シュヴルーズ
Chevreuse | |
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行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | イル・ド・フランス地域圏 |
県 (département) | イヴリーヌ県 |
郡 (arrondissement) | ランブイエ郡 |
小郡 (canton) | 小郡庁所在地 |
INSEEコード | 78160 |
郵便番号 | 78460 |
市長(任期) |
クロード・ジェノ (2008年-2014年) |
人口動態 | |
人口 |
5 713人 (2008年) |
人口密度 | 426人/km2 |
住民の呼称 | Chevrotins |
地理 | |
座標 | 北緯48度42分30秒 東経2度02分21秒 / 北緯48.7083333333度 東経2.03916666667度座標: 北緯48度42分30秒 東経2度02分21秒 / 北緯48.7083333333度 東経2.03916666667度 |
標高 |
最低:72 m 最高:174 m |
面積 | 13.42km2 |
公式サイト | Chevreuse.fr |
シュヴルーズ (Chevreuse)は、フランス、イル=ド=フランス地域圏、イヴリーヌ県のコミューン。2007年の花のまちコンクールで2つ花を獲得している[1]。
地理
[編集]シュヴルーズはエソンヌ県と接しており、シュヴルーズの谷の中にある。ロドン川と合流する前のイヴェット川のほとりにあり、パリの南西28kmの地点にある。コミューンの領域はオート・ヴァレ・ド・シュヴルーズ地域圏自然公園に含まれている。この地域圏自然公園には51のコミューンが含まれており、シュヴルーズはその中心地である。シュヴルーズはパリ西方のパリ都市圏に含まれる谷の最後のコミューンである。
谷の底の部分にシュヴルーズの中心部があり、まちの北側にラ・マドレーヌ城がたつ。イヴェット川がコミューンの西から東へ流れる。
交通
[編集]- 道路 - 県道が2本通じる
- 鉄道 - ソー線のサン=レミ=レ=シュヴルーズ駅
歴史
[編集]シュヴルーズの名は「ヤギの国」(pays de chèvres)やde chevreuilsを想起させる。村は980年に初めて教皇勅書の中で記述され、Cavrosaと記された。
ラ・マドレーヌ城はかつてパリの防衛を司る城群の1つであった。
10世紀、シュヴルーズ領主はルイ肥満王とモンフォール=ラモーリー伯に対する戦争を支持した。11世紀、シュヴルーズ領主ギィ1世が村を見下ろす場所に城の建設を始めた。これがラ・マドレーヌ城である。1030年から1090年にかけて建設されたダンジョンは疑い無くギィ1世の命令によるもので、当時は木製の柵に囲まれていた。1146年前後、12世紀には城壁があった。村は拡張した。カーテンの工房や皮なめしの工房はこの頃からのものである。村は城壁で囲まれていた。
フィリップ4世時代の1304年、シュヴルーズ領主は、フランドルのモンスの戦いにおいて王の旗持ちを務めていた。1306年と1308年にフィリップ4世はシュヴルーズに滞在している。
1414年、ブルゴーニュ公がシュヴルーズを占領した。しかし1417年にタンギィ・ド・シャステルがブルゴーニュ軍を追い出し、略奪を行った。ブルゴーニュ公も滞在した城は、パリ入城時のイングランド王ヘンリー4世軍がのちに使用した。シュヴルーズのまちは領主から一定の自治を獲得していた。
百年戦争中のシュヴルーズは1438年までイングランドの支配下にあった。
フランソワ1世の愛妾アンヌ・ド・ピスルー・デイリーの夫、ジャン4世・ド・ブロスが、1545年にシュヴルーズ領主となり、シュヴルーズ公とされた。
1555年、ダンピエールとシュヴルーズをロレーヌ枢機卿が購入した。ダンピエールはシュヴルーズ公の居住地となった。1627年にシュヴルーズ公位は領地の変更なしに称号貴族の爵位となった。1693年、ルイ太陽王がヴェルサイユ庭園を拡張するためシュヴルーズ荘園を獲得したが、最終的にはサン=シールの貴族女性学校に荘園の一部を与えた。一帯はフランス革命までサン=シールのものだった。
現在ラ・マドレーヌ城の一部が復元されている。シュヴルーズは現在主として住宅地となっている。
人口統計
[編集]1962年 | 1968年 | 1975年 | 1982年 | 1990年 | 1999年 | 2006年 |
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2744 | 3409 | 4186 | 4811 | 5027 | 5360 | 5693 |
参照元:1962年までEHESS[2]、1968年以降INSEE[3][4]
姉妹都市
[編集]脚注
[編集]- ^ Palmarès du Concours des villes et villages fleuris dans les Yvelines
- ^ "Des villages de Cassini aux communes d'aujourd'hui". site de l'École des hautes études en sciences sociales. 2011年4月28日閲覧。
- ^ "Évolution et structure de la population (de 1968 à 2007)" (PDF). Insee. 2011年4月28日閲覧。
- ^ "Recensement de la population au 1er janvier 2008". Insee. 2011年4月28日閲覧。