コンテンツにスキップ

ダニエル・ゾヴァット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダニエル・ゾヴァット
Daniel Zovatto
本名 Daniel Zovatto Blanco
生年月日 (1991-06-28) 1991年6月28日(33歳)
出生地 コスタリカの旗 コスタリカサンホセ
身長 185
職業 俳優画家
ジャンル 映画
活動期間 2012年 -
配偶者 タラ・ホルト(2017年 - )
主な作品
映画
イット・フォローズ
ドント・ブリーズ
『ヒットマン ザ・プロフェッショナル』
ヴァチカンのエクソシスト
テレビドラマ
『HERE AND NOW~家族のカタチ~』
『ステーション・イレブン』
テンプレートを表示

ダニエル・ゾヴァット・ブランコ(Daniel Zovatto Blanco, 1991年6月28日 - )は、コスタリカ出身の俳優

生い立ち

[編集]

コスタリカサンホセ出身。父親はアルゼンチン出身の政治学者ダニエル・ゾヴァット・ガレット。母親はコスタリカのテレビ司会者シルヴィア・ブランコで、母親の仕事から俳優業に興味を持った。幼い頃にスタンリー・キューブリックの映画『シャイニング』を見ている最中に父親におどかされ、以来ホラージャンルを愛好するようになる。「ダニー」という愛称で呼ばれることを好む[1]が、これはこの映画の主演子役ダニー・ロイドに因んでいると言われる。
年の離れた異父姉が二人いる[2]
幼い頃から絵が好きで画家としても活動しており、2016年には初の個展『Mi Pequeña Realidad』(スペイン語で「私の小さな現実」)をロサンゼルスで開いた[3]。以後何度か個展を開催している。
2017年頃から女優のタラ・ホルトと交際しており、2023年3月には結婚式の様子がホルトのInstagramに公開された。2024年2月、ホルトは長女カヤの出産を公表した。

キャリア

[編集]

俳優を志してニューヨークに移住し、小規模な短編映画に出演した後ロサンゼルスに戻る。 2013年の『Beneath』で人食い怪魚に襲われるティーンの役を演じ長編映画デビュー。以後、キーラ・ナイトレイ主演のロマンティック・コメディ映画『アラサー女子の恋愛事情』(2014)や、ホラー映画『イット・フォローズ』(2014)、『ドント・ブリーズ』(2016)など評価の高い映画に次々出演し注目される。その後『ヒットマン ザ・プロフェッショナル』(2020)などで主役を射止め、ラッセル・クロウと共演した『ヴァチカンのエクソシスト』(2023)日本公開後は、プロデューサーであるジェフ・カッツ英語版と共にSNS上でファンと日本語でコミュニケーションを取り話題を呼んだ[4]
テレビドラマでも活躍しており、『HERE AND NOW~家族のカタチ~』(2018)ではティム・ロビンスらオスカー俳優と共に主役の一人であるゲイの青年役を演じたほか、ジョン・ローガンが脚本を務める日本未公開のドラマ『Penny Dreadful: City of Angels』(『ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜』(2014)のスピンオフ作品)では主人公に抜擢。1938年のロサンゼルスを舞台に、被差別人種である自身のアイデンティティと、体制側である警察の職務の間で葛藤する若き刑事を好演した。
2019年には第36回マイアミ映画祭協賛の元、バラエティ誌の選ぶ「10人の注目すべきラテン系人物」賞に選ばれた[5]
2021年のドラマ『ステーション・イレブン』での預言者役は特に高い評価を受け、エグゼクティブ・プロデューサーのスコット・シュタインドルフ英語版はゾヴァットを「ハリウッド最高の若手俳優の一人」と絶賛。2023年にはアナ・ケンドリックたってのオファー[6]を受けて映画『アイズ・オン・ユー』で実在の連続殺人鬼を演じたほか、2024年にはケビン・コスナーの新作ホラー映画にキャスティングされていることが発表された[7]

主な出演作品

[編集]

映画

[編集]
公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2012 (邦題なし)
The Return
セバスチャン 短編映画
(邦題なし)
55 Days
ラファエル 短編映画
2013 (邦題なし)
Beneath
ジョニー
(邦題なし)
Innocence
ネイルス・ハーシュ
2014 アラサー女子の恋愛事情
Laggies
ジュニア
イット・フォローズ
It Follows
グレッグ・ハニガン 福山潤
2016 ドント・ブリーズ
Don't Breathe
マネー 江口拓也
2017 レディ・バード
Lady Bird
ヨナ・ルイス
私とあなたのオープンな関係
Newness
オーレン 稲垣拓哉
2019 (邦題なし)
Vandal
ニック・「ダメージ」・クルーズ ノミネート - イマジェン・アワード: テレビ男優賞 (2022)
2020 (邦題なし)
Heavy
セブン
ヒットマン ザ・プロフェッショナル
Flinch
ジョーイ・ドイル 岩崎諒太
2023 ヴァチカンのエクソシスト
The Pope's Exorcist
トマース・エスキベル神父 田部圭祐
2024 アイズ・オン・ユー
Woman of the Hour
ロドニー・アルカラ Netflixオリジナル作品 小松史法
TBA 邦題未定
Headhunters

テレビドラマ

[編集]
公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2014 エージェント・オブ・シールド
Agents of S.H.I.E.L.D.
シス・ドーマー ゲスト出演
リベンジ
Revenge
ギデオン・ルマーシャル 3期最終話、4期1、2話
2015 (邦題なし)
Brooklyn Animal Control
ドノヴァン・クリーン 1期1話
2016 フィアー・ザ・ウォーキング・デッド
Fear the Walking Dead
ジャック 2期1話(声の出演)、4、5話
(邦題なし)
The Deleted
ローガン
フロム・ダスク・ティル・ドーン ザ・シリーズ
From Dusk till Dawn: The Series
トミー 3期4話
2017 ディメンション404
Dimension 404
ザック 2話
2018 HERE AND NOW ~家族のカタチ~
Here and now
ラモン・ベイヤー=ボートライト ノミネート - イマジェン・アワード: テレビ助演男優賞 (2018) 染谷俊之
2020 (邦題なし)
Penny Dreadful: City of Angels
サンティアゴ・ヴェガ
2021 ステーション・イレブン
Station Eleven
預言者 Pena de Prata: 限定シリーズ部門ベストアンサンブル賞 (2022) 安元洋貴


脚注

[編集]

外部リンク

[編集]