアルバム『スティール・ホイールズ』(1989年)に収録される「オールモスト・ヒア・ユー・サイ」の初期ヴァージョンも録音されている[10]。また、1987年秋のセッションでは、ストーンズの元メンバーであるミック・テイラーも「ストゥッド・ユー・アップ」でギターを弾いた[10]

    本作では、リチャーズが全曲でリード・ボーカルを担当しており、「メイク・ノー・ミステイク」はリチャーズとサラ・ダッシュのデュエット・ボーカルがフィーチャーされた。リチャーズがソロ名義の作品を発表するのは、1978年のシングル「ラン・ルドルフ・ラン」以来10年ぶりのことであった。本作発表から間もない1988年10月8日には、リチャーズはテレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演し[11]、本作収録曲「テイク・イット・ソー・ハード」「ストラグル」を演奏した[12]

    英米では大ヒットに至らなかったが、音楽評論家のクリス・トゥルーはallmusic.comにおいて「『トーク・イズ・チープ』を聴けば、誰がストーンズの真の音楽的有力者なのか一目瞭然である」と評している[13]。本作からの第1弾シングル「テイク・イット・ソー・ハード」は『ビルボード』誌のメインストリーム・ロック・チャートで3位に達した[7]

    収録曲

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    全曲ともキース・リチャーズとスティーヴ・ジョーダンの共作。

    1. ビッグ・イナフ - "Big Enough" - 3:17
    2. テイク・イット・ソー・ハード - "Take It So Hard" - 3:15
    3. ストラグル - "Struggle" - 4:10
    4. ストゥッド・ユー・アップ - "I Could Have Stood You Up" - 3:12
    5. メイク・ノー・ミステイク - "Make No Mistake" - 4:52
    6. ユー・ドント・ムーヴ・ミー - "You Don't Move Me" - 4:48
    7. ハウ・アイ・ウィッシュ - "How I Wish" - 3:32
    8. ロックアワイル - "Rockawhile" - 4:38
    9. ホイップ・イット・アップ - "Whip It Up" - 4:01
    10. ロックド・アウェイ - "Locked Away" - 5:49
    11. イット・ミーンズ・ア・ロット - "It Means a Lot" - 5:27

    参加ミュージシャン

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    脚注

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