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ザ・イレヴンス・ハウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ザ・イレヴンス・ハウス
The Eleventh House
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル フュージョン
ジャズ・ファンク
活動期間 1973年 - 1976年
2015年 - 2017年
レーベル ヴァンガード・レコード
アリスタ・レコード
429レコード
旧メンバー ラリー・コリエル
ランディ・ブレッカー
マイク・マンデル
ダニー・トリファン
ジョン・リー
アルフォンス・ムゾーン
マイケル・ローレンス
日野皓正
ジェリー・ブラウン
ミュラリ・コリエル

ザ・イレヴンス・ハウスThe Eleventh House)は、ギタリストのラリー・コリエル率いる1970年代の重要なフュージョン・グループである[1]。バンドは1973年に結成され、1976年に解散した。マハヴィシュヌ・オーケストラウェザー・リポートリターン・トゥ・フォーエヴァーなどのバンドとともに、ザ・イレヴンス・ハウスは1970年代半ばの先駆的なジャズ・ロック・バンドのひとつと見なされている。ラリー・コリエル以外のバンドに選ばれたメンバーは、トランペットのランディ・ブレッカー、マイク・マンデル(キーボード)、ダニー・トリファン(ベース)、ドラムのアルフォンス・ムゾーンであった[1]

バンドは1973年に『ラリー・コリエル & ザ・イレヴンス・ハウス』というタイトルの最初のアルバムを録音し、1974年に『Larry Coryell & The Eleventh House At Montreux』と『Level One』の各アルバムが続いた[2]。1975年には、『Live in Europe』というタイトルの海賊版・ライブ・レコーディングもリリースされた。

1974年、ブレッカーはトランペット奏者のマイケル・ローレンスに、トリファンはベーシストのジョン・リーに交代した。1975年にドラマーのムゾーンがバンドを去った後、ジェリー・ブラウンが加入した。1976年の彼らの最後のフォーメーションは、よりホーン主導によるファンクの文脈を求めた結果、日本のトランペット奏者である日野皓正がローレンスと交代した。アルバム『アスペクツ』へのブレッカー・ブラザーズのゲスト参加は、このコラボレーションの結果であった。

1977年、コリエルとムゾーンは、よりロック・ギター指向のフュージョン・バンドで再会した。それは「コリエル / ムゾーン・バンド」と名付けられ、ベースにはジョン・リー、セカンド・ギターにはフィリップ・キャサリンが参加した。彼らは、アトランティック・レコードで『未来への再会 (Back Together Again)』という名の注目すべき1枚のアルバムをリリースした。彼らは後に、ベーシストのミロスラフ・ヴィトウスを含むメンバーを交代させ、最終的に解散するまで、さまざまなロックまたはジャズの演奏を行った。

ザ・イレヴンス・ハウスのメンバーであるコリエル、ムゾーン、マンデル、リーは、1984年に『The 11th House』と呼ばれるかなり商業的なアルバムを録音した。

1998年に、ザ・イレヴンス・ハウスは再結成され、1999年末まで世界中をツアーして回った。それまでに、ザ・イレヴンス・ハウス・リユニオン・バンドは、ギターのコリエル、トランペットのブレッカー、ベースのリチャード・ボナまたはジェフ・バーリン、ドラムのムゾーンで構成された。1999年には、元メンバーのジョン・リーがバンドに参加し、セカンド・ギターでコリエルの息子のジュリアン・コリエルも参加、また、トランペッターの大野俊三またはサクソフォーンのドナルド・ハリソンがブレッカーに取って代わった。

バンドは2015年にいくつかのライブ・コンサートのために再会し、2017年2月19日にコリエルが亡くなる前にスタジオ・アルバム(『セブン・シークレッツ』)を録音した[3]

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • 『ラリー・コリエル & ザ・イレヴンス・ハウス』 - Introducing The Eleventh House with Larry Coryell (1974年、Vanguard)
  • Level One (1975年、Arista)
  • 『アスペクツ』 - Aspects (1976年、Arista)
  • 『セブン・シークレッツ』 - Seven Secrets (2017年)

ライブ・アルバム

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  • Larry Coryell & The Eleventh House At Montreux (1978年)
  • 『1975年1月~ライヴ・ラヴ・シリーズ Vol.1』 - Larry Coryell & The Eleventh House January 1975 (2014年)
  • Live At The Jazz Workshop (July 1975) (2015年)
  • The Funky Waltz (Jazz Workshop, Boston 1973) (2016年)

脚注

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  1. ^ a b Michael G. Nastos. “The Eleventh House - Biography”. AllMusic. 14 February 2015閲覧。
  2. ^ The Eleventh House - Discography”. AllMusic. 14 February 2015閲覧。
  3. ^ Larry Coryell & The 11th House Seven Secrets”. 429records.com. 25 March 2017閲覧。

外部リンク

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